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自然体験

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川
マイスプーンづくり&栗拾いと栗きんとん作り体験(豊橋発)

平成29年9月23日(土)晴れ
参加者 17組40名

  • 案内人/栗谷本征二さん
    中津川環境団体等連絡協議会代表、岐阜県森林・里山インストラクター、日本ネイチャーゲーム協会指導員、NNN(ネイチャーネットワーク中津川)代表、中津川市観光協会自然花部会代表・常任理事、日本山岳会自然保護指導員
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台風も去り、今週は心地よい晴天に恵まれた東白川村。自然の懐に抱かれて、実りのシーズン真っ只中の秋の里山を存分に堪能した。

10:50~

開会式

 東白川村こもれびの館にて、同村の村雲和裕さんから本日のスケジュールが案内された。続いて同村の今井俊郎村長が歓迎のため来場、あいさつをいただく。「岐阜県には村長が二人しかいません。貴重な村長です。明治時代、苗木藩はお寺を壊し仏壇を焼いて以来ここは今も寺のない神道の村です。亡くなると氏神様になるので葬式は神主さんが行います。2,300人ほどの小さな村ですが都会の方に遊びに来ていただくと村は元気になります」。案内人の栗谷本征二さんは「今日だけ、ここだけ、あなただけに贈るミニコンサートです」と笑いを交えて東白川村の木の端材で作った楽器を演奏。「今日のスプーンづくりの講座も、今日だけ、東白川村だけ、あなただけです!」とあいさつ。

11:15~

マイスプーンづくり

 体験工房へ移動して、マイスプーンづくり。表面仕上げが残った木のスプーンを紙やすりやウエットティッシュ、ドライヤーを使って仕上げていくのが今日の体験。
 「横着すると表面がザラザラになるので丁寧にやすりをかけていきます。箸は箸先3寸がつるつるだと食べ物をおいしく感じます。スプーンも同じ。赤ちゃんが生まれて最初に口にするものは何ですか?その記憶が残ってますので、柔らかく温度があるとおいしく感じられるんです」と栗谷本さん。

イチイのスプーンはここだけ、と栗谷本さん

 「スプーンの材料はイチイです。丸太をもらって、半年かけて切り出して一本いっぽん手作りしました。一度切られて命がなくなりましたが、皆さんの手でスプーンとして再び蘇ります。湯煎、洗剤はダメ。水洗いして陰干ししてくださいね」との言葉に、うなずく参加者。木のお話を聞きながら4種類の紙やすりを順番に使ってさじ面、さじ裏、柄(え)と磨いていき、最後に柄の裏に好きなマークを焼き入れる。仕上げにエゴマオイルを塗って完成!
 「今は日常の中で手間暇、汗を流すことが少なくなってきています。スマホは便利ですが匂い、手触り、味は体感できません。五感を研ぎ澄ますと深いところが見えてきますよ」
 「自分の名前が入ったどこにも売ってないスプーン!大事にしたい(40代女性)」「木のスプーンの値段が高い理由がよくわかった(70代男性)」

栗谷本さんに教えてもらいながら
12:30~

山の幸バイキング

 山の幸バイキングの昼食へ。栗おこわなどの郷土料理や、トマトのフライなどのオリジナル料理、地元の手作りこんにゃくなどの特産品も盛り込まれた10種類のメニューのほか4種類の自家製カレー、サラダバー、白川茶やバターナッツカボチャを使った3種類の地産地消スイーツも大好評!早速作ったスプーンを使って食べる参加者も。
 「ヘルシーなものが多くうれしい。お腹いっぱいだけど胃にもたれない(60代女性)」

13:35~

栗拾い体験

 「イノシシが食べた栗は中身が空っぽになってます。イノシシが来なくなるように一つ残らず拾ってください!」と村雲さん。栗の重さコンテストもあり、栗谷本さんが素敵な賞品を準備。目標ができると俄然頑張るのが人の常。腰に籠をつけて徒歩で約5分。栗畑に到着すると早速栗拾いスタート!拾った分だけ参加者で山分けなので懸命に畑の中を探し回る。ぴったり賞を狙った栗探しも熱戦が繰り広げられた。
 「栗拾いは初めてで楽しかった。栗谷本さんが遊んでくれてうれしかった(5歳女子)」

大粒の栗が拾えたよ
14:30~

栗きんとん作り

 「今から作る栗きんとんは無農薬の栗と少量の砂糖だけです」と村雲さん。30~40分塩茹でにした栗を半分に切って中をくりぬき、砂糖を混ぜたら電子レンジで軽く温めて混ぜてラップで絞るだけの簡単レシピ。
 「簡単レシピを教えてもらえたので、家でも作ろうと思った(70代女性)」

大勢で作ると楽しい
15:10~

閉会式

 栗コンテストの結果発表!ぴったり賞は25gと30gの部で2人入賞!ほかに特別賞、最年長の参加者、子どもたちなどの表彰も。栗谷本さんから木や竹を使った手作りの楽器や万華鏡などの賞品が手渡された。そして栗谷本さんから全員に参加賞として紙のパズルを進呈。おみやげの栗も大粒揃いで大満足!

うれしい表彰

 最後に栗谷本さんが「この世の中一人で生きていけませんよね。地域の中で心豊かにポジティブに笑顔で生きると人生楽しくなります。今日だけ、ここだけ、あなただけ、この合言葉で締めさせていただきます」とあいさつ。
 「普段仕事ばかりの自分と、いつもゲームばかりの息子が自然の中でいろんな体験を一緒にできてよかった(30代女性)」「スタッフの皆さん、講師の方、本当に温かく親切でそのことが一番心に残った(60代女性)」

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