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自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川 栗づくしの秋を満喫!栗拾いに栗きんとん作り(三河地区)

平成24年9月22日(祝・土)晴れ
参加者 24組59名

  • 案内人/栗谷本征二さん
    岐阜県花アドバイザー、岐阜県森林・里山インストラクター、日本ネイチャーゲーム協会指導員、NNN(ネイチャーネットワーク中津川)代表、中津川市観光協会自然花部会代表・常任理事、日本山岳会自然保護指導員。
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クリの実、ススキの穂、ガマズミの赤い実・・・・ 里山もいよいよ秋支度。雲の様子、風の涼しさ、そこかしこに秋の気配を感じながら東白川村の初秋を楽しんだ。

9:55~

開会式

 こもれびの館にて、東白川村の村雲和裕さんより本日のスケジュールと村の紹介。「岐阜県には現在二つの村しか残っていません。一つは白川郷で有名な白川村。もう一つがここ東白川村です。イノシシの数が人口より多く、栗の収穫時期はいつもイノシシとの競争です。今日はイノシシに残すことなくしっかり拾っていってください」。続いて案内人の栗谷本征二さんが紹介され「私たちの身の周りにあるものは、すべて材料であり宝物です。材料と見るか見ないかで、ものの見方が全く変わりますとあいさつ。

10:10~

自然素材で遊ぶ

 「この村へ来て『緑ばかりで、一体何があるの?』と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これから紹介する工作や楽器は全部、この辺りにあるものばかりで作ってあります」
 栗谷本さんが取り出したのは、廃材や竹・ペットボトルで作った笛や太鼓や玩具・アクセサリーの数々。栗谷本マジックにかかると、どれも素敵でカッコイイ。その発想、その遊び心に参加者全員が魅せられた。 

見てびっくり吹いてびっくりの鼻笛

 次に栗谷本さんお得意の植物のお話。といっても堅苦しくない、聞いてびっくり知ってなるほどという楽しいレクチャーだ。ヒノキはなぜ住宅に使われる?ススキの穂はなぜ開く?ネコジャラシでポップコーンができるって本当?など話は尽きない。栗谷本さんは言う。「植物を知ることは人を知ることと同じ。すべてに魅力があって知れば知るほど面白い。CMに洗脳されず、お金をかけなくても楽しめることを一人ひとりに気づいてほしい」。
 「今まで山歩きなどで知らない植物を見かけても『なんだろうね』で終わってしまっていた。ものすごく視野が広がりました(70代女性)」

栗谷本さんのお話に参加者も興味津々
11:00~

栗運びトライアル

 5個の栗を皿から皿へ丸い塗り箸でつまんで運び、タイムを競う「栗運びトライアル」に挑戦!丸い栗を塗り箸で運ぶのは至難の技。箸を短く持って、力を入れ過ぎないことがコツだ。早速、トーナメント制でスタート!大人も子どもも真剣そのもの。
 「子どもたちは普段習い事ばかりで自然の中で遊んでいない。遊ぶというと施設へ行くことが多い。今後は違う視点が持てそう(40代男性)」

お見事!
12:00~

山の幸バイキング

 お昼には、東白川村の安江眞一村長がサプライズで訪問に。あいさつをいただいた後、山の幸バイキングの昼食。栗おこわや鶏ちゃんなどの郷土料理、トマトのフライなどのオリジナル料理、地元の手作りこんにゃく・豆腐などの特産品も盛り込まれた12種類のメニューのほか4種類の自家製カレー、プリンやシフォンケーキなど3種類のオリジナルスイーツ。「あまりにもおいしくて、大人の常識を超えました(60代女性)」と参加者は大満足。

13:20~

栗拾い体験

 「今年は天候の加減で例年に比べて収穫時期が遅く、10日前からようやく実が落ち始めました。豊作ではありませんが楽しんでください」と、栗畑の持ち主である東白川村の藤井たゑさんがあいさつ。腰に籠をつけてワラビや茶畑を横目に5分ほど歩くと、栗畑へ到着。拾った分だけ参加者で山分けなので、みんな張り切って拾う態勢に。賞品が進呈される大きい栗・小さい栗コンテストも行われ、そちらを狙っての栗探しも熱が入った。
 「お腹も重いし、籠も重い。うれしい悲鳴です(50代女性)」

いっぱい拾えました
14:25~

栗きんとん作り

 東白川村産の栗100%の栗きんとん作りに挑戦。ナビゲーターは東白川村の栗きんとん作り名人安江伸江さん。甘さ控えめ、電子レンジとラップを使った簡単なレシピが大好評!おみやげの分まで作れるとあって参加者は大満足。

上手にできてうれしい
15:10~

閉会式&記念撮影

 最初に栗拾いトライアルの表彰、続いてコンテストの結果発表!大きい栗1位は54.34mm、小さい栗1位は11.48mm!それぞれ3位まで、栗谷本さんから手作りのバードコールや鼻笛、トロンボーン、魔法の筒などの商品が手渡された。そして本日の最高齢、最年少の参加者にも栗谷本さんから特別表彰が。「私たちは時代の波とか情報に流されて、身の周りの宝物に気づかずにいます。物だけでなく人も同じ。若い人はもっとお年寄りに教えてもらうことが大切。お年寄りも若い人から学んでください」栗谷本さんのあいさつで締めくくり、記念撮影へ。たくさんの気づきと発見で元気をもらう体験となった。 「栗谷本さんは人を惹きつける魅力がある。すごく見聞が広がった(30代男性)」「栗拾いをして帰るだけだと思っていたのに、大切なことに気づくきっかけをもらった。子どもたちを連れてきて本当によかった(30代男性)」

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