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インターネット公開文化講座

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季節のおしゃれ料理を素敵にテーブルコーディネート

郷土料理研究家
栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰
伊藤 華づ枝

アフタヌーンティーを楽しむテーブル  ~ひとくちで食べられる貴婦人のお菓子~

午後のティータイムを手作りのスコーンで優雅に

★手作りのティースコーン

「この季節には絶対これが食べた~い」「こんなおもてなしをしたい!」「ミニパーティーを開いて、みんなをアッと言わせたい」など、だれもが願うことではないでしょうか。
このページでは、季節のおしゃれ料理と手軽にできるテーブルコーディネートのコツを、アバイスしております。

第2回目は、優雅なアフタヌーンティータイムを過ごすためのテーブル作りの知識と、このテーブルに欠かせないスコーンの作り方をご紹介します。



1. アフタヌーンティーとは
  イ ギリスのティータイムのひとつで、午後3時から午後5時頃の間に行うものを言います。19世紀の半ば頃、夕食(当時のイギリスの夕食は午後8時過ぎだっ た)までの長い時間に空腹を埋めるためのアイデアとして貴婦人たちの間で始まり、たちまちイギリス全土にひろがったのが、今日のアフタヌーンティーの始ま りとされています。
   
2. テーブルコーディネートの基本
  単 にテーブルを華やかにセッティングするだけでなく、主人公である女主人のすべての教養が問われる場であり、何かテーブルの上に物語があるかのように整える ことが大切とされています。使いやすく品の良いティーカップやポット、ケーキスタンド、柔らかなレースのテーブルクロス、華やかなテーブルフラワーも用意 できると良いですね。(写真参照)
   

3.

紅茶とお菓子について
  当時のイギリスでは、上流階級では良質の茶葉でしっかりと濃いお茶をいただき、庶民は薄い紅茶にミルクをたっぷり入れたミルクティーを飲んでいました。
私達が家庭で気軽に楽しむティーパーティーは、特別に高価で貴重なお茶でなくても良いのですが、主役の「お茶」ですから、新鮮な香り高い紅茶を選びましょ う。最近流行の中国茶を用意するのも話題のひとつとなるのではないでしょうか。
伝統的なアフタヌーンティーには、食べきれないほどのお菓子をたっぷり用意するのがマナーとされていて、お菓子はすべて小さなサイズで焼き菓子やスコー ン、ひと口サイズのフィンガーサンドイッチなどを用意したようです。しかし、家庭で手軽に楽しむティータイムでは、スコーン(手作りジャムを添えると良 い)やサンドイッチなどを手作りとし、残りは市販のケーキを利用するのもひとつの方法です。
それでは、このページを参考にしていただいて、素敵なティーパーティーで、あなたの魅力が更に増すことを祈っております
   

アフタヌーンティースコーン

A 小麦粉 220g
ベーキングパウダー 大さじ1
砂糖 30g
バター 60g

B

1コ
生クリーム 1/2カップ
牛乳 少々
打ち粉 適宜
生クリーム(泡立て) 1/2カップ
マーマレード 適宜
<作り方>
(1) ボウルに(A)を混ぜ合わせます。
(2) (1)に冷蔵庫から出したてのバターを
手でほぐすようにして加えます。
(3) (2)に(B)を加えてさっくり合わせます。
(4) (3)を冷蔵庫で20分程休ませます。
(5) 打ち粉をして(4)を8~12等分し、手で平たく丸く形作り、上に牛乳を塗ります。
(6) (5)をオーブンシートにのせて、160~170度のオーブンで約20分位焼きます。
(7) 熱々のスコーンに泡立てた生クリームやマーマレードをつけて召し上がります。
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