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自然体験
自然体験
平成12年9月15日(祝) 快晴
夏の名残を惜しむセミと秋の虫が合唱する涼しい朝。水分をたっぷり含んだ森 の中は水蒸気に太陽の光があたり幻想的な空間をつくり出していた。辺りにはマ ツムシソウ・ホトトギス・ワレモコウ・ツルリンドウ・チゴユリの実など、秋を 代表する草花が彩りを添える。
今回は2組の熟年女性のグループを含め、11組の参加。ツリークライミングの 合間には、ロープで作ったモンキーブリッジや丸太のシーソーをしたり、都会よ りひと足早い「小さな秋」の発見を楽しんだりと、ファンフォーレストには一日 中にぎやかな声が響いた。
09:45~ |
順次、TCJ(ツリークライミングジャパン)のスタッフの指導のもと、ク ライミングサドルを装着 |
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10:00~ | 森の中の開会式ジョン・ギャスライト氏はひときわ高い赤松の木の上から登場。一同、「ワ~、 すご~い!」 「今日は木と友達になろう。木はいろんなことを教えてくれる。木が強いのは根 っこが遠くまで伸びて、地面の下で何本も絡み合ってるからだよ。僕たちも登る ときはみんなで助け合おうね」と、ギャスライト氏。 |
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10:15~ | 「木のものまねストレッチ」「みんなで木になりましょう」というギャスライト氏の言葉でストレッチ体操開 始。コナラや杉になったつもりで、風に揺れたり、枝を伸ばしていったり、時に は台風でしなったり......。「木は接ぎ木をすると強くなる。風が吹いても助け合 おうね」ということで、みんなで手をつないでウェーブも。
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10:30~ | 森の手入れ&ツリークライミング「地球は大きな貯金箱だから、今日は貯金をしてから木に登ろうね」というギャ スライト氏の言葉で、5つのグループに分かれてまずは森の手入れ。木の根を保 護するため、落ち葉をこれから登る木の根元に積んだ。子どもたちは「木にお布 団ができるね」と一生懸命。
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12:00~ | 昼食地元の名物を盛り合わせた特製弁当(朴葉のおこわ、手作りコンニャクの刺身、なすの漬けもの)と五平もち。「これおいしい!おみやげに欲しいくらい」と 大好評。早々と昼食を食べ終えた子どもたちは、モンキーブリッジや丸太のシー ソーでエネルギー全開。切り出された何本かの丸太がベンチになったり、平均台になってジャンケンゲームの遊び道具になったりと大人気。
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13:00~ | いろいろな森あそびの紹介ドングリを決められた場所に投げる遊び、指笛などで遊んだ後、木にツリークラ イミング用のロープをかける方法をギャスライト氏がデモンストレーション。高木用の大きなパチンコが登場し、風を切ってロープが飛んでいくと、「お~!」という歓声が。 |
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13:20~ | ネイチャーゲーム「パートナーをさがせ」参加者に動物のカードを配布。自分のカードの動物をジェスチャーや鳴き声でま ねしながら、同じ仲間をさがしてグループをつくるゲーム。最後にグループごとにみんな一緒にものまね。首を持って一生懸命伸ばす動作のキリンさん、ワシの カードを手に「これは難しい」と頭を抱えるお母さん、「コケ~コッコ」と中腰でつつき回る動作のニワトリさん......森は笑い声に包まれた。 |
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13:35~ | フリータイム木の上でシャボン玉をしたりツリーボート(ハンモック)に寝そべったり、森の中の宝物を拾ってペンダント作りなど、自由に楽しんだ。ペンダント作りは自然 観察指導員の近藤記巳子氏が担当。まずは材料の宝物さがし。リスの食べカスの松ぼっくり、通称「エビフライ」をいくつも見つけてはしゃぐ参加者。「エビフ ライが落ちているということは、この森にリスがいるというサイン。ここはリス のレストランなんですね。ドングリもリスの食べもの。でも、すぐに食べないで地球に貯金をしてくれる。木の根元に落ちたドングリは日陰だから芽を出さないけど、リスが日当たりのいいところに運んで埋めてくれるから芽を出せるんです。そんな自然界のサイクルの巧妙さを感じながらペンダントを作ってみてくださいね」と、近藤氏。参加者はたくさんのエビフライと緑のドングリ、実などを 拾ってアースアートを楽しんだ。
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15:15~ | 再び「木のものまねストレッチ」杉やコナラになって、上に伸びたり、風にしなったり。股をひろげるストレッチでは、子どもたちから「ドスコ~イ」とかけ声が。お尻もフリフリ。みんなリラックスした雰囲気で、今日一日の満足感が漂っていた。 |
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15:20~ | 閉会式&記念撮影 |