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季節のおしゃれ料理を素敵にテーブルコーディネート

郷土料理研究家
栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰
伊藤 華づ枝

ひなまつりの桃色テーブル  ~漆器の取り扱い方~

ひなまつりはロマンティックに

★わかさぎの南蛮漬け

「この季節には絶対これが食べた~い」「こんなおもてなしをしたい!」「ミニパーティーを開いて、みんなをアッと言わせたい」など、だれもが願うことではないでしょうか。 このページでは、季節のおしゃれ料理と手軽にできるテーブルコーディネートのコツを、アバイスしております。

第7回目は、ひなまつりのコーディネートを漆器の取り扱い方とともに、ご紹介したいと思います。

桃の節句は乙女心の演出
立春を迎え、春の訪れに胸が高鳴る季節。「桃の節句(3月3日)」は、平安時代から「上巳の節句」(厄除けの行事をしたところから)と呼ばれ、女の子の健 康と安全をお祈りする行事として親しまれています。そんな女の子のおまつりにふさわしく、今月はかわいらしいコーディネートに仕上げてみました。女友達を 誘って、ホームパーティーはいかがでしょうか。まずは大きな朱塗りの折敷で華やかに。純白とピンクの器、レースを合わせ、清楚な雰囲気を表現しました。ち りめんをひざ掛けがわりに使うなど、おもてなしの配慮も忘れずにしたいものですね。このワンポイントの黒(写真手前)が、甘い色合いのテーブルを引き締め てくれています。そして、写真奥のお重には、以前ご紹介した「かにみそご飯」を盛り付けました。ご紹介のわかさぎの南蛮漬けは、作り置きができますので、 わが家では急なお客様の時に大活躍。甘酸っぱい味つけで、ちょっぴり切ない乙女心を演出してください。。
 
注意したい漆器の取り扱い
  漆器はとても丈夫で長持ちする塗り物です。いつまでも上品な色と艶を保つために、いくつか気をつけたい点がありますので、ご参考になさってください。
★ タワシや、かたいスポンジでこすらない
★ 直射日光や熱湯を避ける
★ 電子レンジ、食器洗浄機、冷蔵庫には使用しない
★ 洗う時は、さらしの布巾など、やわらかい布でふき取るようにそっと
「もったいない」と大事にしまっておくより、適度に使用して湿気を与えることが大切です。よく使い込んで手入れされた漆器は、新品よりも美しいほど。やさ しく扱って、この日本が誇る美しい伝統工芸品と末長くお付き合いしてください。このコーディネートを参考にしていただいて、ほんのりピンク色の幸せを感じ る桃の節句となられることを、お祈りしております。
 
わかさぎの南蛮漬け
<材料・4人分>
わかさぎ(大) 20匹
小麦粉 適宜
揚げ油 適宜
ねぎ 1本
赤唐辛子 1本
A 1/4カップ
しょうゆ 1/4カップ
砂糖 1/4カップ
みりん 1/4カップ
1/4カップ
<作り方>
(1) わかさぎは指で尾の方に向けて軽くしごいて砂を出し、塩水で洗います。
(2) (1)の水けをおさえ、薄く小麦粉をまぶしてカラリと揚げます。
(3) ねぎは3~4センチ長さのブツ切りにし、網で焦げ目がつく位に焼きます。
(4) なべに(A)を煮立てて赤唐辛子を加え、(2)と(3)を漬け込みます。
(5) 味がなじんだら、召し上がります。
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