愛知県共済

インターネット公開文化講座

文化講座

インターネット公開文化講座

知っておきたい暮らしのマナー講座

全日本作法会家督
武田 冴子

金封の表書き

贈り物をする時は、目録を添えるのが正式ですが、目録を略したものが表書きです。何の目的で贈り物をするか、贈る人の気持ちを表すことが大切です。「無地のし」はさけて書くようにしましょう。

金封の種類

◇ 奉書包み 外包み、中包みの二重
◇ 斜目包み 二重と一重とあり
◇ 封筒形式 一重

奉書包み 斜目包み 封筒形式
奉書包みが丁寧な袋ですが、贈る目的、金額によって使い分けます。

基本の書き方

上段中央に贈る目的を表す言葉を書き、下段に上段より控え目の大きさで、名前をフルネームで書きます。
会社名や肩書きを書く場合は、名前の右側に小さ目に書きます。
連名で贈る場合は、3名までは表に書きます。年長、目上の人を右にして順に書きます。
多人数で贈る場合は、代表者名を書き「他何名」とか「○○課有志」などと書き、別の用紙に贈り主全員の名前を書いて、袋の中に入れます。
金額は裏側の左下に書きます。

奉書包みの書き方


外包みの表は、基本と同じですが、金額は裏の下側の折りを起して、左下に書きます。

中包み(中袋)の表に金額を書き、裏の左下に名前を書きます。

名前、住所、金額の欄が印刷されている場合は、そこに書きます。


外包み、中包み(中袋)いずれにも、名前、金額が書いてあるとわかりやすいです。

表書きの例

◇ 新年 御年賀 御年始 御年玉(目上より目下へ)
◇ 慶事 寿 御祝
◇ お礼 御礼 薄謝 謝礼 寸志(目上より目下へ)
◇ 上 なんと書いてよいか解からない場合、「差し上げます」という意味です。
◇ 弔事 仏式...御香典 御香料 御仏前
神式...御玉串料 御榊料 御神饌料
キリスト教...御花料
(註)御霊前は各宗派共通
このページの一番上へ