文化講座
中国の旅
みなさまは世界の料理をいくつご存知ですか?
今シリーズは、私が世界を旅して食した本場の料理をみなさまにお届けしています。
さぁ、ご一緒に世界のごはんを食べに行きましょう。
第5回目は、中国の旅です。
中国の料理、食文化についてご紹介します。
1. | 中華人民共和国 | ![]() |
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2. | 中国の食文化 |
「四足ならば机以外、動くものは両親以外、飛ぶものは飛行機以外何でも食べる」といわれるくらい"食"に貪欲な国なので、おいしいものがいっぱい!!
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![]() 中央の回転台(ターンテーブル)を回しながら料理を取って食べます |
「中国料理の料理法」
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3. | 四大中国料理! |
中国は国土が広いため、地域によって様々な特色ある"地域料理"が発達しています。 | |||||||||||
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(1) | 北京料理 ~北部(寒冷地)の料理~ |
・寒冷地であるため、油を多く使用した濃厚な料理が多い傾向があります。 ・小麦の産量が多い為、粉食が発達し、麺・包子・餅などが常食されています。 ★餃子・肉まんじゅう・北京ダック など |
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(2) | 上海料理 ~中部地区の代表料理~ |
・川魚料理(上海ガニが有名)、煮込み料理が多いのが特徴です。 ★上海蟹・小籠包・東坡肉(トンボーロ)=豚の角煮 など |
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(3) | 広東料理 ~南部地区の代表料理~ |
・広東は産物が豊富で、珍しい材料が入手しやすく、料理の種類が多数あります。 ・海に近いため海鮮料理が有名で、蒸し物・焼き物・飲茶もよく食べられています。 ・日本にある中国料理の中で一番多いのが広東料理です。 ★燕の巣・フカヒレのスープ・シュウマイ など |
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(4) | 四川料理 ~山深い地域の料理~ |
・発汗作用のある唐辛子など香辛料を使った料理が多いです。 ・乾物をよく用います。 ★麻婆豆腐・棒々鶏・担担麺・回鍋肉・青椒肉絲 など |
4. | 中国といえば「飲茶」です! ~中国式のおやつタイム~ |
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*お茶の歴史 |
・ | もともと「茶」という文字は「苦い」を表す意味でした。 |
・ | お茶はたいへん珍重され、奴隷とお茶が交換されるほどの価値がありました。 |
≪三国時代以降≫ | |
・ | それまでの薬用から次第に嗜好用になっていきます。やがて僧侶や文化人の間で流行となり、日常的に飲まれるようになりました。 |
≪唐の時代≫ | |
・ | 茶器が発達していきます。この時代にも「陸羽」が書いた「茶経」は名の通り、中国茶の聖典・バイブルとして現在も中国茶の世界に影響を与え続けています。 |
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![]() 台湾にて中国茶研修を受けました。 |
5. | 中国の餃子 |
・ | その昔、餃子は中国宮廷内の秦始皇帝など選ばれた者しか口にすることの出来ない高級メニューでした。 |
・ | その後、宮廷勤めの家臣が皇帝達の食べ残しを持ち帰り、焼いて温め直して食べたことから、徐々に庶民にも広まっていったのが「焼き餃子」です。 |
・ | やがて、餃子は中国全土に広まり、年越しや春節(旧正月)に欠くことの出来ない料理となりました。 |
・ | 中国の古銭の形を真似て餃子の形が考案されたことから「財を成す」という意味をもつとも、「子どもに恵まれる」という意味を持つともいわれ、縁起の良い食べ物と見なされています。 |
~中国最大規模の餃子専門店「徳発長」(西安市)の餃子~ | |||
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クマの形の餃子 | ペンギンの形の 餃子 |
ブタの形の餃子 | カメの形の餃子 |
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青菜炒め(空芯菜) |
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本格水餃子 ~セロリギョーザ&れんこんギョーザ |
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![]() <作り方>
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杏仁豆腐 |
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![]() <作り方>
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