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自然体験

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川
フラワーアレンジメント体験&茶摘み&ワラビ採り体験(岡崎発)

平成29年6月3日(土)晴れ
参加者 14組40名

  • 案内人/菊池千春さん
    岐阜県郡上市明宝出身。名古屋市緑区在住。2000年世界押花芸術協会奨励賞、2000年和歌山県教育委員会賞、2003年長野県知事賞。その他、佳作・入選多数。現在、自宅アトリエにて押花教室を開催。ちいさな子どもから年配の方まで幅広く指導している。
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目も心も癒やされる新緑のグラデーションに、さまざまな木の花が彩りを添える東白川村の初夏。自然の中でまるっと一日心がワクワクする体験を楽しんだ。

10:45~

開会式

 初夏のまばゆい日差しと爽やかな風が心地よい東白川村こもれびの里。こもれびの館母屋にて温かい白川茶とつちのこクッキーでもてなしを受ける。東白川村の村雲和裕さんより本日のスケジュールが紹介された後、同村の安江良浩参事が歓迎のため来場、あいさつを頂戴する。「東白川村は村の面積の9割が山林で東濃ヒノキが特産です。標高が高く朝霧が発生するので品質の高いお茶ができます。明治時代の廃仏毀釈によって寺が排除され、以来寺のない村としても知られています。葬儀も90%以上が神式です。春はつちのこフェスタ、夏はアユの友釣り、秋は栗・松茸・紅葉が楽しめます。今年のつちのこフェスタは村の人口より多い参加者が集まりました」。続いて本日の案内人菊池千春さんが紹介され「岐阜県明宝村(現郡上市)出身です。地域や自宅での教室以外に、学校での放課後教室や、東北の被災地ボランティアなどの活動もしています」とあいさつ。

11:15~

押花のルーペ&定規付きしおりとペン立てづくり

 「お花が風で舞ってしまうのでそーっと歩いて入ってください」とスタッフに誘導されクラフトづくりの工房へ。グループごとに分かれたテーブルの上には、ため息が出そうなほど美しい押花が色とりどりに並べられ「この花なんだろう?」「すごいねえ」と参加者の関心が集まる。季節ごとに植物を採取し、年間を通じて少しずつ作ってきた案内人の菊池さんの気が遠くなるような手仕事に感嘆の声、声。花も、ミニバラ、アジサイ、チドリソウ、レースフラワー、ワイヤープランツ、ブドウの葉......数え切れないほど多種類で、まさに色のワンダーランド!

色とりどりの押花に心がときめく

 「ブルーのコチョウランを小さく切ってバスケットに見立てて、ほかのお花を盛ってみるのも素敵です」と菊池さん。作品づくりのヒントだけを伝えたら、あとは参加者の感性を大切にしたナビゲートが菊池さん流。

菊池さんに教えてもらいながら

 参加者はまず自由に押花を選んで紙皿の上でレイアウトを考え自分の世界に没頭。デザインが決まったら透明のシールの上に押花を載せ、そのシールをしおりやペン立てに慎重に貼る。「子どもは大人より大胆(30代女性)」「これだけたくさんのお花を押花にするのは、さぞ大変だったと思う。菊池さんに感謝。作品も大満足です(50代女性、70代女性)」

オリジナル作品の完成!
12:30~

山の幸バイキング

 お昼ごはんは隣の「レストラン味彩」へ移動してお待ちかねの山の幸バイキング!地元ならではの旬の食材満載の11種類のメニュー&オリジナルカレー4種や桜・お茶を使ったオリジナルスイーツも3種類。わさびパスタや山菜の天ぷらなど、どれも絶品。今回は猪肉を使ったジビエカレーが大人気!参加者からは「猪肉の臭みまったくなし。ジビエカレーが最高(50代女性)」との声が多く聞かれた。

13:30~

茶摘み体験

 東白川村の村雲さんより茶摘みの説明を受け、茶葉を入れる籠を腰につけて茶畑へ。ヒノキの林を抜けると、開墾して40年間一切農薬を使わず栽培している茶畑で"やぶきた"という品種の一番茶を手摘みする。「一芯二葉(いっしんによう)」で爪を立てずに指の腹でポキンと折るのがポイント!と教わる。やわらかい新芽は、天ぷらにしてもよし、手作りの釜煎り茶で味わってもよしと聞き、張り切って茶摘み体験スタート!参加者は「早起きして来た甲斐があった。長生きしてよかった。すべての体験がベリーグッド!(70代女性)」と楽しんでいた。手摘みのあとはハサミによる手刈りや機械刈りも体験し、茶摘みを存分に満喫した。

ウグイスのさえずりを聴きながら茶摘み
14:30~

ワラビ採り体験

 茶摘みの後は、いよいよワラビ採り。これを一番楽しみにしていた参加者もおり、スタートの声を聞いた途端、待ってましたとばかりにワラビのところへまっしぐら。踏み倒してしまうほど生えている場所もあるがもちろん栽培しているわけではなく、計画的な収穫と管理によって保たれている。「どんどん山に入っていくのが楽しくてワクワクした(小学生男子)」「昔、親のやっていたことを思い出した(70代女性)」という声も。ワラビの根っこから葉っぱの先までの長さを競うコンテストも行うため、同時に葉の開いた長いワラビも探索!

いっぱい採れた!
15:00~

白川茶とワラビ餅で一服&閉会式

 ワラビ採りの後は、ワラビの根から作るワラビ粉を使ったモチモチのワラビ餅を、白川茶の新茶と共に味わう。村雲さんからおいしいお茶の淹れ方の実演があり、このおいしいお茶はコンテスト入賞者だけが味わえることに。
 ワラビの長さコンテストの結果発表と表彰式も行われ、1位は記録更新の240cm!1~3位には東白川村より記念品が手渡された。
 「私も皆さんと共に一日楽しませていただきました!押花は簡単にできるので、ご自宅でも楽しんでみてください」と案内人の菊池さんがあいさつ。お土産は、釜煎り茶を自宅で作るためのレシピと、ワラビのあく抜きのためのワラ灰とレシピ。そして新茶。笑顔いっぱい、おみやげいっぱいの一日となった。
 「来てみないとわからない盛りだくさんな内容だった(50代女性)」「スタッフのおもてなしの心がいい(70代女性)」

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