自然体験 | 組合員レポート
ジョンさんと森で遊ぼう!ファンフォーレスト
平成15年5月10日(土)くもり
参加者/6組19名
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新緑の山並みに薄紫色の彩りを添えるフジやキリの花。風薫る5月の飯地は、どこもかしこもみずみずしさでいっぱい。ファンフォーレストの木の上ではツツドリやオオルリがさえずり、地面のあちらこちらにはチゴユリの白い花も。生命力に満ちあふれた森で、アクティブに春の1日を満喫した。
10:00~ |
森の中で開会式
「あんなところにクマがいるぞ~」。森の中での開会式に向かう途中、参加者のお父さんが木を見上げて第一声をあげると「ファファファファファ~。は~い!」と高い木の上から陽気なあいさつで登場したのは、おなじみジョン・ギャスライトさん。「さあ、みんなで輪になって。僕は、今からみんなの輪の中心に下りるよ」と声をかけ、木の上からロープでするーりと下りてきたジョンさんは、みごと輪の中心に。みんな拍手!「今僕がやったようなことを今日やってくださいとは言わないから安心してね」と、ジョンさんはさっそく得意のトークで参加者の緊張をほぐす。「空気がおいしいね。でも、木の上はもっとおいしいよ」。
全員で手をつないで両隣の人の名前を聞き合い、さらにリラックス。
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10:15~ |
木のものまねストレッチ
スギ、マツ、コナラ、縄文スギなど、木の特徴をまねするストレッチ。ジョンさんのお手本にしたがって、それぞれの木の特徴を全身で楽しくまねしていく。ドングリになりきって芽を出すまねなども大好評。 「ツリークライミングは競争しないよ。木と友だち、家族になってね」とジョンさん。「この低い視点、土の香りを覚えておいて。木の上ではまったく違う視点・香りになるよ」と、参加者と共に地面に座って大きく深呼吸。
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↑スギの木が台風でクニャクニャ揺れるよ~。 |
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10:30~ |
木と親しむひととき
コナラ、ヒノキ、アベマキの3つのグループに分かれ、TCJ(ツリークライミングジャパン)のインストラクターから、木や森の話を聞く。触るとかぶれるウルシに注意すること、ハチを見たら下の方にかがむ姿勢をとることなど危険回避の方法を教えてもらう。そして、これから登る木に触り、木肌の感触を楽しんだり、根っこを保護するために木の根元に葉っぱをかぶせたり。木の根っこは地中でほかの木の根っこと手をつないでいることや、幹に耳をあてると木が水を吸い上げている音が聞こえることなど、興味深い木の営みに参加者は熱心に耳を傾ける。
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10:40~ |
ツリークライミングスタート
初めにカラビナを使ってロープとクライミングサドルをつなぎ、登り方、下り方の説明を聞く。落下防止のロープワークもしっかり覚えたら、いよいよおまちかねのツリークライミング。
コナラの新緑を間近で楽しみながら登っていく。「葉っぱを上から見ると色がぜんぜん違う!」と参加者は早速、興奮気味。「じいちゃんに抜かされないようにしよっと」という孫の言葉に「休憩しながら行こう!競争じゃないからな」とジョンさんの教えをきちんと守るおじいちゃん。「うまく登れるようになったらジョンさんに挑戦状を叩きつけるぞー」とユニークな会話を交わしながら元気いっぱい。「上の方は空気が違う。高いところは苦手なのに、もったいなくて下りられなかった」と話すおばあちゃんもうれしそう。参加者からは「子どもたちがこんなに夢中になるなんて、ツリークライミングには将来性を感じますね」という声も。
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↑夫婦でノリノリ。 |
↑おてんばだったから、こういうことは大好き! |
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12:00~ |
木陰で昼食
木陰でシートを広げて、新緑を楽しみながら家族ごとにお弁当タイム。
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12:40~ |
ネイチャーゲームで遊ぼう
午後一番は、TCJスタッフや恵那山ネイチャーゲームの会のスタッフと共に森の奥へ場所を移して「カモフラージュ」というネイチャーゲームを楽しんだ。これは、30mほどの道の間に置かれた"本来は森の中にないはずの物"を探すゲーム。1人ずつ進み、見つけた物の数を、ゴール地点にいるスタッフに伝える。見つけても声を出したり触ったり、人に教えたりしないのがルール。早速、子どもも大人も注意深くゆっくりと、目を凝らしながら進む。(猫の人形、せんたくばさみ、カセットケース、鏡......)、ゴールして数を伝えるものの、不正解の人がほとんど。悔しげにスタートに戻り、さらに目を凝らして再チャレンジ。「自然を見る目が変わったような気がする」と参加者。自然の中での新鮮な楽しみ方を見つけたようだった。
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←さあ、何が隠されているかな? |
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13:05~ |
ジョンさんのデモンストレーション
木の枝にロープをかけるデモンストレーション。ジョンさんが、大きなパチンコを使ってショットパウチ&スローライン(砂袋と細いロープ)を高い木の枝にかけると、参加者からはどよめきが。
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13:20~ |
再びツリークライミング
午前中には硬かった参加者の表情も、午後のツリークライミングではすっかり柔らかくなって。子どもたちは、ジョンさんにロープを揺らしてもらってニッコリ。木の上でシャボン玉や笛を楽しんだりする余裕も。
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←やったね!ツリーボート(ハンモック)に到達したよ。 |
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14:15~ |
木のものまねをして写真を撮ろう
ジョンさんのアイデアで"木のものまねポーズ"で家族写真の撮影をすることに。家族の中で一番上手にものまねできた人を、参加者の拍手で決めて記念品をプレゼント。
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←木のものまねポーズ、ベストショット! |
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14:25~ |
再びネイチャーゲームで遊ぼう
ネイチャーゲームの2つ目は「フィールドビンゴ」。講師は原令子さんと清藤奈津子さん。数字の代わりに"いいにおい""ちくちくするもの"などのキーワードが書かれたビンゴカードが配られる。この項目を森の中で探すビンゴゲーム!"本日のスペシャル"という空欄は"家族で見つけた季節を感じるもの"を入れることに。フキ、木の芽、アリ、ウグイス、コシアブラなど、それぞれの目で見つけた"春"が書き込まれた。
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←家族でフィールドビンゴの項目探しに熱中。 |
最後のゲームは「わたしの木」と「目隠しイモムシ」。あらかじめ家族の代表者が家族に紹介したい木を1本見つけておき、家族がその木を当てるというゲーム。家族はバンダナで目隠しをして1列になり、代表者が自分の選んだ木のところまで先導する。家族は目隠しをしたまま木や地面などを触ったり匂いをかいだりして場所を記憶。元の場所へ戻ったら、目隠しを取って自分の触った木を当てる。参加者は、視覚を休ませることでほかの感覚が鋭くなり、記憶するためにいろんな知恵が浮かぶことを体感した。最後に、それぞれの木に名前をつけて発表。木に登るのとはまた一味違う方法で木に親しんだ。
講師の原令子さんは「身近な自然の中でもきっといろんな発見があります。家に帰ってからも身近なところでやってみてください」と指南。
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←目をお休みすると、ちょっとドキドキするね。 |
←ん?この木なんだかフワフワしてる? |
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15:35~ |
閉会式&全員で記念撮影
「地球は大きな貯金箱。家に帰ったら皆さんも自然にいいことをして、地球に貯金してくださいね」とジョンさんのあいさつ。全員一緒の記念撮影は、「ツリー(Tree)」
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