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自然体験 | 組合員レポート

親子ふるさと体験IN恵那 収穫祭2001

平成13年10月14日(日)快晴
ファンフォーレストとその周辺にて

  • ゲスト/ 吉澤守さん、加藤正徳さんと飯地町の農家の方々、篠原旭子さん、市川 敦規さん

6月10日に植えたサツマイモもすくすく育ち、待ちに待った収穫祭。この間、子どもたちも「大きくなったかなぁ」「水やらなくてもいいの?」「いつとりに行くの?」と、この日を楽しみにしていたとか。朝、ファンフォーレストに到着してからも、ドングリ拾いをしながら「♪~焼きイモ、焼きイモ、おなかがグ~♪」と口ずさむ女の子も。この日都合の悪い家族は前日に収穫をすませており、大きなサツマイモが収穫できたという話を聞いて、参加者もワクワク!子ども たちは「早く畑に行きたいよ~!」

10:00~

開会式&ドングリ体操

森の案内人、マモさんこと吉澤守さんによるドングリ体操。「6月にみんなでごうかき(落ち葉かき)した森がきれいになっているよね。そこでドングリをいっぱい拾ったと思うけど、みんなもドングリになって芽を出してみよう」ということで体操スタート。思いっきり上に伸びたり、風に揺られたり。楽しく体をほぐしました。

10:10~

加藤さんの畑に向けて出発!

ファンフォーレストから少し離れた加藤さんの畑にゆっくり歩いて移動。道端を彩るワレモコウ、センブリ、ツリガネニンジンなどの花々に、参加者は足を止めて見入ります。

10:30~

収穫開始

畑は昨年まで有機栽培の田んぼだったところ。今年は無肥料で育てたが、土に有機肥料が残っていたせいか、立派なサツマイモに育ったのだとか。さっそく地元の農家の方々に手伝ってもらいながら、お父さんたちがイモを傷つけないように慎重にクワで土を掘り返します。子どもたちも小さなスコップでお手伝い。ちょこっと顔を出したイモを掘り出してみると・・・「うわ~、でかいよ~!」。あちこちで「すご~い!」「でっか~い!」と歓声が上がります。大きなイモを両手で抱えて記念撮影。掘り出したばかりのイモは鮮やかな赤紫色。みんな満面の笑顔です。

←うんとこしょ!重いよ~!
11:00~

サトイモの収穫

サツマイモを掘り終わった家族から、隣の畑に植えられているおみやげのサトイモも収穫。掘り出した固まりを地面にたたきつけながら土を落とし、一つ一つのイモに分けていきます。「親イモも掘ったすぐなら食べられるよ。もったいないでねぇ」と地元の方に親イモや茎の食べ方を教えてもらいながら、和気あいあいと作業が進みます。「サトイモがこんなふうに育つとは思わなかった。初めて見ました」というお母さんも。子どもたちは大きな葉っぱを傘にしたり、またがって"魔女のほうき"にしたりと大喜び。

←トトロの傘みたい!
11:35~

サツマイモの大きさコンテスト

各家族、これぞという自慢のサツマイモを持ち寄って大きさコンテスト。みんな甲乙つけがたく、最後はジャンケンに。優勝者にはサツマイモのつるで作ったネックレスが贈られました。最後は、畝(うね)間の草取りをしたり、周囲にイノシシ防除の柵をして畑を守ってくれた加藤さんにみんなで声を合わせて「ありがとうございました!」とお礼の拍手。「夏は涼しいから、来年の夏休みにまた遊びにおいで」と加藤さん。地元の方々との交流も深まったようでした。

12:25~

ファンフォーレストに到着・昼食

持参したお弁当と一緒に、地元の朴葉ずしと野草薬草料理研究家の篠原旭子さん手作りの薬膳イモきんとんを試食。イモきんとんは2種類。紅イモと普通のイモのきんとんはそれぞれ、サンザシの実やクチナシの実を煎じた煮汁で練り、ニッキの粉が混ぜてあります。上にはマツの実とクコの実。みんなこの季節に必要な効能がある漢方薬なのだとか。さわやかな秋空の下、澄んだ空気、おいしい料理に食欲もりもり!

←朴葉ずしとイモきんとんで飯地の秋を味わいました。
13:15~

童話語り

中津川を中心に童話のひとり語りを行っている市川敦規さんが登場。静かな森の中で宮沢賢治の「注文の多い料理店」と「紫紺染について」の童話に耳を傾けました。野鳥の鳴き声や、時々、コン、コンというドングリが落ちる音も効果音。「注文の多い料理店」の最後のシーン、料理店が消え、猟師がポツンと森の中に取り残されたシーンでは急にざわざわっと風が吹き抜け、まるで童話の中に入り込んだよう。ひとり芝居を見ているような表情豊かな語りの世界に、子どもも大人も引き込まれていきました。

←森の舞台で、宮沢賢治の童話が市川さんの体を通して生まれ変わります。
14:25~

飯地高原自然テント村に移動・焼きイモ大会

到着したころにはすでに、炭ともみ殻が燃やされ、準備万端。参加者はイモを洗ってアルミホイルにくるみ、炭の上においていきます。焼き上がりまで約40~50分。その間、『恵那山ネイチャーゲームの会』の原令子さんによるネイチャーゲーム「宝さがし」を楽しみます。「なにか音のするものひとつ」「木の実ひとつ」「なにかおもしろいものひとつ」等など、リストに書かれた宝物を五感を働かせながら家族で協力して集め、発表会。顔に見える葉っぱやヤママユなど、たくさんの森の宝物が集まりました。

15:40~

焼きイモのできあがり

「やっと食べられる~!」と待ちに待った瞬間。アツアツの焼きイモは最高のごちそう!「はふ、はふ」言いながら、夢中でほおばります。

←ほくほくの焼きイモのできあがり。おいしい!これぼくがとったおイモだよ!
15:50~

記念撮影

ゆったりとした親子のふれあいや参加者同士の交流を楽しみ、おいしい秋の味覚を存分に味わった満足げな参加者たちの笑顔、笑顔、笑顔!

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