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暮らしに役立つ筆跡診断

日本筆跡診断士協会認定 筆跡診断士
滝口 弓美子

実際に書いてみましょう

前回、筆跡を変えること(筆跡改善)によって、行動傾向を変えることができるというお話をしました。理想の姿を描く前に、今回はまず、今の自分の行動傾向をつかむべく、<今の自分>の筆跡データを用意してみましょう。
字の上手い、下手は筆跡診断においては関係ありませんので、普段の通りに書いてみましょう。緊張して、普段通りに書けないわという方もいらっしゃると思いますが、そこに現れた文字は、あなたが緊張したときにでる行動傾向が反映されるはずです。大人ならば、誰でもいくつかの顔、多面性を持っていますし、気分、体調によっても変わります。それがそのときに書いたときの自分の姿ですから気にせずに書いてみましょう。
★ハガキに(本物のハガキではなくても大きさ、形式が同じならばOKです)、↓の宛先を書いてみてください(縦書でも横書でも構いません)。
〒430-0923

静岡県浜松市小池町1−4−6 仲島ビル3階

滝口 理奈子 様
↑の宛先は、たった30文字前後ですが、これだけで多くの行動傾向を診ることができます。 『静』『岡』などの一文字一文字にも特徴が表れますし、文字の並び方やスペースの使い方にも深層心理が反映されます。たとえば、<縦書><横書>どちらで書いてもいいという但し書きをそえましたが、このどちらを選ぶかによってもその人の考え方が表れます。全国共通サイズであるハガキを使用することによって、自分の行動が空間において、もっと大きな範囲でいうと社会においては、どういうふるまいをするのかがわかります。

自分の姿を知るということは、自分が思う姿と他人が見る姿のギャップを知ることから始まります。1日にあなたは何時間鏡をみますか?『何時間』どころか『何十分』『何分』に近いのではないでしょうか?自分のことはわかっているつもりでも、実は自分より周りの人の方があなたについてよく知っているかもしれません。外面的なことばかりでなく、同じことが内面的な性格についても言えます。自分の思う自分像と他人の見ている自分像には大きなギャップがあるかもしれません。あれこれ悩むよりも、まず、このハガキを使って、客観的に自分の行動パターンを知ることからはじめましょう。
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