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自然体験

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川 押花で描く絵画アート作り&茶摘み&ワラビ採り体験(名古屋地区)

平成24年6月2日(土)くもり
参加者 24組55名

  • 案内人/菊池千春さん
    岐阜県郡上市明宝出身。名古屋市緑区在住。2000年世界押花芸術協会奨励賞、2001年和歌山県教育委員会賞、2003年長野県知事賞。その他佳作、入選多数。現在、自宅アトリエにて押花教室を開催。子どもから年配の方まで幅広く指導している。
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朴の木、エゴの木、キリ、クリ。東白川村の初夏は、いろいろな花が新緑に彩りを添える。そんな季節を思う存分楽しめる山村たいけんは、毎回大好評!心と体を自然の中で思い切り解放した一日となった。

10:00~

開会式

 こもれびの館にて、東白川村の村雲和裕さんより本日のスケジュールと村の紹介がされた。「東白川村は"ないない村"ともいわれ信号、国道、鉄道などがありません。寺もなく冠婚葬祭すべてが神道式で行われています。でも美しい自然がたくさんあります。今日は自然を存分に満喫してください」。続いて案内人の菊池千春さんが紹介され「今日は皆さんと一緒に、私も山村たいけんを楽しみたいと思います」とあいさつ。

10:15~

押花アート体験

 さっそく場所を移動し、最初の体験「押花アート」に挑戦!

 最初に、生花を押花にする基本技術を教わる。「生花の色をキープするには、乾燥シートでスピーディーに乾燥させることがポイントです」と菊池さん。まずはパンジー、ビオラ、ワイヤープランツ、バーベナの茎の部分を一つひとつハサミでカット。次にハガキ大の乾燥シートの上にティッシュを半分に折って敷き、花を重ならないように並べてティッシュを上にかぶせる。この作業を繰り返し、花をサンドイッチにしていく。3枚目の乾燥シートを載せたら、手早くビニール袋へ。乾燥シートが周りの湿気を吸ってベタベタになってしまうためだ。これをハガキ大にカットしたダンボール紙ではさみ、輪ゴムで止めたらお尻の下へ。

 家へ帰ったら、2キロほどの重しをして、2~3日で完成!乾燥シートは使った後に電子レンジにかければ繰り返し使えるので、何度でも押花を楽しめる。

 「自分で押した花を家で見るのが楽しみ!(40代男性)」「かわいい花を触っていたら、おだやかでやさしい気持ちになれた(70代女性)」

「花は並べるだけでアートになります」と菊池さん

 押花の基礎を学んだ後は、菊池さんが予め用意してくれた押花を使って、しおり&ハガキ作り。菊池さんお手製の押花は生花そのものの美しい色で、参加者の間からもため息がこぼれるほど。ビオラ、バーベナ、アジサイ、キンモクセイ、クローバー、ウノハナ、ノースポール、アリッサム、ミニバラ、レースフラワー、シダ、タピアンの葉、ワスレナグサ、ミスティブルー......どう組み合わせるか、どうレイアウトするかは自由。じっくり考えて花を置く人、迷いなく自分の世界を表現していく人など参加者の反応はさまざま。しおりもハガキも表面がシールになっており、押花を自由に置いたら、薄い和紙を貼って完成!

 最後に菊池さんが参加者の押花に関する疑問・質問に答えて体験終了。

 「細かいことが好きなので、はまった(40代男性)」「想像力が働いた。普段なかなか働かせていないので新鮮だった(60代男性)」「まったく興味がなかったけれど、やってみたら世界が広がった(中学生男子)」

世界に一つだけの押花アート
11:50~

山の幸バイキング

 レストラン味彩に東白川村の安江眞一村長が駆けつけてくださり「新緑のさわやかで美しい季節を存分に楽しんでいってください」と歓迎のあいさつをいただく。続いて山の幸バイキングの昼食。朴葉ずし・茶葉の天ぷらなどの郷土料理や、地元の手作りこんにゃく・豆腐などの特産品も盛り込まれた11種類のメニューのほか4種類の自家製カレー、オリジナルスイーツも3種類。お茶など地元の素材をふんだんに使った料理に参加者は大満足!「朴葉ずし・茶葉の天ぷらは初めていただき、おいしさに感激!(40代、60代女性)」

13:00~

茶摘み体験

 東白川村の村雲さんより茶摘みの方法を教わり、腰に籠をつけて茶畑まで歩く。40数年間無農薬栽培の地元農家の茶畑で茶摘みの体験だ。今年は春に一度霜害で真っ黒になってしまったそうだが、なんとか復活。つやつやのおいしそうな新芽を昔ながらの方法「一芯二葉(いっしんによう)」で手摘みする。「夏も近づく八十八夜......」と、茶摘みの歌まで飛び出して昔に思いを馳せながら茶摘みを楽しんだ。「ポキッと折れる感触がおもしろい(70代女性)」「自分でお茶を作ってみたい(40代、60代女性)」「葉っぱのどの部分を摘むのか、どんな風に摘むのかわかってうれしい(30代女性)」

摘んだ新芽は、お土産に
13:55~

ワラビ採り体験

 茶摘みの最中に、気もそぞろだった参加者が数名。その理由は周りに生えているワラビ。「バスの旅は苦手だけれど、ワラビ採りがしたくて申し込んだ(60代男性)」という人もいて、ワラビ採りスタートの掛け声とともに、みんなダッシュ!ワラビの長さコンテストの入賞をかけ、草に埋もれながら長いワラビを探す人も。

たくさん採れました
14:45~

ワラビ餅と白川茶で一服

 ワラビの根からとれたワラビ粉が入ったモチモチのワラビ餅を、おいしい白川茶と共にいただく。村雲さんより「茎茶は熱湯、高級なお茶は50~60度のお湯で」と、お茶のおいしい淹れ方のレクチャーもあり勉強になった様子。熱戦が繰り広げられたワラビの長さコンテストの表彰では、1位はなんと昨年を16㎝も上回る257㎝!3位までの入賞者に賞品が手渡された。

ワラビ餅の青豆きなこが珍しいわね
15:00~

記念撮影&閉会式

 全員で記念撮影をした後、閉会式。「ワラビのアク抜き用のワラ灰もお持ち帰りください。最近はコンバインでバラバラにして田んぼに撒いてしまうので、有機農法で米作りをしている農家から、はざかけのワラを入手し燃やして作っている貴重なワラ灰です」と村雲さん。「ぜひ帰ってからも身近な自然に目を向けるきっかけとして押花を楽しんでください」と菊池さん。 自然にたくさんのエネルギーをもらった一日となった。「足も腰も痛かったのに、すっかり忘れて夢中になっていた。楽しいことは心も体も元気にしてくれる(50代女性)」

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