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自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川 栗づくしの秋を満喫!栗拾いに栗きんとん作り(名古屋地区)

平成24年9月15日(土)晴れ時々雨
参加者 23組57名

  • 案内人/栗谷本征二さん
    岐阜県花アドバイザー、岐阜県森林・里山インストラクター、日本ネイチャーゲーム協会指導員、NNN(ネイチャーネットワーク中津川)代表、中津川市観光協会自然花部会代表・常任理事、日本山岳会自然保護指導員。
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クリの実、ススキの穂、ガマズミの赤い実・・・・ 里山の秋はすでに始まっている。まだまだ汗ばむ気温ではあるものの、そこかしこに秋の気配を感じながら東白川村の初秋を楽しんだ。

9:55~

開会式

 こもれびの館にて、東白川村の村雲和裕さんより本日のスケジュールと村の紹介。「岐阜県には現在二つの村しか残っていません。一つは白川郷で有名な白川村。もう一つがここ東白川村です。イノシシの数が人口より多く、栗の収穫時期はいつもイノシシとの競争です。今日はイノシシに残すことなくしっかり拾っていってください」。続いて案内人の栗谷本征二さんが紹介され「私たちの身の周りにあるものは、すべて材料であり宝物です。材料と見るか見ないかで、ものの見方が全く変わりますとあいさつ。

10:10~

自然素材で遊ぶ

 まずは、栗谷本さんから頭の体操が出題された。漢字やカタカナやひらがなが暗号のように並ぶ紙を掲げながら、読み方を当ててもらうというもの。何問か進むうちに、最初は硬かった参加者の表情が次第に緩んでいく。

「ぶ」が6個と「り」でブロッコリー!

 次に栗谷本さんが取り出したのは、3分の1くらい水の入った小さいペットボトル。ふたの部分に穴が開けてあり、横からは水の中に向かって斜めに細い竹が差し込んである。
栗谷本さんがその細い竹を吹くと、ピロピロピロと懐かしい音色!水笛だ。参加者からも「おーっ」と驚きの声が上がる。その後も、地元の自然素材や捨てられる運命だった空き容器・廃材などが、笛・楽器・玩具・アクセサリーに生まれ変わった栗谷本作品の数々が登場!触ったり、演奏したりし、その発想、その遊び心に参加者全員が魅せられた。
「どうせ同じだけ生きるなら笑って過ごしたい。楽しくする・しないは自分の気持ち次第です!」と最後に栗谷本さん。
「都会に住む人間にはびっくり、新鮮!子ども心・遊び心がないとできないことばかり。これからはもっと遊び心を持って生きていきたいと思った(60代男性)」

知恵と工夫で物に新たな命を吹き込む栗谷本マジック!
10:45~

栗運びトライアル

 5個の栗を皿から皿へ丸い塗り箸でつまんで運び、タイムを競う「栗運びトライアル」に挑戦!丸い栗を塗り箸で運ぶのは至難の技。早速トーナメント制でスタート!大人も子どもも真剣そのもの。子どもたちの対決では、負けて悔しくて泣いてしまう子が続出した。
 「童心に返った。子どもにも買い与えるばかりじゃなく、こんな風に周りにあるもので遊ばせたい(50代男性・女性)」

大勢の応援団に見守られながら対戦
11:55~

山の幸バイキング

 お昼には、東白川村の安江眞一村長がサプライズで訪問に。あいさつをいただいた後、山の幸バイキングの昼食。栗おこわや鶏ちゃんなどの郷土料理、トマトのフライなどのオリジナル料理、地元の手作りこんにゃく・豆腐などの特産品も盛り込まれた12種類のメニューのほか4種類の自家製カレー、プリンやシフォンケーキなど3種類のオリジナルスイーツ。「地元の素材を使っているのもいいし、本当においしい(50代女性)」という声が多数聞かれた。

13:00~

栗拾い体験

 今年は天候の加減で例年に比べて収穫時期が遅く、3日前からようやく実が落ち始めました。豊作ではありませんが楽しんでください」と、栗畑の持ち主である東白川村の藤井たゑさんがあいさつ。腰に籠をつけてワラビや茶畑を横目に5分ほど歩くと、栗畑へ到着。「イノシシが上手に食べてある!」と参加者が早速イノシシの食痕を発見。拾った分だけ参加者で山分けなので、みんな張り切って拾う態勢に。賞品が進呈される大きい栗・小さい栗コンテストも行われ、そちらを狙っての栗探しも熱が入った。
 「栗は全部が大きくならないことを体験して気づいた(20代女性)」「大きい栗が拾えてすごくうれしかった(小1女子)」

いっぱい拾ったよ!
14:10~

栗きんとん作り

 東白川村産の栗100%の栗きんとん作りに挑戦。ナビゲーターは東白川村の栗きんとん作り名人安江伸江さん。甘さ控えめ、電子レンジとラップを使った簡単なレシピが好評!おみやげの分まで作れるとあって参加者は大満足。

シンプルで楽しい&おいしい
15:00~

閉会式&記念撮影

 最初に栗運びトライアルの表彰、続いてコンテストの結果発表!大きい栗1位は48.67mm、小さい栗1位は18.05mm!それぞれ3位まで、栗谷本さんから手作りのバードコールや鼻笛、トロンボーン、魔法の筒などの賞品が手渡された。「私たちは時代の波とか情報に流されて、身の周りの宝物に気づかずにいます。物だけでなく人も同じ。若い人はもっとお年寄りに教えてもらうことが大切。お年寄りは若い人から学ぶことも大事」という栗谷本さんのあいさつで締めくくり、記念撮影へ。たくさんの気づきと発見で元気をもらう体験となった。
 「捨てるものはない、工夫次第でいろいろな物ができるということを孫にも教えたい(50代女性)」「東白川村のスタッフの動きに感動した。にこやかな笑顔と心遣いがとても心に残った。また来よう!と思わせる(60代男性・女性)」

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