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インターネット公開文化講座

文化講座

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グローカル文化の喜び

信天翁(アホウドリ)喫茶主
医学博士 山中 直樹(宗直)

EXPO 2005 AICHI JAPAN・・その2

この連休の4月29日に、東京の娘と一緒に働く中国からの医師の母子が我が家に滞在した。
子供は女の子で、日本の小学校に通い、4年生と言う。日本語は、子供の言葉、丁寧語、名古屋の方言までこなす流暢さだ。
愛知万博に行くために訪れたのだ。

翌日の朝7時ごろの、愛知陶磁資料館前のリニモに乗れるように送って行った。
その結果、朝一番のトヨタ館に入場出来たと言う。中国の先生も、娘もトヨタ館は面白かったようだ。
子供は、ワンダーランドが一番面白かったと言っていた。
三菱未来館の月が無かったらにも興味がもてたようだ。
その他に、JR東海の超電導リニア館、三井・東芝館、大地の塔なども見て回ったと言う。連休の観客も多く、混雑した状態であったようだが、さすが、東京の混雑に慣れているためか、一日で見事なこととしか言いようが無い。
私なぞ、とてもマネが出来ないパワーだ。

夜8時半頃、知人がいる名都美術館や宮地内科の近くのリニモ駅に迎えに行った。
皆、とても楽しむ事が出来たと言う。
前日の夜は、若葉の香る庭に出て、ウェルカムパーティを開いてバーベキューを一緒に楽しんだ。
画家・小山硬から戴いたエゾシカの肉を焼いて食べた。
中国の母子は雲南省の出身だ。肉の焼き方も、上手で、野生の肉・エゾシカの匂いをプンプンさせながら、美味しいと大喜びだ。

中国の雲南はプーアル黒茶の産地として広く知られている。
各種のプーアル茶を戴いたので、順番にその味の特長を楽しんでいる。
また、竹が豊富とのことで、竹製の茶筒も楽しんでいる。
日中間では、不必要な混乱と争いを起こしている。母子との交友を楽しんでいると何でとその愚かさが嘆かわしい。

お互の国家が少し"我"、"我意我執"を納めて、相手の国民に、日本国憲法にある「信義」の気持ちを持って仲良く出来ないのか。
かつて、アメリカで、中国人の家に行ってよく食事を楽しんだが、英語で話をしていても、日本人と何ら異ならない近親間を感じて、交友していたのを思い出す。
東洋人同士が仲良くすることは国際的な紛争解決にとって何より大切なことなのだ。

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