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自然体験

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川
けやき台付きコケ玉づくり!&栗拾いと栗きんとん作り体験(名古屋地区)

平成28年9月17日(土)くもり
参加者 22組58名

  • 案内人/栗谷本征二さん
    中津川環境団体等連絡協議会代表、岐阜県森林・里山インストラクター、日本ネイチャーゲーム協会指導員、NNN(ネイチャーネットワーク中津川)代表、中津川市観光協会自然花部会代表・常任理事、日本山岳会自然保護指導員
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9月の長雨の影響で、いつもは穏やかな流れをたたえる飛騨川や白川が激しくうねり、自然への畏怖を抱きながら東白川村へ。山は実りのシーズン真っ只中。自然に囲まれて里山の深まりゆく秋を存分に堪能した一日となった。

10:40~

開会式

 東白川村こもれびの館にて、同村の村雲和裕さんより本日のスケジュール案内がされた。続いて同村の安江良浩参事が歓迎のため来場、あいさつをいただく。「岐阜県には村が二つしかありません。一つは白川村でもう一つはこの東白川村です。村内に寺がない神道の村として、またツチノコの村として有名です。豊かな自然とおもてなしで楽しんでいってください」。最後に案内人の栗谷本征二さんが登場。笑いを交えて竹や木で作った楽器を演奏し「これらはみんな地元でとれたもので作りました。田舎の良さ、心の豊かさを楽しんでいってください」とあいさつされた。

11:05~

植物のお話

 参加者の心をほぐすクイズと、地元の竹や廃材で作ったおもちゃでまずは遊びが和気あいあいとスタート。参加者の誕生日を祝う場面も!

9月生まれの参加者をみんなでお祝い!

 続いて植物の原種の話。キウイフルーツの原種であるサルナシや、ナシの原種のヤマナシ、日本のブルーベリーと言われるナツハゼ。「原種も知っておくことが大事です。都合のいいこと、ものばかりに慣れると原点を忘れてしまうんです」と栗谷本さん。参加者はみな、大きくうなずいていた。「植物を枯らさない秘訣は、植物をよく知ることから」と栗谷本さんが取り出したのは、陶器のコーヒーカップや湯呑みに種をまいて育てたミニ盆栽。「使わなくなった湯呑みやコーヒーカップなどの底に穴をあけてケト土(川や池に堆積した植物が泥状になったもの)に種をまくと、5年は持ちます。枯れる原因のほとんどは冬場の水切れ。冬になって葉っぱが落ちたり、枯れてしまってもコケ玉の水やりは週に1回バケツに水を入れてドボンとつける。すると、また春になって芽吹きます。肥(肥料)かけと声掛けも忘れずに」と栗谷本さん。

11:20~

コケ玉作り

 お話の後は、腕まくりをしてコケ玉作り。今回栗谷本さんが用意してくださったのは種から育てた地元の木や山野草を一人1種類と、ケヤキの端材をくり抜いた土台。どちらも栗谷本さんお手製だ。

うまくできるかな?

 まずは苗が植えてあるポットの土をすべて落とし、真っ黒のケト土とピートモス・富士砂などのブレンド用土をつけて丸めていく。手袋はあえてしない。自然の感触を楽しんでもらうためだ。仕上げはケト土の表面にコケをかぶせて黒い木綿糸でぐるぐると巻く。形を整えたら土台へ乗せて完成!
 「自然に沿うという栗谷本さんのお話がとても心に響いた(60代女性)」

大満足の出来栄え
12:20~

山の幸バイキング

 お待ちかね、山の幸バイキングの昼食へ。栗おこわなどの郷土料理や、アユの唐揚げ・トマトのフライなどのオリジナル料理、地元の手作りこんにゃくなどの特産品も盛り込まれた10種類のメニューのほか、4種類の自家製カレー、サラダバー、白川茶・バターナッツカボチャ・リンゴを使った3種類の地産地消スイーツも大好評!
 「ここに来ないと食べられない味!(60代男性)」

13:30~

栗拾い体験

 「イノシシが食べたものは中身がきれいになくなってます。一つ残らず拾ってもらうと、イノシシの餌がなくなって、明日からイノシシが来なくなるので頑張って拾ってください!」と村雲さん。腰に籠をつけて徒歩で約5分。栗畑に到着すると早速栗拾いスタート!拾った分だけ参加者で山分けと聞き、懸命に栗畑の中を探し回る。「これどうかな?」「チャンピオン狙える?」と、賞品がかかった大きい栗コンテストの栗探しも熱戦が繰り広げられた。

優勝を狙いまーす
14:30~

栗きんとん作り

 最後の体験、栗きんとん作りに挑戦。30~40分塩茹でにした栗を半分に切って中をくりぬき、砂糖を混ぜたら電子レンジで軽く温めて混ぜて絞るだけの超簡単レシピ。

白川茶と一緒にいただきまーす
15:10~

閉会式

 コンテストの結果発表!大きい栗1位は大人の部47g、子どもの部48g。それぞれ上位7人まで表彰。栗谷本さんから手作りの楽器やおもちゃ、スプーンなどの賞品が手渡された。そして最高齢の方3名と9月誕生日の方2名にも栗谷本さんからプレゼント&皆さんで祝福。おみやげの栗も大粒揃いで大満足!
 最後に栗谷本さんが「自然いっぱいの場所にいると本当に心が豊かになります。山に無駄はありません。また一緒に遊びましょう」とあいさつ。
 「子どもが集中している姿は普段なかなか見ることができないので一緒に参加してよかった(40代男性)」「自然豊かで空気も良くて気持ちがスーッとした。植物のお話や生き方のお話を聞いて一層いい気分になった(50代女性)」

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