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季節のアロマテラピー

一般社団法人アロマハンドトリートメント協会代表理事
木之下 恵美 Megumi kinoshita

8月のアロマテラピー ~アロマテラピーはじめの一歩

ひとが香りの効果を生かし始めた歴史は、ひとの鼻と同じだけ古いのですが、アロマテラピーという言葉ができたのは、20世紀に入ってからのことでした。

ストレスによって、心身症(胃潰瘍や不眠や抑うつなどの病気)がひきおこされることがわかり始めたその頃、アロマテラピーという認識も世に送り出されることになりました。

もう少し詳しくお話しすると、フランスの化学者(ルネ・モーリス・ガットフォセ)が 研究室で偶発的にラベンダーのエッセンシャルオイル(精油)で火傷を 治したことが始まりとなり、このエッセンシャルオイルについての研究を行おうと試みられ、まずはその学問の名前がつけられます。それがアロマテラピー(芳 香療法)でした。

こうして1931年 アロマテラピー(芳香療法)という言葉が世界に認識されました。

アロマテラピーは、天然の植物の芳香物質であるエッセンシャルオイル(精油)を用いて、こころや身体の健康を維持・促進したり、時にはその効果を生かして、療法や治療に用いたりするものです。

難しいことは、ここまでにして・・・
8月のアロマテラピーのお話をいたしましょう!

8月はやっぱり酷暑と残暑・・・暑い、暑いと声にだせば、より暑くなりますよね。
涼しいねえ~、といえるようにアロマテラピーを使いましょう。

涼しくなる香りをひとつ・・・第1回目の今回はペパーミントについてお話しましょう

ペパーミント

  科名:シソ科  学名:Mentha piperita
抽出部位:葉  抽出方法:水蒸気蒸留法
 

ペパーミントは、ウォーターミントとスペアミントが自然に交雑してできたミントの一種です。
これは、すっきりとした香りが特徴で、乗り物酔いなどには、ハンカチに1~3滴ほど落としてゆっくりと嗅ぎます。ドライブのときなどに持っていくと便利です。
偏頭痛などにも同じ方法で用いたりします。簡単でしょ!

ゴキブリは、この香りが大きらいです。
床の雑巾がけをするときに、バケツにお水を少なめにはり、3滴ほどのペパーミントを入れて、床の隅や角を拭きましょう。
ゴキブリの通り道を通行止めにしちゃいましょう。窓の桟も忘れずに拭きましょう。

また、ペパーミントは、クールダウン効果も期待できます。
夏はお風呂は避けて、シャワーだけ・・・これでは疲れがとれません。
疲れをとって気分爽快!すがすがしいお風呂で、夏も元気に夏ばて知らずになりましょう。
手作りのバスソルトは、香料や保存剤などが入らないので、安心して使えますね。
ぬるめのお風呂に大人で5滴のペパーミントを入れての入浴は、本当に気分爽快です!
お風呂に直接、ペパーミントを入れるときは、入浴直前にいれ、よく混ぜて入ります。

精油は、水には溶けにくい性質を持っています。
そのままペパーミントを直接お風呂にいれるより、天然塩にブレンドしてからお風呂にいれると、しっかり混ざり、効果的に精油の特性を楽しめます。

作り方をお話しましょう!とっても簡単なのです。

材料(お風呂1回分のバスソルト)

ペパーミント 5滴

天然塩(死海の塩など)   30g
作り方

天然塩をガラスの容器に30g用意して、そこへペパーミント5滴を入れ、ふたをしてよく振ります。

出来上がったバスソルトは入浴直前に入れると、効果的です。

天然塩に精油を混ぜたところから数えて1ヶ月以内に使い切ります。

この分量は大人の1回分のバスソルトです。大人を50㎏以上と考えますから、お子様の場合は、その体重に合わせて減らします。また3歳以上のお子様に使用します。
赤ちゃんはもう少し大きくなってから(3歳になってから)にしましょう。
たとえば・・・25㎏~50㎏以内なら作ったバスソルトを半分ずつにわけて使います。
15㎏ならば、作ったバスソルトは4回分に分けることになります。

ここでお話した材料は、全てLavo n59°(らぼえぬ59ど)で調達できます。
アロマテラピースクール&ショップ&サロン Lavo n59°(らぼえぬ59ど)
〒460-0003名古屋市中区錦2-5-24
長者町えびすビルパート2・3階
電話:052・201・3444
営業時間:11時~20時
定休日:日曜日
HP. http://www.lavo59.com

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