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自然体験 | 組合員レポート

ジョンさんと森で遊ぼう!ファンフォーレスト(第5回)

平成13年4月15日(日) 快晴

前日に雹(ひょう)が降ったという雨上がりの澄んだ青空、ひんやりした空気、みずみずしい恵那の森。コブシの白い花や馬酔木(アセビ)の小さな房状のかわいい花々が迎えてくれたファンフォーレストで、12家族をお迎えして、今年も第一回目のジョンさんのツリークライミングスタート!

09:00~

受付&準備

早々と参加家族が森に到着。順次、スタッフの指導のもと、クライミングサドルを装着。「すごい!ロボットになったみたい」「楽しみだね」。待ちきれずにロープにぶら下がる子どもたち。参加者の"ワクワク"が膨らんでいく。

10:00~

森の中の開会式

TCJ(ツリークライミングジャパン)のスタッフが森の広場の入口で握手でお出迎え。ジョン・ギャスライト氏によるスタッフ紹介の後、森のクマのお話。
「クマの子が危険な時はお母さんが『木に登りなさい』『もう大丈夫。降りてきなさい』と教えて守ってあげる。でも2年経ったら、『木に登りなさい』と言った後、お母さんは去っていく。子グマは泣いても泣いてもお母さんが来ないからおなかをすかせて木から自分で降りてくる。そこから自分の新しい人生が始まるんだよ」。そして、「いいもの見つけた!」と取り出したのが"キツネのふん"。「出したばかりでにおいがプンプンしてるよ」と匂いをかいでみせるギャスライト氏に、参加者も大笑い。あと2つの森の宝物はリスの食痕(松ぼっくりがエビフライ状になっているもの。通称「エビフライ」)と芽を出したドングリ。「森にはいろいろな動植物が住んでいるんだね!」

←開会式の最後は自分の目のカメラで頭上の風景を撮影。目を閉じたまま上を見て、5秒間シャッター(目)を開ける。「今の下から見た森を覚えておいてね。今度は木に登って上から森を見るよ」。さあ、自分の心の中にどんな風景を焼きつけたかな?
10:15~

森の手入れ

「地球は大きな貯金箱。木に登る前に貯金をしようね」というギャスライト氏の言葉で、まずは森の手入れ。間伐・せん定したあとの落ちている枝を拾って一カ所に集める。自分より大きな枝を引きずりながら運ぶ子どもたち。おかげで森の広場はすっかりきれいに。

10:20~

ツリークライミング

ケヤキ、クスノキなど6つのグループに分かれて、まずは木の根を保護するため、落ち葉を集めて根元に積むグループ、自己紹介を始めるグループ......。そしていよいよツリークライミング開始。ギャスライト氏は各グループを巡回しながら、参加者の緊張をほぐし、木と友達になる方法を伝授。逆さにされたり、くすぐられたり、参加者の笑い声が森を包む。ハンモックでくつろぐお父さん、シャボン玉に夢中になる子どもたち、「あ~あぁ~!」と雄叫びをあげながらロープにぶら下がって揺れる子どもたち。昼前にはすっかり森に溶け込んでいた。

←「ぼく、コアラになったよ!」
←「体が重いよ~!」。めったに見られないお父さんの姿にお母さんも大喜び
←ゆらゆら揺れてあっちへ行ったり、こっちに戻ったり。ロープブランコは子どもたちに大人気
←私たち、森の住人よ!
12:00~

昼食

家族ごとに日の当たる場所にシートを広げ、春の日差しを浴びながらお弁当に舌鼓。

12:45~

森の音楽会

自作の木製楽器を使って演奏活動を展開する「カタリコ」(原正秀氏&加藤恭平氏、恵那在住)による音楽会。おひつで作られた「まんま」という弦楽器、朴や松をくり抜いて作った「うくんく」「ドラスリ」という打楽器など、珍しい楽器に子どもたちは興味津々。さっそくたたかせてもらう子も。「自然からの恵み」をテーマにした曲が始まると、木のやさしい音色と風の音のハーモニーにゆったりと耳を傾ける参加者。曲の合間には地元、恵那郡付知町の自然や自然界の循環の話も盛り込まれ、自然に抱かれていることを実感。

←「今日は木も風に揺れてます。みなさんも一緒に体と心を鳴らしてください」
13:30~

フリータイム

シャボン玉をしたりハンモックに寝そべったり、それぞれ自由に楽しんだ。また、木と木の間に張られたロープにサドルの金具をつけロープを滑って遊んだり、ロープの上を綱渡りしたり。森の中で小さな忍者たちが大騒ぎ。TCJスタッフのひとり「ムシムシ博士」のアドバイスを受け、カブトムシ・クワガタの幼虫探しに精を出す親子もいた。

←ハンモックの上でシャボン玉。「風に乗ってる!」
←ロープ滑りの術~!
15:35~

記念撮影

ファンフォーレストでの合い言葉「ツリー!」で記念撮影。「みんながんばったね。ほんとはサルなんじゃない?」というギャスライト氏の言葉に子どもたちは満面の笑顔で応えていた。

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