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自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川 クリスマスキャンドルツリー&花餅作り

平成18年12月9日(土) 小雨
参加者 31組98名

  • 案内人/ジョン・ギャスライトさん
    コラムニストなどとして幅広く活躍。「ツリークライミングジャパン」代表。「東白川村里山アカデミー」名誉学長としても活躍中。
  • 自然案内人/藤井茂樹さん 樋口綾女さん ほか東白川村の方々
  • ※このページにある写真をクリックすると拡大写真を見ることができます。

朝からあいにくの雨模様で、あたり一面に霧が立ち込める東白川村。この季節、雨の日や雨の翌日は、渓流から霧があがるためだ。その霧が午前中かけて山腹をゆっくりと登っていくさまは、まさに水墨画そのもの。茶どころ東白川ならではの冬の風物詩だ。

10:10~

開会式

3台のバスで到着した参加者は、はなのき会館のホールへ。

東白川村のキャンドル作り名人樋口綾女さんと、花餅作り名人藤井茂樹さんが紹介される。続いて本日の案内人ジョン・ギャスライトさんがサンタの帽子をかぶって登場。クリスマスツリーの起源や、キャンドルの意味、サンタクロースの誕生秘話など、クリスマスにちなんだトリビアなお話でアイスブレーク。心がほぐれ、会場がやさしい雰囲気に包まれる。

10:40~

クリスマスキャンドルツリー作り

東白川村のキャンドル作り名人、樋口さんより作り方の説明を聞き、早速キャンドル作りがスタート。まずは10㎝ほどの長さの白いロウソクをポキポキ細かく折って空き缶の中に入れ、湯せんにかけて溶かす。ロウが完全に溶けたら湯せんからおろし、わりばしで混ぜているとロウが再び固まりはじめ、ダイコンおろしのような状態に。その半固形状のロウをスプーンですくいながらあらかじめ準備された円錐形のキャンドルの表面につけていくと......雪が積もったモミの木風のキャンドルツリーに変身!

←キャンドル作りって楽しいね

次にキャンドルのまわりをミニリースで飾る。豊富に用意された自然の素材を、思い思いにリースの土台にくっつけていく。グリーンの部分は、ウラジロモミやスギ、ヒノキの葉、ヒカゲノカズラを使って。花のような形のカラマツやアカマツのマツボックリ、小さなヒノキやスギの実の殻もかわいい。ツルウメモドキやナンテンの赤い実をアクセントに添えれば、華やかなリースのできあがり。キャンドルに組み合わせてオリジナルキャンドルが完成。

←ロマンチックなキャンドルツリーができた!

「初めての体験。こういうことは一人でやるより大勢の人とやったほうが楽しいですね(60代女性)」「ロウを溶かして塗ったり、葉っぱや実をどんなふうにつけるか考えたりするのが楽しかった(6年生女子)」と参加者も喜びの表情だった。「みんなそれぞれ性格が表れて、すごく味のあるキャンドルになったね!」とジョンさんも絶賛。

それぞれデコレーションしたキャンドルを手に、ジョンさんと「ツリー」の合言葉で記念撮影。

12:30~

山の幸バイキングの昼食

別館のふれあいホールへ移動し、昼食タイム。マイタケの炊き込みご飯、味噌仕立ての猪汁、地元産のこだわり豆腐、茶うどんのパスタ風、アマゴの唐揚げ、手作りコンニャクの刺身、ナメコ入りおひたし、トマトのシフォンケーキ、イチゴのブラマンジェなど、地元ならではの山の味覚満載の昼食は絶品!

13:25~

花餅の起源と作り方の解説

東白川村の花餅作り名人、藤井さんより花餅の起源と作り方を聞く。「東白川村は岐阜県の中で2つしかない村のうちの一つ。ここは寺のない神道の村です。これは全国的にみても奈良県の十津川村と東白川村だけです。花餅は、東白川村では正月に神棚にお供えします。昔は冬に花がなかったため、一番最初についた餅を赤いねじ木の枝にくっつけて花に見立てました。昔は白の餅だけでしたが、少しでも華やかにと赤い餅もつけるようになりました。花餅作りはお正月を迎えるための伝統行事なんです。作るときのポイントは、枝ぶりの整え方と、紅白の餅の色のバランス。それぞれ個性を発揮して作ってみてください」

13:40~

花餅作り

まずは枝の剪定(せんてい)。枝ぶりを考えながら余分な枝を切っていく。続いてのし餅を1㎝程度のサイコロ状に切り、一つひとつ枝に巻きつけていく。

←枝に餅をつけると本当に花が咲いたみたい

花餅を生ける花器は竹を切って作る。ノコギリを初めて握るという子どもたちも、ジョンさんと一緒にチャレンジしてうれしそう。切った竹に赤・白・金の水引きをキュッと結ぶと正月気分もアップ。中にオアシスを入れ、花餅とマツの枝を生けたら、あっという間に正月飾りの完成! 「花餅は一度作ってみたかったんです。なんともいえない美しさですね(50代女性)」との声多数。

←子どもたちもジョンさんと一緒に大奮闘
←花餅作り名人の藤井さんに教わりながら
14:45~

白川茶で一服

花餅が完成してホッとしたところで、地元特産の白川茶で一服。

15:10~

閉会式

「感謝の気持ち、愛と平和。これは世界共通でそれぞれの国の文化・習慣の中に息づいています。日本もこういう心が文化・習慣の中に息づくすばらしい国。海外からいろんな文化・習慣が入ってきても、日本の素晴らしい心を忘れないようにしたいものですね」とジョンさんがあいさつ。

バスの号車ごとにジョンさんの最新著書『ギフト・フロム・ザ・ハート』のプレゼントをかけてジャンケン大会で盛り上がったあとは、「ツリー」の合言葉で記念撮影。

「子どもたちが本当に楽しんでました(30代女性)」「すごく充実してました。次は家族全員で参加したいです(30代男性)」と参加者も喜びいっぱいの笑顔だった。

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