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マナー美人になろう

郷土料理研究家
栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰
伊藤 華づ枝

フランス料理の基本マナー

テーブルマナーとは、決して難しいことではありません。
周りの人や共にお食事する人に迷惑や不快感を与えることなく、楽しい食事時間をすごし、親交を深めるための「思いやり」と言ってもよいでしょう。
マナーを身につけることによって、自信を持ち、美しい姿で食事をすすめることができます。
さぁ、ご一緒に、マナー美人を目指しましょう。

第1回目は、フランス料理のマナーについてご紹介します。
結婚式やパーティー・記念日の食事会など、改まった席でフランス料理をいただく時には、とびっきりのおしゃれをしていきたいものです。しかし、いくらきれいに着飾っても、マナーが悪いと残念ながら美しくは見えません。
これさえ覚えてしまえば、きっとスマートな振舞いができるというテーブルマナーのポイントをご紹介します。



1.食事をする前までのマナー
(1) 予約する ~レストラン編~
  で きるだけ予約をしてから行くようにしたいものです。予約は遅くても前日までにするのが基本です。これはレストラン側の材料の仕込みも配慮しなければならな いからです。予約するときに席の希望を伝えたり、予算の目安、おすすめコースを聞いたりすれば、レストラン側もそれに沿うようにしてくれます。また、「上 着・ネクタイ着用」など、ドレスコードに規定があるかどうかなども聞いておくと安心ですね。

(2) 入店する
  食卓に着く前にトイレに行っておきましょう。食事中や食後すぐに行くのは避けてください。 手を洗い、髪や服装を手早く整えます。おしぼりが出るとも限りません。 他の人を待たせないように、時間厳守が基本です。

(3) 席への案内
  レストランに到着したら、席に案内されるのを待ってください。空いている席に勝手に座るのはNG。支配人やスタッフの案内に従いましょう。
スタッフが最初に引いた椅子や示した席が上席になります。基本的には「通路や出入り口から離れていて、居心地のいい席」となります。レストランではレ ディ・ファーストが基本ですので、男女のカップルで入店した場合は、もちろん上席が女性の席です。
2.席への座り方
(1) 椅子の左側に立つ。椅子をひいてもらった横からテーブルと椅子の間に入ります。
(2) 膝裏に椅子が当たったか当たらないかくらいのタイミングで腰を下ろします。

(3) テーブルと体の間に握りこぶしが2つ分入るくらいの間隔をとって座ります。

※この位置が食事をいただきやすい距離です。
3.荷物の置き方
空いている椅子があればその椅子の上か座ってる椅子の下に置きます。
薄く小さなバッグであれば、背中と椅子の背もたれの間に置くのがよいでしょう。ただし、椅子に浅く座ることになってしまい姿勢が悪くならないように注意しましょう。

※ 荷物をテーブルの上に置くこと
  → これはマナー違反です
4.ナプキンの使い方
(1) ナプキンのかけかた
  半分に折り、折り目を手前にして膝のうえにおきます。
首元から垂らしたり、ボタン穴からさして相手の人から見えるのは見苦しいものです。


(2) ナプキンの使い方
  ナ プキンは膝を汚さないためと、食事中汚れた指先や、グラスの縁に脂肪や口紅がつきそうなときに口元を拭いたりするためのものです。口を拭くといってもゴシ ゴシと使うものではありません。少しうつむき加減でナプキンの端を持ち、そっと押さえるようにしてぬぐいます。ハンカチはティッシュと同格と見なされます ので使用は控えます。

(3) 中座するとき
  軽くたたんで、座っていた椅子の上に置きます。
椅子の背に掛けたり、テーブルの上の置かないようにしましょう。


(4) 食事がすんだら  
  軽くたたみ、テーブルの左側に置きます。
しっかり折ってたたまないこと。クシャクシャにするのは上品ではありませんが、きっちりたたむのもいけません。きれいに畳まれたナプキンは、「料理がおいしくなかった」ことを意味する場合があります。



次回予告
「フランス料理のマナー②」
・ 基本のテーブルセッティング
・ カトラリーの使い方
・ ワインや料理のオーダー
・ 食事中の会話
【写真撮影協力店】
ラ・グランターブル・ドゥ・キタムラ
左側が筆者、右側が北村シェフ
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