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平成14年

自然体験 | 組合員レポート

ジョンさんと森で遊ぼう!ファンフォーレスト(第15回)

平成14年10月26日(土) くもりのち雨

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てっぺんから少しずつ朱色に染まり始めた木々。森を歩けば、サクサクと枯葉の音が響き、すっかり冬仕度のファンフォーレスト。あいにくの空模様にもかかわらず、10組39名の元気な家族が集まり、ツリークライミングを楽しんだ。

09:00~

受付&準備

「前から参加したかった」「ジョンさんが、身体障害者の方と一緒に、木に登ったのをテレビで見て感動した」など、期待に胸を膨らませた参加者が続々と到着。TCJ(ツリークライミングジャパン)のスタッフの指導で、各自クライミングサドルを装着して、準備万端。

10:00~

開会式

森の広場に集合した参加者が、大きな声で「ジョンさーん」と呼ぶと、頭上から「ハーイ!」という元気な返事。驚いて見上げると、木の上にジョン・ギャスライトさんの姿が。「上から見るとみんな小さいよ。木の上は別世界。とっても面白い」と言いながら、するするっと降りてきたジョンさん。みんなが拍手で迎えると「ツリークライミングにようこそ!今日は、木に登るだけじゃなくて、木と友だちになってね」と笑顔であいさつ。

←「ハーイ!」。木の上から現れたジョンさんに、みんなびっくり。
10:10~

午後のプログラムの講師&スタッフ紹介

参加者全員で輪をつくり、ジョンさんが、TCJや恵那山ネイチャーゲームの会などのスタッフと、午後からのネイチャーゲームの講師、無量小路(むりょうこうじ)清さん、無量小路共美さんを紹介。

10:15~

木のものまねストレッチ

ヒノキ、コナラ、マツ、縄文スギなど、木の気持ちになってのストレッチ。「背の高いヒノキは、風で左右、前後に揺れてクネクネ。ちょっと曲がっているマツは、上だけクニャクニャ」。ジョンさんのトークに合わせて、楽しく動いてストレッチ。体を動かしているうちに、緊張ぎみだった顔にも笑顔がこぼれ、リラックス。最後はドングリに。「初めは小さな殻に入っているけれど、周りの人がやさしく声をかけると、だんだんヒビが入って、破れるよ」とジョンさん。「パカー!」の掛け声とともに、殻から飛び出し、大きくジャンプ!

10:20~

ツリークライミング

5グループに分かれて、自己紹介した後は、これからお世話になる木にごあいさつ。スタッフから登り方の説明を聞いたら、いよいよ挑戦!途中まで登ったところにジョンさんが現れて、子どもたちをくすぐったり、背中を押してブランコをしたり。サービス精神旺盛なジョンさんに、子どもたちは大喜び。最初は緊張ぎみだった男の子も、「ジョンさーん、見てー!ヤッホー!」と大はしゃぎ。途中、疲れたお父さんやお母さんは、ツリーボート(ハンモック)に移動して、のんびりタイム。「登るときのコツはね、足の屈伸」と登り方談義に花を咲かせる家族の姿も。「下から見るのと、上から見るのじゃ全然違う」「1回登ったら、降りたくなくなるね」「途中、日が照ってきてすごく気持ちよかった。今まで味わったことのない不思議な雰囲気」。参加者は、ツリークライミングの魅力にすっかりはまった様子。

←手を離してもへっちゃらだよ。
←みんなで並んで「サイコー!」。
←ジョンさんと一緒に「ツリー!」。
12:00~

お昼

家族ごとにシートを広げて、昼食タイム。

12:45~

ツリークライミング

天候が不安定なため、時間を早めて午後の部開始。みんなの希望で、引き続きツリークライミング。午前中にコツを覚えた参加者は、次々と木に登り始めた。15分ほど楽しんだところで、雨がポツポツ降り出し、本日のツリークライミングは終了。

13:10~

ジョンさんのネイチャートーク

小屋の中に移動して、ジョンさんのネイチャートーク。カナダ育ちのジョンさんは、5歳のころから日本に来たくてしょうがなかったそう。当時のあだ名は「リトルサムライ」。23歳で初めて日本に来たときのエピソードを披露。桜餅の葉っぱを取ろうとして、ホームステイ先のお母さんにしかられたこと。飛騨高山で朴葉味噌の葉っぱを食べて、今度は隣の人に食べないよと笑われたこと。ジョンさんのユーモアあふれる話に、小屋の中は笑いが絶えなかった。

←ジョンさんの愉快なトークに、笑いっぱなし。
13:20~

ツリーハウス&ツリークライミングのスライド

ツリークライミングジャパンが誕生したときの、すてきなエピソードも教えてくれたジョンさん。「友だちになった障害のある女性が木に登ってみたいと言った。だから僕がアメリカに行って資格を取って、みんなに声をかけたね。彼女を応援しようと思ったのが始まり」。昨年は、その女性と一緒にアメリカの80メートルもある巨木に登って、木の上で一泊してきたそう。「僕がみんなに伝えたいのは、夢は絶対叶うよということ」と笑顔で締めくくった。

13:40~

ネイチャークラフト

「バンブーブー・ブーブー笛」づくり。「竹は太さによって音が違うので、好みで選んでください」という講師の無量小路清さんに、つくり方の説明を聞いて、さっそくチャレンジ。ノコギリで竹を切るのも、家族で力を合わせて。切った竹に、カッターで切り込みを入れ、ネガフィルムを差し込み接着剤で固定。さっそく鳴らしながら行進する子どもや、笛と笛をつなげて両側から吹き合う親子も。「ブーブー!」「ピー!」。まるで、あひる小屋にまぎれ込んだようなにぎやかさ。仕上げに、マジックペンでカラフルな模様を描き込んだり、首から下げられるようひもを通せば、出来上がり!完成した後は、講師の無量小路共美さんが用意した干菓子と、温かいお茶で、ほっと一休み。

←いい音が鳴るかな?
14:40~

作品写真撮影

小屋の外に出て記念撮影。すっかりブーブー笛が気に入った参加者は、鳴らしながら移動。中には、笛の音で家族を呼び寄せるおちゃめなお母さんも。ジョンさんの合図で、家族ごとに演奏した後は、全員で合奏。雨露に濡れ、しんと静かな森に笛の音が響いた。

14:55~

証明書授与

「最後にみなさんに差し上げたいものがあります」と言ってジョンさんが取り出したのは、今日の日付とジョンさんのサイン入りの証明書。「これは、大きな木に登って成功した、うれしかったという証明です」とジョンさん。参加者は口々に「気持ちよくて、降りたくなかった」「木登りは昔よくやった口。でもツリークライミングは、それとは違う発想で、予想以上にすてきでした」と感想を語り、証明書を受け取った。

←家族ごとに、ジョンさんから証明書が手渡された。
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