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郷土の特産品でオシャレな家庭料理を

郷土料理研究家
栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰
伊藤 華づ枝

アサリのジョン(韓国風お好み焼き)

このページでは、郷土の特産品を使った、オシャレで楽しい家庭料理を紹介しております。 今月は、「アサリ」を使った韓国風のお好み焼きです。

私は生徒から「先生のような料理研究家は、いつもおいしいものを食べ歩けて、いいわね」と よく言われます。その通り。「研究」を御旗に掲げて、日本中はもちろん、海外へもしばしば足を運びます。

特に好きな素材が、魚介類です。「水ぬるむ季節」になると、断然おいしくなる貝類。 中でも「アサリ」は、貝類の中でもなじみが深く、最も普通に採れることから、「漁(あさ)る」が その名の由来とも、浅瀬で採れることから「浅利」と記されたとも言います。 早速、知多半島へ出かけることにしました。

愛知県の沿岸地域には干潟や浅場が多く、アサリが生育する条件に恵まれています。 こうしたこともあって、愛知のアサリ類の生産量は、平成8年から全国第1位となっています。

酒蒸し、みそ汁、ぬた、かき揚げ、佃煮、アサリ飯など、さまざまな料理がありますが、 どの場合も、くれぐれも火を通し過ぎないようにすることが大切と、地元の人から教わりました。 長時間加熱すると、身がしまって、肉質が固くなるからです。

ワインや酒を、下味や加熱時に使用することも、柔らかく仕上げるポイントとなるようです。

地元でとれたてのアサリを買い込んで来ましたので、 今夜は韓国風のお好み焼き=ジョン(チヂミとも言う)を作ることにしましょう。

以前に行った韓国で食べて、試作を重ねた結果、本場に近い味に仕上がったものです。

アサリのジョン(韓国風お好み焼き)
<材料・大2枚分>
ムキアサリ 100g
A 小さじ1
少々
万能ねぎ(細口) 1/2束(50g)
1コ
水(またはだし) 1カップ
小麦粉 1・1/2カップ(150g)
しょうゆ 小さじ1/2
少々
和風だしの素 小さじ1/2
ごま油 適量
糸とうがらし(または一味とうがらし) 少々
C ぽん酢しょうゆ 適量
白ごま(炒る) 適量

<栄養価計算数値・1人分>
エネルギー:395kcal
たんぱく質:14.3g
脂質:4.6g
塩分:2.4g
<作り方>
1 アサリは塩水で洗って(A)で下味をつけ、万能ネギは4~5センチ程のザク切りにします。
2 ボウルに卵を割りほぐして、分量の水を入れ、卵水を作った中に小麦粉を加えて混ぜ合わせ、(B)で調味します。
3 ②に①を加えて混ぜ合わせます。
4 フライパンにごま油を熱し、③の1/2量を入れてうすく広げ、その上にとうがらしを散らして中火で約5分間焼きます。
5 ④をひっくり返して軽くおさえて焼き上げます。
6 ⑤を食べやすい大きさに切って、好みで(C)のタレをつけて召し上がります。
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