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自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川 「押花アート作りとお茶摘み・山菜採り体験」

平成22年6月5日(土)晴れ
参加者 22組57名

  • 案内人/ 菊池千春さん
    岐阜県郡上市明宝出身、名古屋市緑区在住
    2000年 世界押花芸術協会奨励賞
    2001年 和歌山県教育委員会賞
    2003年 長野県知事賞
    その他佳作・入選多数。現在自宅アトリエにて押花教室を開催。
    小さな子どもから年配の方まで幅広く指導している。
  • ※このページにある写真をクリックすると拡大写真を見ることができます。

梅雨の前の蒸し暑い一日。新緑のグラデーションがまばゆい東白川村で、普段はなかなか体験できない、オリジナリティあふれる自然体験イベントが開催された。

9:45~

開会式

 大きな葉っぱに大きなつぼみ......この時期ならではのホオノキの枝が飾られた、こもれびの里クラフト工房にて参加者が一同に集う。東白川村の村雲和裕さんより一日のスケジュールが紹介された後、本日の案内人菊池千春さんが紹介され「参加者の皆さんと共に一日楽しみたい」とあいさつ。

10:05~

押花アート作り

 「静かに歩いて席に着いてください。そーっと、そーっと」というスタッフの案内に「?」だった参加者も、会場に入って「なるほど」と納得。グループごとに分かれたテーブルの上には、ため息が出そうなほど華奢で美しい押花が色とりどりに並べられている。本日の押花アートの材料だ。これはすべて案内人の菊池さんの手によるもの。季節ごとに植物を採取し、年間を通じて少しずつ作ってきたという。押花と言っても、葉っぱや花ばかりではない。なんと、イチゴやキンカンやオクラなど、果実や野菜まで!!「かわい~い!」「わぁ~、すごい!」と、まずは材料に感嘆の声、声。花も、ミモザやバラ、アジサイ、メラスフェルラ、フランネル、タピアン、カルミア......数え切れないほど多種類で、まさに色のワンダーランド!

材料の押花だけでも、すでにアート

 「花器にお花を盛り付ける感覚で仕上げてください。色や形など、好きだと感じたものをどんどん載せていくだけで、ステキな作品に仕上がりますよ」と菊池さん。多くを語らず、参加者の感性を大切にしたナビゲートが菊池さん流。参加者はスプレーのりが施されたランチョンマットとコースターの2種類のレースシートに、自由に押花を載せて世界にただ一つのオリジナルアートを仕上げていく。「本人に似てかわいいでしょ(70代女性)」「楽し~い!(10代女性)」「これは新しい!若い人にも受けると思います!(20代女性)」「選ぶのも楽しいし考えるのも楽しい(60代男性)」と男女問わず参加者は大いに盛り上がった。
 作品ができあがったら、ラミネートして完成!

大満足の作品が完成!
11:40~

山の幸バイキング

 ぐっと集中して作品を作った後は、お腹もペコペコ。隣の「レストラン味彩」へ移動して昼食タイム。毎回大好評の山の幸バイキングに「おいしそ~」と参加者。茶葉や山菜など地元ならではの旬の食材が使われた14種類のメニュー&オリジナルカレー4種。手作り豆腐、朴葉ずし、お茶のパスタ、手作りこんにゃく、タケノコとワラビの煮物など、どれも絶品。最後のデザート3種にもお茶を使ったメニューが盛り込まれ、参加者からは「このお昼ご飯は、今まで食べたバイキングの中でピカイチ(40代女性)」との声が多く聞かれた。

13:00~

茶摘み体験

 東白川村の村雲さんより茶摘みの説明を受け、茶葉を入れる籠を腰につけて茶畑へ。日差しも強く、夏のような暑さだ。開墾して40年間一切農薬を使わず栽培している茶畑に到着すると、どの茶葉にも生命力がみなぎってつやつやしている。やわらかい新芽は、天ぷらにしてもよし、手作りの釜煎り茶で味わってもよしと聞き、張り切って茶摘み体験スタート。暑いながらも「生まれて初めての体験。気持ちがいいねぇ(60代男性)」と楽しんでいる様子。
 手摘みのあとは子どもたちが機械刈りも体験し、茶摘みを存分に満喫した。「機械の音にビックリした。ドキドキして、手がビリビリしたけどすごく楽しかった(6歳男子)」

おいしそうな茶葉をたくさん摘んだ
13:55~

ワラビ採り

 茶摘みの時から、畑の脇に生えているワラビのことが気になって仕方のなかった参加者も多く、本当にお待ちかねのワラビ採り。スタートの声を聞いた途端、待ってましたとばかりにワラビのところへまっしぐら。踏み倒してしまうほど生えている場所もあり「40年ぶりに夢中になったよ(60代男性)」という声も。小学生の男の子で、ワラビの長さコンテストに向けて、背丈よりうんと高くて、葉の出た食べられないワラビを求めて奔走する子もいた。
 袋にいっぱい、両手に長いワラビを採って「長いのを見つけ出して競争しあうのが楽しい(8歳男子)」という声もあれば、「どうやって食べたら一番おいしいかしら(50代女性)」という声もあり、それぞれに満足できる内容だったようだ。

長いワラビを探索中
14:30~

白川茶とワラビ餅で一服

 おいしい新茶の白川茶と、ワラビ粉を使ったモチモチのワラビ餅をいただく。暑くても熱い白川茶はおいしい。白川茶のおいしさは、霧で茶畑が覆われて天然のかぶせになるため。かぶせとは、玉露などの高級茶をつくる過程で茶葉を覆って遮光することで、旨みの多いお茶ができる。やぶきたという品種であることも大きいようだ。
 ワラビの長さコンテストの結果発表と表彰式も行われ、1位は230cm! 2位は213cm、3位は196cm。東白川村特産のジュースなど、記念品が手渡された。

ワラビ餅に舌つづみ
14:50~

閉会式

 「午後は、私も参加者になりきって思い切り楽しみました」と案内人の菊池さんがあいさつ。続いてお土産をいただく。お土産は、各自摘んだ茶葉を自宅で釜煎り茶に仕立てるためのレシピ、各自採ったワラビを自宅であく抜きするためのワラ灰とレシピ、新茶。東白川村での収穫が、帰ってからさらに膨らむおみやげだ。笑顔いっぱい、おみやげいっぱいの一日となった。
 閉会式後には、全員で「また来た~い!」と記念撮影。

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