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幸福寿命・Well-being Lifetime

Wellbeing Specialist & Designer
アップグレーズ狂人 UpGrades Crazy
医学博士 山中直樹

はじめに

 日本では、人生100年寿命時代が話題です。
 寿命が延びても生きている限り人は幸福な人生を過ごせれば生き甲斐を増せます。
 好きで大切に思うことを続けられれば幸福に生きられます。
 自分が望んでAIのようにアップグレードを続ける心構えが大切になると思います。
 一般道路で自動運転車を走らせてトップを走るグーグルは、2013年には「死を解決すること」('How Google's Calico to Fight Aging and "Solve Death"'を使命とするキャリコ・Calicoと言う子会社を設立しました。
 既に、2009年には「不死の実現」を目指して始めた投資ファンドを作って大金を生命科学のスタートアップ企業に投資しています。
 遺伝子編集や再生医療技術、工学技術や材料によるナノテクノロジー、AIやIoTなどの分野を急速に発展させているのです。
 グーグルでは2050年の時点で寿命を10年単位で先延ばしして目標は非死・不死の実現が可能になるとしています。
 21世紀中には150年寿命となり、22~23世紀には非死・不死の実現が可能になると専門家達が言っているぐらいなのです。
 240万年前に誕生した人類の祖先から7万年前に始まるホモ・サピエンスが人間至上主義で地球に君臨してきたのですがついに新種に譲る可能性があります。
 1万2000年前に始まった農業・農耕によってヒトは食べ物を得られやすくなり人口も増えたのです。
 頭脳、運動能力もゆっくりと進化して、道具の開発も進めました。
 しかし、人類は食べ物不足となる飢餓、疫病やガンなどの病気と闘い、暴力や戦争に悩まされており今日に続いています。
 現代はAI、IoT、ナノテクノロジー(ナノロボット)、遺伝子編集、再生医療を用いて人間の寿命を延ばすことが可能になりました。
 マイクロチップを体内に埋め込んで人間の体内、組織や脳とネットワークが可能となり健康を増進して、より長く幸福な寿命を延ばすことは夢ではなくなりました。
 100年寿命時代は今や現実なのです。
 寿命が延びれば、今までのような生き方は抜本的に変えてアップグレードを続けながら幸福、ハッピーに生きるがキーとなります。
 今までのような国家の繁栄、働き方や快適で安全な社会が増し多くの人の生活を向上させても、人々は幸せにはならず自殺率は減らず増加傾向にあるぐらいなのです。
 社会が豊かになったと言っても一人ひとりの幸福度は増していないことになります。
 長寿、不死社会を元気よく生きるために一人ひとりが幸福な生活を楽しめる「幸福寿命」とはを考えましょう!!
 自分流の生き方を選ぶ時代の到来です。

幸福寿命・Well-being Lifetime
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