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ワンランク上の自分を目指す筆跡改善術

日本筆跡診断士協会認定 筆跡診断士
滝口 弓美子

『趣味や付き合いの幅を広げたい!』

☆仕事は好調なので、プライベートをもっと充実させたい。
☆人の中に入っていくのが苦手で...。
☆学校(会社)と自宅だけの往復だけじゃつまらない。何か新しい出会いを...等々

4月から新生活、新学期を迎えた人も、周りの環境にも慣れてきた11月。仕事や学校、勉強だけでなく、趣味やプライベートも充実させたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、趣味やお付き合いの幅が狭いと感じているTさんの例から、視野を広げる方法を伝授します。

Tさんは、理知的で聡明。与えられた仕事はきっちり、求められた通りこなすしっかり者です。人が集まる空間よりも、静かな空間の方が落ち着くタイプです。冒険心、探究心はありますが、様子見で終わってしまうことも多いようです。

☆仕事ばかりではなく、趣味や興味の対象を広げるには...?

まず、住所の1行目が右端に寄り勝ちですので、なるべくハガキの中央寄りから書き始めます(右図①)。右端に寄るのは、隅っこを好み、社交的な場をさける傾向の表れです。人の中に入っていっても気後れしないスタンスを身に着けましょう。目標として郵便番号の『2』と『3』の間から書き始めるとバランスよくいくでしょう。
次に、早目に改行をします(右図②)。右のハガキの『東区』の下には、まだ書けるスペースはありますが、あえて次の行に移ってしまいましょう。下までびっしり書く人は、一つのことしか見えず、固執してしまう傾向があります。早めに改行することで、新しいものに目が行くようになり、視野が広がります。
そして、自分の殻を破るためには、へんとつくりの間を広くします(上図③)。こうすることで、自分の心をオープンにし、たくさんの情報を受け入れる素地ができます。上図④のように、『口』や『岡』など、横線と縦線が交わる部分を開けるように書くのも、情報収集の窓を開く効果があります。
人付き合いのポイントとしては、きっちりガードされるより、少し抜けているぐらいのほうが、他人も接し易くなるものですよね。筆跡においても、少し空間を開けるぐらいが吉相です。上の事項を全て一度に改善しようとすると大変なので、ひとつずつ気をつけていくといいですね。

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