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ワンランク上の自分を目指す筆跡改善術

日本筆跡診断士協会認定 筆跡診断士
滝口 弓美子

目標をきちんと達成させたい!

☆勉強しなきゃとは思っているけど、今日はいいやと怠けてしまう。
☆目標への近道を探して、つい手抜き...。
☆ダイエットしようと思っているけど、なかなか体重が減らなくて、つい挫折。

目標ややるべきことはわかっているけど、周りには誘惑が多くて、なかなか思うようにはいかないと思っていませんか? 今回は、目標をきちんと達成できる自分になりたいというUさんの筆跡の例をみてみましょう。

Uさんの筆跡から性格を分析してみると、『視野が広くユーモアに富んだ明るい人、冷静沈着でドライな一面も持つ』タイプ。キレイ好きで、折り目節目を大切にします。人当たりが良い上、サバサバしているので、人間関係での悩みは少なそうです。
このような性格のUさんですが、今の悩みは、『怠けたり、手を抜いたりすることが多く、目標をきちんと達成できない』だといいます。これを治すにはどうしたらよいでしょうか?
この『手抜きや怠け』の特徴は、左の『池』の字に顕著に表れています。角が丸いところ(転折丸型)、はねが弱いところ(はね弱型)が正にその部分です。角が丸いのは、四角い部屋を丸く拭くようなものなので、目標までの過程において、とかく近道を探しがちです。この部分を右図のようにキチンと角ばらせて書く(転折角型)と決められた通りに守るようになるでしょう。

また、ハネ部分が弱いのも根気のなさの表れです。ムリをせず適当なところで切り上げるクセは、ここにあります。右上図のように最終画を強くはねるようにすると(はね強型)、途中であきらめることなく、粘り強い性格になります。現に大病を患いながらも回復する人には、はね強型が多いのです。

目標を達成するには、他にも、左図のように右払いを長く書く(右払い長型)のも、効果的です。 以上見てきてお気づきかと思いますが、小学生の頃、字を習った時のように、曲がり、ハネ等をキチンと書くことが『目標達成』のポイントとなります。

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