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和紙ちぎり絵

平野流和紙ちぎり絵代表
平野 滋子

ちぎり絵の描きかた

描くものの目標をたててスケッチをはじめ風景などは写真におさめておくのも良い方法でしょう。

 (1)
実物大の下絵を色紙の上に重ねます。
片手に箸をもち、もう一方の手で下絵が動かない様に色紙とともにおさえます。
そして、力を入れて色紙に下絵のあとを付けます。
ポイント
下絵より少し内側に印をつけた方がよいでしょう。
注意
色紙に下絵を印する時は動かない様に一気に仕上げましょう。

 (2)
色紙の上にきめられた紙を貼っていきます。
小さく形にちぎった作品は和紙の裏面に指先ですみずみにまで糊をつけて、所定の位置に貼ります。
ポイント
和紙の毛羽は動物の毛並みに、また人物の髪の毛として表現すれば動きのある作品になります。
注意
花や風景などは和紙の毛羽の乱れをそろえて貼ります。

 (3)
葉を一枚ちぎるのに表裏は板締の折山を葉脈の中心として使い、表裏には折山と折山の真ん中の薄いところを使えば濃淡の区別ができ表現できます。
ポイント
極薄紙のような紙では同色のものを二枚重ねて貼ったり同色のものを少しずつ、ずらして使うと濃淡がおもしろく変わった感じに仕上がります。
注意
重ねすぎると、糊がかわいた時に濃くなるので、様子をみながら重ね貼りをします。
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