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知っておきたい暮らしのマナー講座

全日本作法会家督
武田 冴子

立食パーティー

 最近はビッフェスタイルのパーティーが多くなりました。この形式の長所は、多数の人と交流が持てることです。しかし、ちょっとしたマナー違反が悪い印象を与えますので、基本のマナーを心得ておきましょう。

 会場へ入る前に

会話が主であって、食は従であることを心得て、空腹の状態で出席しないように。
大きなバックは持ち込まないで、フロントに預けます。

 乾杯

グラスは片手で持ち、目の高さまであげます。頭の上まではあげません。
飲めなくても、グラスに口をつけます。
グラスを当てあうことは避けます。

 皿などの持ち方

片手にまとめて持ち、一方の手はあけておきます。
皿の上にグラスを置き、フォークや箸は皿の下で中指と薬指で挟み、刃先・箸先は自分に向けて持ちます。
グラスに紙ナプキンを巻きますと滑りませんし、冷たい飲物を手で温める心配もありません。

 料理のとり方

ビッフェ台を時計まわりに移動しながら、ディナーのコースに従って、2・3種類を少しずつ取ります。山ほど取って残すのはマナー違反です。
料理を取ったらすぐにビッフェ台より離れ、他の人が取りやすいように場所をあけ、ビッフェ台の周りに陣取らないようにします。

 頂き方

食べることに熱中しますと、人の話もうわの空になります。話しかけられたり、返事を求められたときのため、料理は少しずつ口に運びます。
皿などは何度取りかえても構いませんが、使った食器はテーブルや給仕人に返し、ビッフェ台には置かないようにします。

 会話

パーティーは、大勢の人と和やかに会話を交わし、新しい人間関係の輪を拡げる場所です。
グループで群をなして移動したり、特定の人とのみ会話をするのではなく、誰とでも気軽に話し合うことが大切です。

今月で武田冴子先生執筆の「知っておきたい暮らしのマナー講座」は終了しました。
長い間のご愛読ありがとうございました。

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