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インターネット公開文化講座

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季節のおしゃれ料理を素敵にテーブルコーディネート

郷土料理研究家
栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰
伊藤 華づ枝

羊に誘われて・・・草の香りが漂う春の食卓  ~トーキンググッズの活用法~

お庭で楽しむ若草色のテーブル

★チキンのオレンジソース

「この季節には絶対これが食べた~い」「こんなおもてなしをしたい!」「ミニパーティーを開いて、みんなをアッと言わせたい」など、だれもが願うことではないでしょうか。 このページでは、季節のおしゃれ料理と手軽にできるテーブルコーディネートのコツを、アバイスしております。

第9回目は、のどかでやすらぎのある春のコーディネートを、トーキンググッズの役割も含めて、ご紹介したいと思います。



自然を感じながら心身のリフレッシュを
温かな陽気に誘われて、つい外へ出たくなる季節がやってきました。今月は、ベランダやお庭でブランチ(又は少し早い夕食)を楽しむコーディネートです。さわやかな風を感じながら囲む食卓は、とても心地良く、心身ともにリフレッシュできること間違いありません。
今回の器は、淡いグリーンを取り合わせ、その下には枯木をよせて作ったランチョンマットを敷いてみました。このランチョンマットには、食事を楽しむ時に テーブルの雰囲気を変えるという、重要な役割があります。その日の気分や献立・来客に合わせて活用したいものです。
さて、色にはそれぞれが持つイメージがあることを、先月お話いたしました。今月はグリーンを中心に、枯木のランチョンマットや竹の柄のカトラリーなどの自 然素材を取り入れ、春の息吹を感じさせるナチュラルで素朴な印象に仕上げてみました。
そして、このテーブルの中でもひときわ目を引く「チキンのオレンジソース」をご紹介します。鮮やかな黄色のソースは、草原の中に咲く美しい花を連想させま すね。さわやかなオレンジの香りと酸味は、新年度を迎えてピンと張り詰めていた緊張をときほぐし、穏やかな気持ちにさせてくれるでしょう。
 
トーキンググッズで話題作り
今 回は、メリーさんの羊(写真中央)をトーキンググッズとして置いてみました。トーキンググッズとは、話題を提供したり、食卓のストーリー性を演出するため のいわば「お話のタネ」。本日のテーマは、羊に誘われて・・・フレッシュな草の香りのする春の食卓。のどかで温かく、心なごむ雰囲気です。皆様もこのコー ディネートを参考にしていただいて、食卓を囲んで楽しい会話のもと、親交を深められることをお祈りしております。
 
鶏肉のオレンジソース
<材料・4人分>
鶏むね肉(1枚・230g) 2枚
小さじ1/2強
粗挽きこしょう 少々
サラダ油 適宜
オレンジ 1コ
砂糖 大さじ3
大さじ2
白ワイン 3/4カップ
オレンジ(汁) 1コ分
バター 大さじ1・1/2
少々
水溶きコーンスターチ
(又はかたくり粉)
大さじ2~3
青菜(クレソンなど) 1束
<作り方>
(1) 鶏肉は(A)をふり、フライパンに油を入れて皮目からこんがりと焼き、裏返してフタをし、10分間位蒸し焼きにします。
(2) 焼き上がったら(1)をアルミ箔に包んで15分間位置いて、肉の旨味を封じ込めます。
(3) オレンジ1コは皮をむいて白い部分を除き、ごく細いせん切りにしてサッとゆで、果肉は袋からはずします。
(4) フライパンに(B)を入れてカラメルソースを作り、白ワインとオレンジの絞り汁(種がある場合は漉します)、(C)と(3)を入れて煮込みます。煮汁にコーンスターチでとろみをつけます。
(5) (2)の鶏肉を薄く切り、(4)のオレンジソースをかけます。
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