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自然体験

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川 押花で描く絵画アート作り&茶摘み&ワラビ採り体験(三河地区)

平成24年6月9日(土)曇りのち雨
参加者 25組56名

  • 案内人/菊池千春さん
    岐阜県郡上市明宝出身。名古屋市緑区在住。2000年世界押花芸術協会奨励賞、2001年和歌山県教育委員会賞、2003年長野県知事賞。その他佳作、入選多数。現在、自宅アトリエにて押花教室を開催。子どもから年配の方まで幅広く指導している。
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朴の木、エゴの木、キリ、クリ。東白川村の初夏は、いろいろな花が新緑に彩りを添える。そんな季節を思う存分楽しめる山村たいけんは、毎回大好評!心と体を自然の中で思い切り解放した一日となった。

10:00~

開会式

 少し肌寒い朝。こもれびの館にて、東白川村の村雲和裕さんより本日のスケジュールと村の紹介がされた。「東白川村は"ないない村"ともいわれ信号、国道、鉄道などがありません。寺もなく冠婚葬祭すべてが神道式で行われています。でも美しい自然がたくさんあります。今日は自然を存分に満喫してください」。続いて案内人の菊池千春さんが紹介され「ワラビや茶葉は食べるだけでなく押花にしてもとても素敵ですよ」とあいさつ。

「押花は自然に目を向けるきっかけになります」と菊池さん
10:15~

押花アート体験

 さっそく場所を移動し、最初の体験「押花アート」に挑戦!

 最初に、生花を押花にする基本技術を教わる。「生花の色をキープするには、乾燥シートでスピーディーに乾燥させることがポイントです」と菊池さん。まずはパンジー、ビオラ、ワイヤープランツ、バーベナの茎の部分を一つひとつハサミでカット。次にハガキ大の乾燥シートの上にティッシュを半分に折って敷き、花を重ならないように並べてティッシュを上にかぶせる。この作業を繰り返し、花をサンドイッチにしていく。3枚目の乾燥シートを載せたら、手早くビニール袋へ。乾燥シートが周りの湿気を吸ってベタベタになってしまうためだ。これをハガキ大にカットしたダンボール紙ではさみ、輪ゴムで止めたらお尻の下へ。

 家へ帰ったら、2キロほどの重しをして、2~3日で完成!乾燥シートは使った後に電子レンジにかければ繰り返し使えるので、何度でも押花を楽しめる。

 「人生で初めての体験。どんな風に完成するのか想像もつかない(30代男性)」

一人ひとり個性豊かな作品に

 押花の基礎を学んだ後は、菊池さんが予め用意してくれた押花を使って、しおり&ハガキ作り。菊池さんお手製の押花は生花そのものの美しい色で、参加者の間からもため息がこぼれるほど。ビオラ、バーベナ、アジサイ、メラスフェルラ、チドリソウ、カスミソウ、ノースポール、ワスレナグサ、ミニバラ、ゼラニウム、タピアンの葉、カラムシソウ......どう組み合わせるか、どうレイアウトするかは自由。途中、菊池さんの作品を見せてもらいながら、刺激を受けつつ作りあげる。しおりもハガキも表面がシールになっており、押花を自由に並べたら、薄い和紙を貼って完成!

 最後に菊池さんが参加者の押花に関する疑問・質問に答えて体験終了。

 「自分なりに最高の作品ができた(60代女性)」「自分の作品の出来映えが素晴らしくて、心がスッとした(60代男性)」

11:50~

山の幸バイキング

 昼食は山の幸バイキングの昼食。朴葉ずし・茶葉の天ぷらなどの郷土料理や、地元の手作りこんにゃく・豆腐などの特産品も盛り込まれた11種類のメニューのほか4種類の自家製カレー、オリジナルスイーツも3種類。お茶など地元の素材をふんだんに使った料理に参加者は大満足!「ここまで内容のいいランチバイキングはなかなかないと思う(50代女性)」

13:00~

茶摘み体験

 あいにくの雨模様だが、カッパを着て茶摘みに出発。東白川村の村雲さんより茶摘みの方法を教わり、腰に籠をつけて茶畑まで歩く。40数年間無農薬栽培の地元農家の茶畑で茶摘みの体験だ。今年は春に一度霜害で真っ黒になってしまったそうだが、なんとか復活。つやつやのおいしそうな新芽を昔ながらの方法「一芯二葉(いっしんによう)」で手摘みする。「雨の中の茶摘みはなかなかできない体験。暑いよりいい(60代女性)」

雨の中でも元気いっぱい!
13:55~

ワラビ採り体験

 茶摘みの最中に、気もそぞろだった参加者が数名。その理由は周りに生えているワラビ。「茶よりワラビ」という人も多く、ワラビ採りスタートの掛け声とともに、みんな雨だということも忘れ、ダッシュ!ワラビの長さコンテストの入賞をかけ、草に埋もれながら長いワラビを探す人も。「ワラビを採るのに一生懸命で、写真を撮るの忘れちゃった(70代男性)」

雨でもめげない!
14:45~

ワラビ餅と白川茶で一服

 ワラビの根からとれたワラビ粉が入ったモチモチのワラビ餅を、おいしい白川茶と共にいただく。村雲さんより「茎茶は熱湯、高級なお茶は50~60度のお湯で」と、お茶のおいしい淹れ方のレクチャーもあり勉強になった様子。熱戦が繰り広げられたワラビの長さコンテストの表彰では、1位はなんと昨年を7.5㎝も上回る248.5㎝!3位までの入賞者に賞品が手渡された。

おいしいお茶は疲れを癒してくれる
15:00~

記念撮影&閉会式

 雨のため、こもれびの館で記念撮影後、閉会式。「ワラビのアク抜き用のワラ灰もお持ち帰りください。最近はコンバインでバラバラにして田んぼに撒いてしまうので、有機農法で米作りをしている農家から、はざかけのワラを入手し燃やして作っている貴重なワラ灰です」と村雲さん。「ぜひ帰ってからも散歩の途中で花を摘む楽しさを味わいながら、身近なところで押花を楽しんでください」と菊池さん。

 自然にたくさんのエネルギーをもらった一日となった。「こんなに真剣になったのは何年ぶりだろう(70代男性)」「一日でこんなに盛りだくさんの体験ができるのはすごい!(40代女性)」

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