文化講座
~祝いのハーブ マートル~
暑い毎日が続きます。ハーブも元気に育っていることと思います。そんな暑さの中、さわやかでかわいらしい花が咲きました。初夏から夏にかけて花が梅の花に似ているハーブ"マートル"です。このハーブ、実は私の生徒さんからお嫁入りしたハーブで、今年初めて花が咲き、"マートルの花が咲くと良いことがある"という言い伝えがあるということで今回ご紹介します。そしてお部屋にハーブの香りを漂わせる"ストローイングハーブ"についてもお伝えします。
1.マートルについて
フトモモ科 常緑樹 和名:銀梅花(ギンバイカ)、祝いの木
・ 2~3メートル程生長します。日当たりの良いそして水はけの良い場所が大好きです。
・ このマートルの小枝がかつてイギリスの結婚式のリースや花束に使われ、また、嫁ぎ先で挿し木をして幸福を願う習慣もあったそうです。そしてマートルの花が咲くと良いことがあると言われています。
薬効 | 葉に消毒作用、強壮作用 |
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楽しみ方 | 葉の色が明るい緑色で美しいので花束の材料やリース、クラフトに使います。 |
2.ストローイングハーブ
ヨーロッパでは中世のころ良い香りを漂わせるために床にハーブを撒き散らしたそうです。育てたハーブを踏んでしまうのはかわいそうですが、ヨーロッパの方ではこんな習慣があります。
木の箱に入れて楽しむと良いでしょう。
お好きなハーブで大丈夫です。
◆ 今回使用したハーブ
マートル | ローズゼラニウム | フェンネル | ローズマリー |
◆ 皆様へ
長くこのインターネット文化講座・ハーブをご覧いただいてありがとうございました。
今回が最後のテーマとさせていただくことになりました。ハーブを楽しく、より簡単に活用していただけるよう発信してきました。このハーブ講座が皆様のハーブ利用のヒントになればと思っております。ハーブは皆様のアレンジでまた広がっていきます。ぜひこれからもハーブを日々の暮らしに取り入れてみてくださいね。本当にありがとうございました。
冨田 真由美