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暮らしに役立つ筆跡診断

日本筆跡診断士協会認定 筆跡診断士
滝口 弓美子

『様』のへんとつくりの広さでわかる、ココロの開放度

今回は『様』のへんとつくりの広さに注目します。この空間は、エネルギーや人、情報、仕事が流れる道と考えられ、ココロの窓とも言えます。部屋の中にいて、あちこち開きっぱなしだと気になる人、あるいは締め切っているのが息苦しく感じる人がいるように、このココロの窓である、へんとつくりの開き具合によって、深層心理がわかります。

【ココロの開放度の高い開空間広型】

へんとつくりの間を広く書く心理は、窓を開いて新鮮な空気を求める感覚に通じます。この窓が広いほど、外から入ってくるものをどんどん受け入れようという気持ちの表れで、社交性高く、包容力もあり、ココロに余裕があることを示しています。オープンでおだやかな性格から人脈は広く、"来るものは拒まず、去るものは追わず"派といえるでしょう。人間関係が"広く浅く"になってしまうこともあります。
この筆跡を書く有名人は、松嶋菜々子さん、深田恭子さん、石原まき子さん、新山千春さんなど男女問わず人気のある女優さんが数多く挙げられます。また、黒柳徹子さん、中村紘子さん、ワダエミさん、谷川俊太郎さんなどの文化芸術部門を代表する方々にも、この特徴が多く見られます。

【ココロの開放度の低い開空間狭型】

一方、へんとつくりの間を狭く書くのは、ココロの窓を閉めて、あまり外界からの空気を中にいれたくないという防御姿勢が強く、自分の本心を相手に見せたくないという心理の表れです。積極的に交際範囲を広げていくタイプではなく、人間関係は狭いのですが、深い付き合いをするので、固い信頼関係が結べます。
自分のスタイルを崩さない一流タイプが多く、その代表として、岡村孝子さんや広瀬香美さんといった、自分の世界を大事にするシンガーソングライター、また、政界では小泉純一郎前総理、橋本龍太郎元総理、球界では、星野監督、松井選手、イチロー選手、高橋由伸選手など骨のある面々が名を連ねます。それぞれの世界において第一線で活躍する孤高を貫く人、特に男性に多いのが特徴です。
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