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自然体験

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川
押し花のボールペンとペン立て作り体験&茶摘みとワラビ採り体験(名古屋発)

令和1年6月1日(土)晴れ
参加者 18組41名

  • 案内人/菊池千春さん
    岐阜県郡上市明宝出身。名古屋市緑区在住。2000年世界押花芸術協会奨励賞、2000年和歌山県教育委員会賞、2003年長野県知事賞。その他、佳作・入選多数。現在、自宅アトリエにて押花教室を開催。ちいさな子どもから年配の方まで幅広く指導している。
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右手に白川、左手に新茶のシーズン真っ只中の茶畑を望みながらバスを進めると、東濃ヒノキのふるさと東白川村へ。例年よりも少しひんやりとした空気が肌に心地よく、自然のエネルギーを思う存分、心と体にチャージした一日となった。

10:35~

開会式

 バスでこもれびの館母屋に到着すると、東白川村の村雲和裕さんよりまずは同村の紹介がされた。「東白川村は人口2,200人で、少子高齢化が進み過疎の村です。岐阜県には今、二つしか村がありません。合掌造りで知られる白川村とこの東白川村だけです。無名の村ではありますが、最近はツチノコの村として有名になってきました。先日5月3日には毎年恒例の『つちのこフェスタ』を開催し、この小さな村になんと人口よりも多い4,000人が訪れました。400年前にお茶が伝わって今では特産品となった白川茶も有名です。また明治時代の廃仏毀釈によって今も寺のない村として知られ、結婚式や葬式もすべて神道です」。
 続いてスケジュール説明の後、本日の案内人、菊池千春さんが紹介され「名古屋市緑区から参りました。出身は岐阜県明宝村(現郡上市)です。この日のために我が家の庭で育てた花をたくさん押し花にしてきました。ボールペンとペン立て、丁寧に作っていきましょう」とあいさつ。

押し花を使って素敵な作品を、と菊池さん
11:05~

押し花のボールペンとペン立て作り体験

 味彩工房へ移動して押し花のボールペンとペン立て作りに挑戦。まず初めにボールペン作り。ペン軸の部分に紙を筒状に丸めて入れられる透明のボールペンが準備され、まずは中に入れる紙を色鉛筆で好きな色に塗っていく。その上からスプレーのりを施し花を並べていく。「押し花はとても軽くて舞いやすいので、そーっとやさしく扱ってくださいね」と菊池さん。各テーブルに、色とりどり20種類以上の押し花が準備されると参加者の目が輝きだす。なじみのあるビオラやパンジー、アジサイなどを始めとしてワイヤープランツ、チドリソウ、フウセンカズラ、ワスレナグサ、アストランチア、ぺラルゴニウム、アサギリソウ、フロックス、ライラック、ノースポール、メラスフェルラ......季節を彩る花のオンパレード!四季を通じて菊池さんが庭で育てて摘んで押し花にした花々だ。「コツは重ねないこと。好きなお花を並べていくだけ。直感で」と菊池さん。花を並べたら透明シールでラミネートし、周りをハサミでカットし、くるくると巻いてボールペンの中に入れて完成!

菊池さんに教えてもらいながら

 小さな成功で自信をつけたら、もう少し面積の広いペン立てに挑戦。ボールペンと違い、シールの接着面に裏向きにお花を置き、ペン立てに貼った時に花の表面が見えるようにする。仕上げのマスキングテープとの色合わせもじっくり考えて。「作っている時は自信がなかったが、仕上がったら素敵だった(70代女性)」「見たことないお花がいっぱい!全部かわいかった(小5女子)」

かわいくできたよ
12:30~

山の幸バイキング

 集中した後は、お腹もペコペコ。隣の「レストラン味彩」へ移動して毎回大好評の山の幸バイキング!地元ならではの旬の食材満載の12種類のメニュー&オリジナルカレー4種、桜やお茶を使ったオリジナルスイーツ3種、特産のお茶は冷温4種。手作り豆腐や手作りこんにゃくなど、どれも絶品。今回はウドの芽・ニンニク坊主・茶葉の天ぷらが大人気!
「山の幸と聞くと山菜しか思い浮かばなかった。食材の豊かさと素朴なアイデアがいい(60代男性)」

13:40~

茶摘み体験

 今年は4月28日に雪が降った影響で、お茶作りは大変苦労していて茶葉の成長も例年に比べて良くないことを東白川村の村雲さんから聞く。今年の茶葉は貴重だと実感し、籠を腰につけて茶畑へ。ヒノキの林を抜けると視界がパーッと広がり、山の稜線を背景にした美しい茶畑へ到着。開墾して約50年間一切農薬を使わず栽培している茶畑だ。早速「一芯二葉(いっしんによう)」「一芯一葉(いっしんいちよう)」で軟らかいところだけ手摘みする。爪を立てると傷つき酸化するので、指の腹でポキンと折るのがポイント。天ぷらにしてもよし、手作りの釜煎り茶で味わってもよし!手摘みのあとは機械刈りも体験し、茶摘みを存分に満喫した。
「無農薬でもぜんぜん虫食いがないことに驚いた!貴重な体験だった(70代男性)」

初めてお茶摘みしたよ
14:10~

ワラビ採り体験

 大半の参加者が楽しみにしていたワラビ採り。昔を思い出して探す人、ワラビの根っこから葉っぱの先までの長さを競うコンテストに向けて長いワラビを探す人。初めて体験するという人は、まずワラビってどんなのを採ったらいいの?どこから折ったらいいの?と少々戸惑いもあったが、すぐマスターして袋にいっぱい!
「お金では買えない貴重な体験。ワラビの葉っぱを初めて見た(40代女性)」

童心に返って
14:50~

白川茶とわらび餅で一服&閉会式

 ワラビ採りの後は、ワラビの根から作るわらび粉を使ったモチモチのわらび餅を、白川茶の新茶と共に味わうという贅沢セット。村雲さんによる最高においしいお茶の淹れ方の実演があり、この特別なお茶はコンテスト入賞者だけが味わえる。
 ワラビの長さコンテストの結果発表と表彰式も行われ、1位は例年より短めの191cm。1位~3位は小学生が独占!特別賞として135cmの一番短かったで賞も!入賞者には菊池さんと東白川村から賞品が手渡された。

 「今日作ったボールペンとペン立ては周りの人に自慢して使ってください」と案内人の菊池さんがあいさつ。お土産は、釜煎り茶を自宅で作るためのレシピと、ワラビのあく抜きのためのワラ灰とレシピ。そして新茶。
「普段できない体験で、どれも期待を大きく上回った(40代男性)」「お茶の緑、ワラビの緑、いろいろな色の緑がある事に気付き、癒された(60代女性)」

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