愛知県共済

組合員サービス

自然体験

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川
フラワーアレンジメント体験&茶摘み&ワラビ採り体験(名古屋発)

平成29年5月28日(日)快晴
参加者 14組38名

  • 案内人/菊池千春さん
    岐阜県郡上市明宝出身。名古屋市緑区在住。2000年世界押花芸術協会奨励賞、2000年和歌山県教育委員会賞、2003年長野県知事賞。その他、佳作・入選多数。現在、自宅アトリエにて押花教室を開催。ちいさな子どもから年配の方まで幅広く指導している。
  • ※ このページにある写真をクリックすると拡大写真を見ることができます。

目も心も癒やされる新緑のグラデーションに、さまざまな木の花が彩りを添える東白川村の初夏。自然の中でまるっと一日心がワクワクする体験を楽しんだ。

10:30~

開会式

 初夏のまばゆい日差しと爽やかな風が心地よい東白川村こもれびの里。こもれびの館母屋にて温かい白川茶とつちのこクッキーでもてなしを受ける。東白川村の村雲和裕さんより本日のスケジュールが紹介された後、同村の安江良浩参事が歓迎のため来場、あいさつを頂戴する。「東白川村は四方を山に囲まれていて、90%は森林、宅地は3%ぐらいしかありません。ヒノキとお茶とつちのこが有名です。全国でもつちのこの目撃情報が最も多いことから春はつちのこフェスタを開催しています。夏はアユの友釣り、秋は栗・松茸・紅葉が楽しめます。今年のつちのこフェスタは村の人口2,400人を超える2,900人の参加者が集まりました」。続いて本日の案内人菊池千春さんが紹介され「岐阜県明宝村(現郡上市)出身です。地域や自宅での教室以外に、学校での放課後教室や、東北の被災地へのボランティアなどの活動もしています」とあいさつ。

11:00~

押花のルーペ&定規付きしおりとペン立てづくり

 押花を飛ばさないようにそーっと会場に入る参加者。グループごとに分かれたテーブルの上には、ため息が出そうなほど美しい押花が色とりどりに並べられている。これらはすべて案内人の菊池さんの手によるもの。季節ごとに庭や野山で採取した植物を少しずつ押花にしてきたとのこと。「色が素晴らしくきれい!」と、まずは材料に感嘆の声、声。花も、ミニバラ、アジサイ、チドリソウ、レースフラワー、ワイヤープランツ、ブドウの葉......数え切れないほど多種類で、まさに色のワンダーランド!

色とりどりの押花に心がときめく

 「色や形など、好きだと感じたものを載せていくだけで、ステキな作品に仕上がりますよ」と菊池さん。コツや注意することだけを伝えたら、あとは参加者の感性を大切にしたナビゲートが菊池さん流。

菊池さんのナビゲートで

 参加者はまず自由に押花を選んで紙皿の上でレイアウトを考え自分の世界に没頭。デザインが決まったら透明のシールの上に押花を載せ、そのシールをしおりやペン立てに慎重に貼る。「どんなデザインにするか考えるところからやれたのが楽しかった(高校生女子)」「子どもは迷いなくどんどんデザインを決めていく。決断力があるなあと思った(40代女性)」

イメージ通りにできた!
12:45~

山の幸バイキング

 早朝に出発だったため参加者はお腹もペコペコ。隣の「レストラン味彩」へ移動して毎回大好評の山の幸バイキングへ!地元ならではの旬の食材満載の11種類のメニュー&オリジナルカレー4種や桜・お茶を使ったオリジナルスイーツも3種類。アマゴの唐揚げや山菜の天ぷらなど、どれも絶品。今回は猪肉を使ったジビエカレーが大人気!参加者からは「ジビエカレーは珍しい。生の茶葉の天ぷらもおいしいね(60代男性)」との声が多く聞かれた。

13:45~

茶摘み体験

 東白川村の村雲さんより茶摘みの説明を受け、茶葉を入れる籠を腰につけて茶畑へ。ヒノキの林を抜けると、開墾して40年間一切農薬を使わず栽培している地元農家の茶畑に到着。"やぶきた"という品種の茶摘みを体験する。つやつやのおいしそうな新芽を昔ながらの方法「一芯二葉(いっしんによう)」で爪を立てずに手摘みする茶摘みの方法を教わる。爪を立てると傷つき酸化するので、指の腹でポキンと折るのがポイント!やわらかい新芽は、天ぷらにしてもよし、手作りの釜煎り茶で味わってもよしと聞き、張り切って茶摘み体験スタート! 参加者は「景色も空気もきれいでほっとする(60代女性)」と雰囲気も大満足。手摘みのあとはハサミによる手刈りや機械刈りも体験し、茶摘みを存分に満喫した。

お茶の葉ってツヤツヤしてるんだね
14:40~

ワラビ採り体験

 茶摘みの後は、ワラビ採りスタート!参加者は待ってましたとばかりにワラビのところへまっしぐら。踏み倒してしまうほど生えている場所もあり、下草刈りや計画的な収穫など、スタッフの懸命な管理によって維持されていることがうかがえる。参加者総勢約40名で採っても大満足の収穫量。次から次へと採りたくなってしまうのもワラビ採りの醍醐味。「昔よく採りに行ったなあ(60代男性)」という声も。ワラビの根っこから葉っぱの先までの長さを競うコンテストのために、同時に葉の開いた長いワラビも探索!

いっぱい採れた!
15:10~

白川茶とワラビ餅で一服&閉会式

 ワラビ採りの後は、ワラビの根から作るワラビ粉を使ったモチモチのワラビ餅を、白川茶の新茶と共に味わう。村雲さんからおいしいお茶の淹れ方の実演があり、このおいしいお茶はコンテスト入賞者だけが味わえることに。
 ワラビの長さコンテストの結果発表と表彰式も行われ、1位は2m超えの203cm!参加者最高齢賞は菊池さんから、1~3位は東白川村より記念品が手渡された。
 「(岐阜県の明宝村出身なので)中学の時、土日はワラビを2束採ってくるという宿題があったのを思い出しました。押花は簡単にできるので、ご自宅でも楽しんでみてください」と案内人の菊池さんがあいさつ。お土産は、釜煎り茶を自宅で作るためのレシピと、ワラビのあく抜きのためのワラ灰とレシピ。そして新茶。笑顔いっぱい、おみやげいっぱいの一日となった。
 「今日の一日は子どもたちが大人になっても覚えていてくれる体験だと思う(70代女性)」

このページの一番上へ