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インターネット公開文化講座

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季節のおしゃれ料理を素敵にテーブルコーディネート

郷土料理研究家
栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰
伊藤 華づ枝

クリスマスを迎えるコーディネート  ~聖夜のホームパーティー~

フライパンで作る本格パーティー料理

★和風ローストビーフ

「この季節には絶対これが食べた~い」「こんなおもてなしをしたい!」「ミニパーティーを開いて、みんなをアッと言わせたい」など、だれもが願うことではないでしょうか。
このページでは、季節のおしゃれ料理と手軽にできるテーブルコーディネートのコツを、アバイスしております。

第5回目は、クリスマスの雰囲気を盛り立てる色使いの工夫を、ホームパーティーにふさわしい贅沢な一品と共にご紹介します。



クリスマスカラーを使って
  12月に入り、街は緑や赤、白のクリスマスカラーに染まりました。緑は「永遠の命」と「平和」を、赤は「太陽」と「キリストの流した血」を、そして白は「純潔」と「雪」を表していると言われています。
もともとクリスマスは一年の実りを感謝し、家族の幸せを願う行事です。日本では冬至を迎え、寒さ厳しいこの時期、これから訪れる春への希望を胸に家族や友 人が親交を深めるひと時が「クリスマス」と、お考えいただいたらよろしいのではないでしょうか。
今月のコーディネートは、緑のクロスに白の皿、所々に赤を効かせた基本のクリスマスカラーでまとめました。12月には、やはりこの3色が欠かせません。同 じ色の組み合わせでも、今回の写真のように緑の割合が多い場合は、シックで落ち着いた印象を与えますし、クロスを赤に変えて赤の割合を多くすると、明るく てかわいい雰囲気になります。その日の気分やお招きするお客様のイメージに合わせて、コーディネートをお楽しみください。写真は、基本の3色に「金」の小 物を加えて華やかさを増し、松笠や木の実など自然のものをアレンジして、素朴な温かさを表現しました。
 
ローストビーフでおもてなし
テーブルの準備が整ったところで、続いて料理の準備を始めましょう。今年こそ友人を招いて、手作り料理でもてなしたいとお考えの方に必見!パーティーのメ インディッシュ「本格的ローストビーフ」をご紹介します。オーブンがなくても、高い牛肉でなくても大丈夫。フライパンひとつで簡単にできる、私のおすすめ 料理です。写真中央にある手でつまめるカナッペ、サーモンとキノコのクリームパスタもパーティーにはピッタリです。
ローストビーフとカクテル(スプモー二)の赤が緑のクロスに映え、聖夜にふさわしいコーディネートの完成です。このコーディネートを参考にしていただい て、今年のクリスマスが皆様にとって忘れられない特別なとなられることをお祈りしています。
 

和風ローストビーフ
<材料・4人分>
牛肉(サーロイン・塊) 600g
塩・こしょう 少々
大さじ1
A みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
和風だしの素 小さじ1
わかめ 適量
クレソン 12本
粒マスタード 大さじ2
<作り方>
(1) 肉に塩、こしょうをふってよくすり込みます。
(2) フライパンに油を熱して(1)を強火で転がしながら表面を焼き、(A)を一気にまわしかけます。
(3) (2)にふたをピッチリとして弱火で11~12分位蒸し焼きにし、肉を取り出します。(途中で1回ひっくり返します。
(4) (3)の煮汁を煮詰めてソースを作ります。
(5) 熱湯を通してひと口大に切ったわかめを器に盛り、薄切りにした肉をのせて(4)をかけ、クレソンとマスタードを添えます。
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