自然体験 | 組合員レポート
山村たいけんin東白川
マイスプーンづくり&栗拾いと栗きんとん作り体験(名古屋発)
平成29年9月16日(土)雨
参加者 16組37名
- 案内人/栗谷本征二さん
中津川環境団体等連絡協議会代表、岐阜県森林・里山インストラクター、日本ネイチャーゲーム協会指導員、NNN(ネイチャーネットワーク中津川)代表、中津川市観光協会自然花部会代表・常任理事、日本山岳会自然保護指導員
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台風接近の影響であいにくの空模様ではあったが、元気いっぱいの参加者と共に東白川村へ。自然の懐に抱かれて、実りのシーズン真っ只中の秋の里山を存分に堪能した。
10:30~ |
開会式
東白川村こもれびの館にて、同村の村雲和裕さんから本日のスケジュールが案内された。続いて同村の今井俊郎村長が歓迎のため来場、あいさつをいただく。「岐阜県には村長が二人しかいません。貴重な村長です。今日は台風でも体験ができ、皆さん大変強運です。日本は山村の自然が都会を支えています。村を元気にするには遊びに来ていただくことが何よりです。東白川村は四季を通じていろんな体験ができます」。案内人の栗谷本征二さんは笑いを交えて東白川村の木の端材で作った楽器を演奏し「皆さんと今日一日を楽しく過ごしたいと思います」とあいさつ。今日のイベントをバックアップしてくれる、千葉から来ている地域おこし協力隊の二人も紹介された。 |
11:00~ |
栗拾い体験
天気の影響で午後の予定だった栗拾いを午前に繰り上げ。「イノシシが食べた栗は中身が空っぽになってます。イノシシが来なくなるように一つ残らず拾ってください!」と村雲さん。栗の重さコンテストもあり、栗谷本さんが素敵な賞品を準備。目標ができると俄然頑張るのが人の常。雨具で万全に身支度をし、腰に籠をつけて徒歩で約5分。栗畑に到着すると早速栗拾いスタート!拾った分だけ参加者で山分けなので懸命に畑の中を探し回る。ぴったり賞を狙った栗探しも熱戦が繰り広げられた。
「雨だったけれど、子どもと一緒に山の中で栗拾いができて思い出になった(40代女性)」「栗がなかなか見つけられなかったけれど、ほかの参加者がくれてうれしかった(小学6年生男子)」
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いっぱい拾えました! |
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11:45~ |
栗きんとん作り
「今から作る栗きんとんは無農薬の栗と少量の砂糖だけです」と村雲さん。30~40分塩茹でにした栗を半分に切って中をくりぬき、砂糖を混ぜたら電子レンジで軽く温めて混ぜてラップで絞るだけの簡単レシピ。
「手作りの栗きんとんがこんなにおいしいなんて!家だとなかなか作らないからうれしい(70代女性)」
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大勢で作ると楽しい |
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12:35~ |
山の幸バイキング
山の幸バイキングの昼食へ。栗おこわなどの郷土料理や、トマトのフライなどのオリジナル料理、地元の手作りこんにゃくなどの特産品も盛り込まれた10種類のメニューのほか4種類の自家製カレー、サラダバー、白川茶やバターナッツカボチャを使った3種類の地産地消スイーツも大好評!
「トマトカレーとトマトフライが絶品(70代女性)」 |
13:40~ |
マイスプーンづくり
体験工房へ移動して、まずは栗谷本さんお得意の漢字のなぞなぞでスタート。とんちが効いた楽しいなぞなぞで参加者の心がほぐれた。
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何と読むのかな? |
いよいよマイスプーン作り。表面仕上げが残った木のスプーンを紙やすりやウエットティッシュ、ドライヤーを使って仕上げていくのが今日の体験。
「今日の材料はイチイです。高山の一位一刀彫でよく知られていますが、スプーンをイチイで作ることはまずありません。今日だけ、こもれびの里だけ、あなただけです!」ユーモアいっぱいの栗谷本さんに参加者も笑顔いっぱい。「このスプーンは丸太をもらって切り出して一本いっぽん手作りしました」との言葉に、参加者全員驚きの表情。木のお話を聞きながら4種類の紙やすりを順番に使ってさじ面、さじ裏、柄(え)と磨いていき、最後に柄の裏に好きなマークを焼き入れる。仕上げにエゴマオイルを塗って完成!
「スプーンとして再スタートしてイチイも報われます。今は日常の中で手間暇、汗を流すことが少なくなってきています。スマホは便利ですが匂い、手触り、味は体感できません。五感を研ぎ澄ますと深いところが見えてきますよ」
「木のことがよくわかる良い講座だった(50代夫婦)」「木のスプーンは思った以上に手間暇がかかり、愛着が湧きました。大事にしたい(60代男性)」
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これは毎日使いたくなるね |
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15:20~ |
閉会式
栗コンテストの結果発表!ぴったり賞は25gと30gの部で3人入賞!ほかに大きい栗で賞、小さい栗で賞、最年長の参加者などの表彰も。栗谷本さんから木や竹を使った手作りの楽器や万華鏡などの賞品が手渡された。おみやげの栗も大粒揃いで大満足!
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入賞おめでとう! |
最後に栗谷本さんが「心豊かにポジティブに生きると人生楽しくなります。人生は自分の気持ち次第です。こういう旅に参加するのも一つの方法です」とあいさつ。
「なかなか見つけられない人もいたので、拾った栗を均等に分けてくださる心遣いがとても親切だと感じた(60代女性)」「出迎えや見送り、講師のお話、料理、すべてに心がこもっていた(70代女性)」
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