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素朴な疑問を解消!意外と知らない「生活家電」NG利用法6つ

生活家電は、時短家事の必需品。だからこそ知っておきたいのが生活家電のNG利用法。普段何気なく使う中で浮かんでくる家電の素朴な疑問を、家電製品アドバイザーの大岩俊之さんに伺いました。

普段、何気なく使っている生活家電。
そういえば、各所で「こういう使い方はしてはいけない」と言われているからなんとなく守っていたり、使いながら「これってどうしてなの?」と思いながらも、疑問が解消されずに残っていたりすることはありませんか?
そんな家電のNG利用法や日々の素朴な疑問について、家電製品アドバイザーの大岩俊之さんに教えていただきました。

生活家電の素朴な疑問Q&A

Q.エアコンの風や加湿器の蒸気を、他の家電に当ててはいけないのはどうして?

大岩俊之さん(以下、大岩)「加湿器で加湿された空気は、水分を多く含んでいます。家電は、内部に精密な部品がたくさん入っており、その部品はとても水分に弱いです。加湿された風が直接当たると、水分が当たっているのと同じようなものです。
特に、オシャレな加湿器は、超音波式といって、水を超音波で細かく砕いて、大気中に放出しています。
水道水の中に含まれている塩素、カルキ、ミネラル分などをそのまま放出してしまうため、白い粉などの成分が家電に付着し、汚れが付いたり、金属を錆びさせたりしてしまいます。
エアコンの近くに家電があると、エアコンから水分を含んだ風や、水分が飛んでくることがあります。エアコンの近くで風を直接当てすぎると、冷えすぎて、家電の内部が結露してしまうこともあるのです」

Q.節約のために、炊飯器は使い終わるたびにコンセントを抜くべき?

大岩「抜かないほうがいいです。コンセントを差した状態ですと、待機電力で多少の電力を使いますが、年間で200円~300円程度です。
それよりも、コンセントを抜くことで、炊飯器に内蔵されている電池を消費してしまうことのほうが、あとあと面倒です。
液晶画面に表示されている時計表示や設定したメニュー項目などは、コンセントを差している場合であれば、コンセントからの電気を使うことができますが、コンセントを抜いた状態であれば、内部に入っている内蔵電池で動くことになります。
内蔵電池が消耗すると、停電時や電源ケーブルを抜くたびに、時刻や、記憶されていた設定がリセットされてしまいます。
電池自体は、自分で交換することができません。修理に出している間は使えなくなるのと、電池交換費用も高くつき、節約どころではなくなります」

Q.テレビに布をかけてはいけないと言われるのはなぜ?

大岩「放熱効果を妨げないために背面は壁から離して置く必要があると言われますが、放熱効果が妨げられるとどうなりますか?
液晶テレビは、画面の後ろからライト(バックライト)を当てて映像を映し出す構造です。そのバックライトが熱を持ちやすいため、通気孔から熱を出してあげる必要があります。
上下左右、背面の壁から離して設置をしないと、通気孔がふさがり、テレビ本体から放熱できなくなり、その熱が内部にたまります。放熱できないと、部品が劣化し、故障するだけでなく、最悪、火災の原因にもなります。
熱によって、壁のクロス、家具の化粧パネルが劣化して、焼けたり、はがれ落ちたりします。ちなみに、最近話題の有機ELテレビは、放熱スペースは必要ありません」

Q.IHクッキングヒーターで発火する恐れがあるときってどんなとき?

大岩「発火するのは、揚げ物など、油を使っているときがほとんどです。
IHクッキングヒーターは火を使わないので安全だと思っている方も多いですが、火を使って温めていないだけで、鍋やフライパンは高熱になります。火力よりも、鍋底が急激に加熱されるため、危険なケースも多いです。
発火する原因は、IHクッキングヒーターの温度センサーが正常に働かない場合です。よくあるのが、汚れ防止マットを使用しているケースです。汚れ防止マット自体がセンサーの機能を妨げてしまいますので、注意が必要です。
底がくぼんだ鍋は、トッププレートと接地する面積が少なくなるため、センサーが正常に働かない可能性があります。
揚げ物で油の量が少なかったりすると、急激な加熱により、温度センサーが追いつかないこともあります」