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全日本作法会家督
武田 冴子

年賀状

新年の挨拶をメールで交わす人もありますが、元日の朝、手にする年賀状には格別の感動があります。1年のスタートの挨拶ですので、失礼のない書き方を考えてみましょう。

はがきの表書

◇ 宛名 中央右よりに1番大きな字で、天地のバランスをとって書きます。
◇ 宛先 宛名より高い位置から少し小さ目に書きますが、宛名の「様」より下がらないように、字間をつめて書き、住所が長い場合は2行に書きます。
◇ 差出人 名前は1/2の高さより宛先と同じ大きさの字で書きます。住所は差出人名より、2、3字上から差出人名より小さい字で、字間をつめて差出人名より下がらないように書きます。
(注)差出人の住所、名前を本文の方へ書く場合は、宛名を中心に書き、宛先も左によせます。

留意点

家族ぐるみのおつきあいの無い人に、家族全員の名前を書いた年賀状を送るのは、好ましくありません。
家族全員で同じ年賀状を使用したい場合は、住所まで印刷して差出人名は各自が署名するようにします。
印刷や判でもかまいませんが、余白の部分にひと言でも書き入れるほうが、心がこもります。

年賀欠礼

◇ 喪中 親、配偶者は1年、兄弟姉妹は3ヵ月ですが、公的、私的、おつきあいの深さによって判断します。
◇ 挨拶状 11月末か、遅くとも12月初めに喪中につき、新年の挨拶を控えることを知らせますが、このとき誰の喪かを知らせます。
◇ 喪中の人へ 年賀状は出さないで、1月15日すぎに寒中お見舞いを出します。挨拶状を頂いたときに、お慰めのお手紙を差し上げてもよろしい。

 年賀状は、義理や形式的にだすのではなく、温かい心のぬくもりを1枚のはがきに託して伝えましょう。

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