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自然体験

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川
ドライフラワー花リース・花ハガキ作り&茶摘み&ワラビ採り体験(名古屋地区)

平成26年6月7日(土)雨のちくもり
参加者 21組51名

  • 案内人/菊池千春さん
    岐阜県郡上市明宝出身。名古屋市緑区在住。2000年世界押花芸術協会奨励賞、2000年和歌山県教育委員会賞、2003年長野県知事賞。その他佳作、入選多数。現在、自宅アトリエにて押花教室を開催。ちいさな子どもから年配の方まで幅広く指導している。
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東白川村の中央を流れる清流白川は、間もなく鮎釣り解禁。梅雨の半ばで、はっきりしない天気となったが、雨で洗われた大きな朴葉が風に揺れ、夏を待ちわびていた。

10:30~

開会式

 こもれびの館にて、東白川村の村雲和裕さんより本日のスケジュールと村の紹介がされた。続いてサプライズゲスト、今井俊郎村長より歓迎の挨拶。「全村民の内、65歳以上が占める割合は40%。住みやすい村づくりを目指し、様々な取り組みを行っています。ツチノコが目撃された村、水源の里、白川茶で有名。今日はあいにくのお天気ですが、お昼からの茶摘み体験では、必ず晴れにしてみせます!」と力強い言葉をいただく。案内人の菊池千春さんが紹介され「今日のリースは、昨年の秋に採れたアジサイで作ります」と実物を見せていただき、参加者の期待が膨らんだ。

10:45~

ドライフラワー花リース&花ハガキ作り体験

 味彩工房へ場所を移し、最初の体験「花リース作り」に挑戦!
案内人の菊池さんから説明を聞く。「今日は、サンキライのツルをリースの土台として使います。西洋アサガオやトケイソウのツルなどでも代用できます。花はアジサイを中心に、3種類のプリザーブドフラワーと5種類のドライフラワーを使います」

「考えすぎずひらめきで」と菊池さん

 シックなアジサイの上に彩りを添えたのは、ポアプランツ、シャリンバイ、ナンキンハゼ、ライスフラワー、センニチコウ、カスミソウ、ラグラス、ピンクペッパー。なじみのある花や、初めて見る実に参加者同士で話の花が咲く。「センニチコウやアジサイは家でも置いておくだけで簡単にドライフラワーにできるのでぜひ挑戦してみてください」と菊池さん。

涼しげな色合いが参加者に人気

 続いて花ハガキ作りの体験へ。菊池さんお手製の色鮮やかな押花が配られると参加者の間からは「きれいー」とため息交じりの歓声が上がる。チドリソウ、ワスレナグサ、ビオラ、メラスフェルラ、シダ、カルミア、フロックス、ミニバラ等々、どうやったらこんなに美しい押花ができるのかという質問が菊池さんに集中し、参加者の意欲を刺激したようだ。
「普段、盆栽をやっているが、それとはまた違って難しい(70代男性)」「デコるのが好きなので子どもと一緒に楽しみにして参加した。親子のセンスの違いが出ておもしろかった(30代女性)」

12:30~

山の幸バイキング

 山の幸バイキングの昼食は、朴葉ずしなどの郷土料理や、地元特産の手作りこんにゃく、鳥の地味噌オーブン焼きなど自家製オリジナル料理まで盛りだくさんの12種類のメニューのほか4種類の自家製カレー、オリジナルスイーツも3種類。茶葉や山菜など地元の旬の素材をふんだんに使った料理に参加者は大満足!
「茶葉の天ぷらやパスタが珍しい。デザートまで地元の素材にこだわっていて本当においしかった!(20代女性)」

13:30~

茶摘み体験

 村長の言葉通りに雨が止み、無事茶摘みとワラビ採りへ出発!東白川村の村雲さんから、俗にかぶれの木と呼ばれるヤマウルシの木を教わり、「一芯二葉(いっしんによう)」で爪を立てずに手摘みする茶摘みの方法を教わったら、腰に籠をつけて茶畑まで歩く。40数年間無農薬栽培の地元農家の茶畑で"やぶきた"という品種の茶摘みを体験する。おそらく昔の人もそうしたであろう、互いの話に花を咲かせながら参加者同士茶摘みを楽しんでいた。ハサミに網袋がついた道具で刈る"手刈り"や、モーターのついた機械で刈る"機械刈り"なども体験し、最後は茶畑の中で記念撮影。

やわらかい新芽をポキッと摘む
14:15~

ワラビ採り体験

 まるで栽培しているかのように、こもれびの里には一面にワラビが生えている。下草刈りや計画的な収穫など、スタッフの懸命な管理によって維持されているもので、参加者総勢約50名で採っても大満足の収穫量だ。ワラビの長さコンテストに向けて葉っぱの出た長いワラビ探しに専念する参加者も!
「どれをとっても初めての体験で楽しかった。雨上がりで足元が滑りやすい中、スタッフの支えがありがたかった(80代女性)」

長いワラビ見つけたよ!
15:25~

ワラビ餅と白川茶で一服&閉会式

 ワラビ採りの後は、ワラビ粉(ワラビの根からとれる)を使ったモチモチのワラビ餅を、白川茶の新茶と共に味わった。村雲さんからおいしいお茶の入れ方を教わり、新茶とワラビのアク抜き用のワラ灰という貴重なお土産もいただく。
続いて、熱戦が繰り広げられた今年のワラビの長さコンテストの表彰では、1位はなんと昨年の記録を大幅に更新する2m38cm!3位までの入賞者に賞品が手渡された。
「身近にあるいろんな花や実を注意して見るきっかけにしていただけたらうれしいです。ドライフラワーにもぜひ挑戦してみてくださいね。リースのアジサイは日光の当たるところを嫌がるので、室内の暗めの場所に飾ってください」と菊池さん。
自然の恵みに感謝し、多くの喜びをもらった一日となった。
「村長さんの言葉通りに晴れて、全部の行程を楽しめた。競争率は高いけど、また次回も応募してみよう!(60代女性)」

ワラビ餅と新茶で一日の締めくくり
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