文化講座
Well-being120・・4 Well-being120は調節DNAスイッチのON、OFFで変わる
NHKテレビは「シリーズ 人体Ⅱ遺伝子」の再放送をテレビチャンネルを変え、内容の一部を変えて放映しています。
一人ひとりの細胞核に組み込まれている全遺伝情報(ゲノム)は2%の遺伝子DNAと98%の調節DNAからなっているのです。
2%の遺伝子は2万ほどの遺伝子として、その役割が判っています。
残りの98%のDNAはジャンクDNA(くず、がらくたDNA)と言われてきましたが、近年は2%遺伝子の働きを調節するスイッチの役割をすることが判ってきました。
肥満、老化、糖尿病、ガンや心臓病などの病気になるかのスイッチ役を果たします。
また、記憶力アップ、運動能力や音楽力などの能力アップのスイッチや個性を表す役割も果たしているのです。
つまり、自分の運命だと決まっていると考えていることが、DNAスイッチのON-OFF次第で変わるということです。
例えば、109歳センテナリアンの男性は若い時からタバコをスパスパと吸っていても、頭はしっかりして会話も達者で動き回り、車を運転しているのです。
タバコによる肺ガンにはならず老化、動脈硬化なども促進されていないのです。
108歳の女性は若い時から運動はほとんどせず、アルコールを多飲し、今もワインを好んで毎日沢山飲んでいるのです。
「ONE PIECE」に登場する141歳のDr.クレハのようにワインを飲んでハッピーに生きているのです。
健康の維持には生活習慣として食事や運動の大切さが言われています。
しかし、調節DNAのスイッチがONあるいはOFFなのかによって喫煙やアルコール類の障害も愉快に自分流の生活を送れば乗り越えられるということなのです。
我慢するのではなく自分の好きに挑めば記憶力や音楽力などの優れた能力も発揮できるのです。
「ピアノの森」(一色まこと作)のピアニスト・一ノ瀬海は音楽力調節DNAのスイッチがONになっているからでしょう。
現在、98%調節DNAは5日間ぐらいで自分自身のすべての調節遺伝子のON-OFFを知ることが出来るレベルになっています。
自分がどんな能力を持っており、病気になり易いかが判るのです。
日本では自分の調節DNAのON-OFFがどうなっているかを儲け主義的ではなく正確で安価に知ることが出来るように期待です。
生まれながらの運命、素質と考えていたことも生活習慣やマインドセットなどで調節DNAのスイッチを変えられる可能性があるのです。
自分の調節DNAの状態を知った上で、自分のWell-being120を楽しむ生き方が可能となる時代が近づいているのです。