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自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川 「栗づくしの秋を満喫! 栗拾いに栗きんとん作り」

平成23年9月17日(土)雨
参加者 27組59名

  • 案内人/栗谷本征二さん(自然体験塾「栗くり工房」主宰)
    岐阜県花アドバイザー、
    岐阜県寄せ植え華道協会理事・正師範、
    岐阜県森林・里山インストラクター、
    日本ネイチャーゲーム協会指導員、
    NHK教育テレビ「おしゃれ工房」講師、
    NHK教育テレビ「趣味の園芸」講師、
    NNN(ネイチャーネットワーク中津川)代表、
    中津川市観光協会自然花部会代表・常任理事、日本山岳会自然保護指導員
    自然案内人/東白川村の方々
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朝からあいにくの雨模様だったが、参加者の元気と東白川村のたくましい自然の力に支えられ、今年も初秋の東白川村で恒例の栗づくしイベントが開催された。

9:55~

開会式

 「東白川村の人口は約2,500人。これに対して村のイノシシ生息数は3,000頭以上。栗はイノシシの大好物なので、毎年栗を口にできるのは人間が先かイノシシが先かと言われています。今日は、愛知県共済に加入している方限定の特別なイベント。ゆっくり楽しんでいってください」と、東白川村の村雲和裕さんより、本日のスケジュールが案内された。

10:15~

栗谷本流自然の楽しみ方

 岐阜県中津川を拠点に、自然の楽しみ方をさまざまな形で広める活動をしている栗谷本征二さんが、まずは漢字の読み当てクイズと愉快なおしゃべりで参加者の心と頭をほぐしていく。
 続いて地元の竹で作った楽器や、木の端材で作ったバードコールにブレスレット、ラップの芯など資源を再活用した自作のおもちゃを次々と披露。さらに木の実や花・葉・枝などを巧みに組み合わせて作ったお得意の昆虫や動物のクラフトが、次から次へと参加者にお披露目されると「すご~い!」と参加者の興奮は最高潮に。「材料になるかならないかは、それを材料と見るか見ないか。自然の中を歩いてみてください。いろんなものが見つかりますよ。自然の営みには学ぶこともいっぱいあります」と栗谷本さん。
 「栗谷本さんの楽しいお話で、気分がすごく盛り上がった(60代男性)」

自然の中でいろんな目を養って、と栗谷本さん
11:00~

栗運びタイムトライアル

 お話を聞いた後は栗を使ったゲームで盛り上がる。ルールは5つの大きな栗を皿から皿へぬり箸で運び、タイムを競う。1テーブル10人ずつに別れ、二人ずつ対戦していく勝ち抜き方式でスタート!あせればあせるほど、力を入れれば入れるほど栗は余計に箸から滑り落ちる。決勝では参加者が円陣となって周りを囲み、壮絶なバトルが繰り広げられた。

緊張感漂う決勝戦
11:25~

鼻笛演奏体験

 「私が作った鼻笛をみなさんで吹いてみませんか?」最初に見せてもらった栗谷本さんの創作鼻笛を参加者全員で演奏体験することに。栗谷本さんがお手本を聞かせてくれるとオカリナのような美しい音色だ。鼻で吹くといっても鼻息を出せば鳴るわけではなく、鼻息を出しながら口を軽く開けて音を口の中に反響させるため、ちょっとしたコツが要る。

肩の力を抜いて鼻笛演奏
12:00~

山の幸バイキング

 こもれびの里レストランで昼食の前にちょっとしたサプライズが......。なんと東白川村の安江村長が歓迎のあいさつ訪問に。「この度、日本で最も美しい村の認定を受けることになりました。そんな東白川村の自然の中で、英気を養ってください」
 あいさつの後は、地元の里山で採れた秋の食材が目白押しの山の幸バイキング。栗ごはんをはじめ、ウドの花・オカノリ・ミョウガの天ぷらや、焼き秋ナス、手づくりこんにゃくの刺身など秋の味覚満載のオリジナルメニューや特産のトマトジュース、オリジナルスイーツまで圧倒のラインナップ!
 「ウドの花の天ぷらが珍しくて、すごくいい香りでした(70代女性)」

13:20~

栗拾い&栗の大きさコンテスト

 雨が上がっているうちに、栗の畑に移動し早々に栗拾いスタート!
 無農薬有機肥料で育てられた栗の木は、今年もたくさんの実りをもたらしてくれた。「あっ、イノシシの食べたあとがある!」と子どもたち。イノシシは鼻と口だけで皮をむいて上手に食べるため、皮だけがきれいに残っている。それでも大きな栗があちらこちらにゴロゴロ。一番大きい栗と小さい栗を競う「栗の大きさコンテスト」用の大きい栗と小さい栗はポケットへ。それ以外は腰につけたカゴの中へ入れていく。すると突然ポツリポツリと頬に雨が......。栗の木の枝に守られながら続行していると、ついに雨が本降りに。びしょ濡れになりながら、こもれびの館へ走って戻る。
 雨に濡れながらも栗の大きさコンテスト用の栗は参加者のほとんどがポケットに確保しており、計測係の栗谷本さんを囲んで「おお!すごい」「負けた!」と盛り上がった。

雨もなんのその!
14:20~

栗きんとん作り

 栗づくしイベントの最後を飾るのは、東白川村の栗きんとん作り名人に教わりながらの栗きんとん作り。栗は、収穫してから冷蔵庫の氷温室に一週間くらい保存すると甘みが増すこと、塩を入れ水から40分ぐらいゆでることなどを教わりながら栗きんとんを作った。できあがった栗きんとんは温かい白川茶と共にいただき、残りはパックに入れておみやげに。

作ることって楽しい!
15:00~

表彰式&閉会式

 激しいバトルが繰り広げられた栗運びタイムトライアルは3位まで、栗の大きさコンテストは大小各3位と大小のブービー賞が表彰されることに。一番大きな栗は幅52.34ミリ、小さな栗は21.48ミリ!栗谷本さんお手製のバードコールやおもちゃが贈られた。
 「お金で何でも解決するのではなく、これからは限られた資源をうまく利用して生活していく時代。考えるだけでなく実際にやってみましょう!」栗谷本流自然の楽しみ方には、生きる力が湧いてくるメッセージがいっぱいだ。
 「雨の中の栗拾いが心に残った。自然が織り成すドラマだと思った(20代女性)」「子どもが初めてのことばかりですごく楽しんでいた。その顔を見ているのがうれしかった(30代ご夫婦)」「雨が降ったけど頑張った。自分一人ならやらないことも、みんなが一緒だとやれる(60代女性)」

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