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自然体験 | 組合員レポート

ジョンさんと森で遊ぼう!ファンフォーレスト(第7回)

平成13年7月20日(金・祝) 快晴

早朝から鳴いていたウグイスや野鳥の高い声も午前8時を過ぎるころにはセミの声にかき消され、すっかり夏の森の装いに。「ごうかき(落ち葉かき)」(6月10日の「親子ふるさと体験」にて)をしてきれいになった地面からは、コナラ、カエデ、アセビの赤ちゃんが顔を出し、先回、白い可憐な花を咲かせていたエゴノキは、早くもかわいい緑の実をぶら下げていた。

09:00~

受付&準備

受付が終わると、TCJ(ツリークライミングジャパン)のスタッフの指導のもと、クライミングサドルを装着。ジョン・ギャスライト氏がリスの食痕、通称エビフライを参加者に見せながら、「これはリスが食べたマツボックリ。この森にはリスが住んでいるからたくさん落ちてるよ。探してみる?」。さっそく森の宝探しが始まった。エビフライのほかにも色とりどりのキノコやカエル、できたてのハチの巣を発見して、子どもたちは大騒ぎ。高速道路が渋滞のため、遅れてくる参加者が多く、開会式も予定より20分繰り下げ。準備されたロープにぶら下がって遊んでいた子どもを囲んで急きょ登り方の説明を始めたギャスライト氏。
「コアラになったり、木のにおいをかいだり、さわったりして、木と友達になってね。時間をかけて触れ合えば、森が違って見えてくるよ」

10:20~

森の中の開会式&「ジョンさんをさがそう!」

森の広場から少し上がった小高い場所で開会式。プログラムの説明やスタッフ紹介のあと、森の中に隠れているギャスライト氏をさがしに森の広場へ。突然、高 いアカマツの上から「ヘ~イ!」という元気な声が。みんなで声を合わせて「ジョンさ~ん!」と呼ぶと、スルスルと降りてきたギャスライト氏。降りる途中で「この森にはいろいろな動物がいる。動物によって目の高さが変わるね。今はキリンくらいかな?ちょっと降りるとゾウくらい。もっと降りるとパパとママの目線かな?木登りしながら、いろんな視点から森を見ようね!」

←アカマツから降りてきたギャスライト氏。「キリンの目線はこれくらいかな?」
10:35~

「木のものまねストレッチ」

スギやヒノキになって上に思いっきり伸びたり、風に揺れたり。コナラになって枝(腕)をあちこちにクニャクニャ伸ばしたり、葉(手)をパッパッと開かせたり。みんなで順番にコナラの一発ポーズをユニークにキメて大笑い。縄文スギになって相撲取りのようにドッシドッシと根(足)を張って、台風に揺られたり。最後はドングリになって、パッと外の殻を破り、大きくジャンプ!

←みんなでコナラになりきりポーズ!
10:55~

ツリークライミング

4つのグループに分かれて、ツリークライミング開始。ギャスライト氏はいち早く木に登って、上から「がんばって!」と声をかける。一番に到着した子どもたちと木の上で握手。「パパもママもがんばってここまで来てね~!」。どのグループでも子どもたちはあっという間に上まで登り、「気持ちいい!」。セミになって木にしがみついたり、木をけって空中遊泳を楽しんだり、余裕たっぷり。

←4歳のぼくだって逆さもへっちゃら!
←木にまたがってシャボン玉。木漏れ日を浴びてキラキラ。
←「お父さん、ちゃんと持っててね!」
12:15~

昼食

森の中に思い思いにシートを広げ、昼食タイム。ギャスライト氏が各家族を回ってみんなで記念撮影。大きなカエルも飛び出して仲間入り。

12:40~

ネイチャーゲーム「カモフラージュ」

お昼休みに「恵那山ネイチャーゲームの会」によるネイチャーゲーム「カモフラージュ」を楽しんだ。14人の子どもたちとお父さん・お母さん3人が参加。森の中に隠された人工物を目を凝らしてさがし、静かに見つけた数を数えてゴールの指導員にそっと耳打ち。「う~ん、難しい」。本物そっくりのヘビやトカゲのおもちゃはなかなか見つけられなかったようだ。「こんなふうに森の中には身をひそめて暮らしている生きものがたくさんいるんだよ」と指導員。

12:55~

森の音楽会

自作の木製楽器を使って地元で演奏活動を展開する「カタリコ」による音楽会。ホオやマツをくり抜いて作った「うくんく」「ドラスリ」という打楽器、おひつで作った「まんま」という弦楽器に、セミの鳴き声、葉のざわめきも加わり、自然のハーモニーを奏でる。珍しいウスノキの実の笛も登場。虫が自然にあけた穴から「ホーホー」と鳥の鳴き声のような音が出る。ゆらゆら揺れる木漏れ日のスポットライト。木立の間を吹き抜けるそよ風を感じながら、目を閉じてゆったり聴きいる参加者たち。

13:35~

子どもたちだけのグループでツリークライミング

幼児から小学低学年の子どもたち10人のグループとそれ以上の子どもたち8人のグループをつくり、みんなでツリークライミング。早く登った子は遅れている子に「がんばれ~」と応援。一人遅れていた子が木の上のハンモックに乗るときは、おしりを押す子、手を引っ張る子、応援する子と、一致団結。やっとハンモックに乗り込んで、みんなで「やった~!」と歓声を上げる。気持ちが一つになり、さわやかな笑顔で記念撮影。ギャスライト氏も「みんなが主役だね」とニッコリ。お父さん、お母さんたちはほかの木でツリークライミングをしたり、ハンモックで休んだり、ゆったり気分でフリータイム。

←お父さんもみの虫気分でぶ~らぶら。
←木の上ではみんな友達。自然に笑みがこぼれる。
15:50~

閉会式&記念撮影

夏の森は早くもヒグラシが鳴き始め、夕暮れに向けて準備を始めたよう。「辛くなったり、もうできないと思った時は今日を思い出してね。あんなに高いところに登れたんだからね」というギャスライト氏の最後のあいさつの後、記念撮影。

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