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自然体験 | 組合員レポート

ジョンさんと森で遊ぼう!ファンフォーレスト(第6回)

平成13年6月3日(日) 快晴

澄んだ青空と新緑のコントラストが美しいファンフォーレスト。森の奧ではウグイスやルリビタキらしき高く澄んだ野鳥の鳴き声が響き、エゴノキの白い可憐な花やコナラの小さな苗がさわやかな風に揺れている。早朝にはリスの姿もちら り。カエルやトカゲなど、森の住人たちは活動の時期。そんなエネルギッシュな初夏の森で14家族が参加し、今年第2回目のツリークライミングがにぎやかにスタートした。

09:00~

受付&準備

早々と到着した子どもたちはさっそく森に入って虫探し。あちこちで元気な追いかけっこが始まった。「トトロが出てくるみたい!」と子どもたち。TCJ(ツリークライミングジャパン)のスタッフの指導のもと、クライミングサドルを装着 し、準備もOK!

10:00~

「ジョンさんをさがそう!」&森の中の開会式

ジョン・ギャスライト氏が森の中でかくれんぼ。「みんなでさがしに行こう!」と森の中へ。森の広場に出たところで「あ、いた~」。高いアカマツの上でギャスライト氏が「ハ~イ!」と元気に手を振る。「みんなの頭が小さく見えるよ。 今日はみんないろんな視点で森を見てね」。スルスルと降りてきたギャスライト氏の手には大きなマツボックリ。「これは世界一大きなマツのマツボックリ。でも根っこが深く入れないので弱い。そこで、この大きなマツボックリが風で飛んできたいろんな種をキャッチして、落ちた時に自分の根元にたくさんの他の植物が生えるようにしているんだよ。自分が弱い分、助けてもらっている。これは人間の社会と同じ。いろんな人にお世話になっているでしょ。今日はみんな大きなファミリーだから助け合おうね」

10:25~

「木のものまねストレッチ」

「今からみんな木になろう!」とギャスライト氏。スギになって上に思いっきり伸びたり、風に揺れたり。コナラになって枝(腕)をあちこちに伸ばしたり、葉 (手)をパッパッと開かせたり。縄文スギになって相撲取りのようにドッシドッシと根(足)を張ったり。最後はみんなで手をつないでウェーブ。「森の中でも いろんな木が手をつないでいる。だから風が吹いても倒れないんだよ」

←ユニークな動きの連続で森の中に笑い声が響く。緊張も解けてなごやかな雰囲気に。
10:30~

森の野草紹介

TCJの氏福直樹氏によるファンフォーレストの野草紹介。コシアブラ、サルトリイバラ、フジの若芽・・・。「おひたしや天ぷらにするとおいしいよ」。危険な植物としてウルシやアセビも紹介。

10:35~

森の手入れ&ツリークライミング

5つのグループに分かれて、森の手入れ&ツリークライミング開始。木の根を保護するため、落ち葉を集めて根元へ。自己紹介のあといよいよツリークライミング開始。ギャスライト氏は各グループを巡回しながら、木と友達になる方法を伝授。逆さにされたり、くすぐられたり、足相撲をしたり、木の上で握手したり・・・。高所恐怖症というお母さんもおそるおそるチャレンジ。だんだん周りを見る余裕ができて「セミになった気分!」とうれしそう。

←「Shall we dance?」
←どんな格好だって自由自在!「やめられませんな~」
←ツーショットでポーズ!お父さんがやいちゃうよ。
12:15~

昼食

お昼の時間になってもなかなかやめられない参加者。昼食タイムにはギャスライ ト氏が各家族を回って記念撮影。

←ファンフォーレストで写真を撮る時の合い言葉は「ツリー!」。気持ちもひとつになってまるで家族のよう
12:45~

ネイチャーゲーム「カモフラージュ」

「ネイチャーゲームやりたい子集まれ~!」という「恵那山ネイチャーゲームの会」の指導員の呼びかけで18人の子どもとお母さん1人が参加。森の中に隠された人工物をさがすゲーム「カモフラージュ」を楽しんだ。草の間にさりげなく置かれた緑のカエルのおもちゃ、落ち葉に同化しているガのおもちゃ、枝にひっか けられた腕時計・・・。目を凝らしてさがし、静かに見つけた数を数えてゴールの指導員にそっと耳打ちする。一度では全部見つからず、またスタートに戻ってや り直し。「二回目はもっと見つけられたよ!」と喜ぶ子どもたち。最後にみんなで答え合わせ。「森の中にもいろんな生きものがカモフラージュして身を守りな がら暮らしてるよ」と、指導員の原令子氏。

←森の中でカモフラージュしているモノをさがすのは難しい。「惜しい。もうちょっと」
12:55~

森の音楽会

自作の木製楽器を使って演奏活動を展開する「カタリコ」による音楽会。おひつ で作られた「まんま」という弦楽器、ホオやマツをくり抜いて作った「うくん く」「ドラスリ」という打楽器でやさしい音を紡いでいく。静かな曲に目を閉じ て聴き入るお父さん、お母さんの腕に抱かれて聴く子どもたち。リズミカルな曲 では踊り出す母子も。マツゼミの鳴き声も演奏に加わり、ゆったりとした午後の 始まり。

13:30~

木にロープをかけるデモンストレーション

ギャスライト氏が「これは何かな?」と取り出した大きなパチンコで、高い木に ロープをかけるデモンストレーション。一度で高い枝にロープがかかり大拍手。

13:40~

フリータイム

木にロープをかける練習をしたり、好きな木に登ったり、ツリーボート(ハンモ ック)に寝そべったり、ゆっくりと思う存分、木と親しんだ。

←木にロープをかける練習。砂と鉛が入ったショットパウチを木に向かって投げ上 げる。みんな真剣な表情でチャレンジ。
←木の上では大人も子どもも一緒。森の仲間たち。
15:20~

記念撮影

「今日は楽しかった?」と尋ねるギャスライト氏に、みんなで声をそろえて「ハ~イ!」。記念撮影が終わってもギャスライト氏の周りに子どもたちが群がり、別れを惜しんでいた。

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