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季節のおしゃれ料理を素敵にテーブルコーディネート

郷土料理研究家
栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰
伊藤 華づ枝

暑い夏をサラッと手抜きで  ~普段のおかずをもてなし風に盛る~

夏を涼しく過ごすメニュー

★冷やし鉢★あなごご飯★鮎の塩焼き

おいしい料理は、食器の選び方や盛り付けの仕方が良いと、一層おいしく感じられるものです。また、素敵なテーブル作りは、季節感を取り入れるコーディネートが、第一ポイントと言っても言い過ぎではないでしょう。

このページでは、季節のおしゃれ料理と手軽にできるテーブルコーディネートのコツを、アドバイスしたいと思います。

第1回目は、暑い夏をサラッと手抜きしながらも、盛り付けを工夫することで、清涼感あふれるテーブルにするコツをご紹介したいと思います。



1. 全体のイメージを描く
  おじいちゃんやおばあちゃんを招いて、縁側で涼風にあたりながらの食事のイメージならば、すだれ(写真参照)をテーブルクロス代わりに利用する・・・などの工夫を。涼しさを出す淡い緑や水色のクロスを使うことも良いのではないでしょうか。
   
2. 立体的な盛り付けが、もてなし料理のイメージを高める
  テーブルに料理をベタッと平面的に並べるのではなく、ワイングラスや花などで立体感を出すと、動きのあるテーブルに。暑い夏には花に緑を多く使い、台所のザルに野菜や草花を盛り合わせて、くつろげる雰囲気にするのも効果的です。
また、氷で冷たさを演出すると清涼感が出ます。テーブル中央の冷やし鉢の写真は、二重鉢になっていて、まわりのガラスの鉢には、たっぷりの氷が敷き詰めて あります。おしぼりもいつものタオル地に変えて、日本手ぬぐいを使用すると、季節感の表現に役立ちそうです。
   

3.

いつもの料理を器の工夫でおしゃれに
  和食器に洋食を盛ったり、反対にしてもおしゃれ。今回のコーディネートのように、ビールをワイングラスでいただくというのもひとつのポイントではないでしょうか。
   
  このページを参考にしていただいて、さらにあなたの食卓がセンスアップされますようにお祈りしています!


落とし卵の冷やし鉢
<材料・4人分>
4コ
A 4カップ
小さじ1強
大さじ1強
なす 2本
わかめ 適宜
みつ葉 1束
そら豆 8粒

ポン酢しょうゆ 1カップ
大根卸し 150g
ラディッシュ 8コ
<作り方>
(1) なべに(A)を煮立て、卵を静かに流し入れて中火で7~8分間ゆで、氷水にとって冷やします。
(2) なすは強火で焼いて皮をむきます。
(3) わかめは戻して熱湯をサッと通し、みつ葉は結んでゆで、そら豆もゆでます。
(4) 器に氷を盛り、(1)~(3)とラディッシュを美しく盛ります。
(5) ポン酢に卸し大根を添えて、つけながらいただきます。
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