文化講座
~南フランスの伝統的な生地 ソレイアードで小物作り~
南フランスのプロヴァンス地方には古くから伝わる「プロヴァンス・プリント」と呼ばれる伝統的な生地があります。プロヴァンス・プリントは、梨の木の版木に模様を彫り、主に植物系の染料を用いて、布地に捺染したプリント生地またはそのプリント技法を言います。独特な模様、色でとても落ち着いた生地になっています。
プロヴァンス・プリントのブランドの中でも、「ソレイアード」は、最古のプランドのひとつに数えられていて、代表的なブランドのひとつになっています。今月はこの「ソレイアード」を使ってハーブ雑貨を作ってみましょう。
1. プロヴァンス・プリント 「ソレイアード」 について
プロヴァンス・プリントは特にプロヴァンス地方の動植物をモチーフとし、アネモネ、茜、オリーブ、向日葵、ラベンダー、バラなどプロヴァンス地方に多く自生するもしくは栽培されている植物を染料とすることから、特産品としての地位を確立しています。
プロヴァンス・プリントのブランドの中でも、「ソレイアード」は最も古く、代表的なブランドのひとつになっています。ソレイアードというブランド名は、古いプロヴァンス語に由来して、「雨の後、雲間から差す一筋の光」を意味しています。
<代表的な生地>
<ソレイアード柄のマグカップ>
<ソレイアードで作った小物>
2. ソレイアードでハーブ小物作り ~セージのピンクッション~
<材料>
ソレイアード生地
コルク瓶 ...1個
手芸綿 ...適量
レースリボン
画びょう4個
その他 裁縫道具
ピンクッションの中に入れるハーブ~セージ~ ・殺菌効果が高く、また針を錆びにくくする作用があります。 |
<作り方>
(1)型に合わせて生地をカットする。
(2)ふちを一周縫う。
(3)糸を引っ張り、口を縮める。
(4)セージを入れる。
(5)手芸綿を入れる。
(6)糸を引いて、口を縮める。
(7)レースリボンの上部分を縫い、縮める。
(8)(5)の口の部分にレースリボンを取り付ける。
(9)コルクのふたの部分に画びょうで取り付ける。
(10)セージのピンクッションの完成!!