老化と生活習慣
人の体は、「受精卵」というたった1つの細胞が分裂や分化を繰り返して増殖し、数十兆個もの細胞からできていて、生まれてから亡くなるまで、常に何かしらの変化が起きているのです。
ある時までは「成長」と呼ばれ、人として成熟期を迎えると、その先は「老化」と呼ばれるようになります。
老化とは、時間の経過によって経験する身体的・機能的変化のことを指します。
老化には、体内の細胞や組織の機能が低下し、体のさまざまな機能が制限されることが含まれます。
老化は誰にでも起こる変化ですが、体の中の細胞や組織によって、そのスピードには個人差があります。
また、一部の組織の老化が進んでも、他の組織は実年齢よりも若い、ということもあり得るのです。
人は年月を重ねるに従って体の様々な部分の能力が低下します。
この加齢に伴う全身の能力の低下のことを「老い」と呼びます。
全ての人が、老いから逃れられない理由は、「生命活動をいとなむこと自体が老化を進める場合がある」からです。
老化の環境的な要因には、食事、運動、ストレスや適度な睡眠などの生活習慣があります。
老化は人が生きる過程で必ず起こる現象です。
しかし、健康的な生活習慣を維持することや、適切な医療を受けることなどで、老化を遅らせることはできます。
健康的な生活習慣には、バランスの良い食事、座る時間を減らすNEAT、十分な睡眠、ストレス管理、禁煙、適度なアルコール摂取などが含まれます。
「NEAT」とは、トレーニングやスポーツなどの運動以外の活動で、日常生活の中で行う仕事、洗濯・掃除などの家事、ガーデニング、通勤や買い物のための移動で行う歩行や階段昇降などを指します。
これらの生活習慣を維持することで、老化に伴うリスクを軽減し、ウェルビーイングな健康で活力ある生活を送ることができるのです。
セルフチェックの支援と動画の提供
生活習慣病の予防には、健康的な生活習慣に加え、自分の体の健康状態を医療機関で定期的に確認する「定期健診」と、自分で行う「セルフチェック」が重要です。
私たちの体は多くの組織から成り、それぞれが独立して働いているわけではなく、密接に連携して体全体のバランスを保つように調整しています。
一部の組織の機能低下が、他の組織に影響を及ぼすことがあるので、これらの組織の状態を総合的に把握し、管理することが重要です。
そこで、組合では、「骨」、「血管」、「肌」、「筋肉」、「糖化(AGEs)」、「認知機能」、「ストレス」等にかかる「健康状態の測定会」を商業施設などで開催したり、日本赤十字社愛知県支部と「高齢者健康支援事業」に関するパートナーシップ協定を結び、県内各自治体や献血会場で開催するなど、皆さまのセルフチェックの支援活動を行っています。
心身が元気で生き生きとした「ウェルビーイング」な生活の達成が重要です。
ウェルビーイングとは、健康を体だけではなく、心や社会といった広い観点から、よりよく生きるための生活態度やライフスタイルです。
具体的には、心の豊かさ、健康増進、病気の予防、未病への対応などのことです。
組合では、皆さまの健康管理の一環として、健康状態の測定会を行い、一人ひとりの健康意識の向上を目指しています。
また、生活習慣の環境的要因である「栄養素」、「NEAT」、「ストレス」、「睡眠」、「エピジェネティクス(遺伝子制御)」などを知ることは、一人ひとりのウェルビーイングな生活の基本です。
組合では、ホームページの「人生120年のヘルスリテラシーシリーズ」で、これらの動画を提供し、皆さまの健康や医療に関する情報を活用するための支援を行っています。
「健康状態測定会の実施」と「動画による医療・健康情報の提供」は、一人ひとりが「ウェルビーイング」な暮らしを送る環境を整えるための支援活動のみならず、社会や組合の利益にもつながる“両輪”と考えています。
消防防災への支援活動
日本は、地震や火山災害、風水害などに見舞われやすい地理的、気象条件のもとにあるといわれています。
このような状況の中、消防行政は、生命、身体や財産を火災等から保護するとともに、地震、風水害などの災害や想定できないテロを未然に防ぐ方法を考えたり、もし災害が起こった場合にも被害が最小限で済むように活動を行っています。
愛知県共済では、消防行政への支援活動を通じ、皆さまの生命や財産がしっかりと守られ、安全に安心して生活できるような社会の実現に向かって貢献しています。
医療への支援活動
だれもが、病気やケガの時、安心して質の高い医療を受けられることを願っています。
愛知県共済では、社会事業への支援活動を通じ、皆さまの健康と命を預かる医療機関の整備、救急医療の確保、さらには医療の高度化・専門化に伴う新しい医療技術の発展に寄与しています。
