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自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川
木の実ネイチャークラフト体験&茶摘み&ワラビ採り体験(名古屋地区)

平成25年5月25日(土)晴れのちくもり
参加者 21組56名

  • 案内人/菊池千春さん
    岐阜県郡上市明宝出身。名古屋市緑区在住。2000年世界押花芸術協会奨励賞、2001年和歌山県教育委員会賞、2003年長野県知事賞。その他佳作、入選多数。現在、自宅アトリエにて押花教室を開催。子どもから年配の方まで幅広く指導している。
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例年に比べ、涼しい初夏を迎えた東白川村。特産の白川茶は新茶の収穫がまだ始まったばかり。新緑まばゆい季節に、自然の中で思う存分リフレッシュした一日となった。

10:40~

開会式

 こもれびの館にて、東白川村の村雲和裕さんより本日のスケジュールと村の紹介がされた。続いて案内人の菊池千春さんが紹介され「私は岐阜県の明宝村(現在は郡上市)出身なので、お茶摘みやワラビ採りは家の手伝いとしてやってきました。今日は午前中のキャンドルスタンド作りの後、お茶摘みやワラビ採りを参加者のみなさんと一緒に楽しみたいと思います」とあいさつ。

11:00~

木の実ネイチャークラフト体験

 味彩工房へ場所を移動し、最初の体験「木の実ネイチャークラフト」に挑戦!
 グループごとに分かれたテーブルの上には素敵なキャンドルスタンドが置かれており、参加者の間からは「わ~、かわいい!これを作るの?」と早速、期待の声が上がる。
 案内人の菊池さんから説明を聞く。「今日は、プリザーブドフラワーや乾燥した木の実を使って壁掛けにもキャンドルスタンドにもなるクラフトを作ります。最初に、木の実に針金をくくりつけて下準備をしていきます」

「みなさんのセンスでバランスよく」と菊池さん

 今回使う木の実は、コノテガシワ、ドングリ、カシュリナ、ブナ、ツガ、コマツ、メタセコイヤ、八角、シナモン、ナンキンハゼ。初めて見る素材に驚いたり、身近な素材がクラフトに使えることに気づいたり。参加者の反応は様々。
 木の実に針金をくくりつけて下準備が整ったら、次は土台作り。オアシスのように軽い紙粘土を細長く伸ばしてリング状にし、丸いコルクの板に固定する。あとは、モス(外国産のコケ)を粘土の土台に広げてボンドでくっつけ、ソーラーローズ(木の皮で作ったプリザーブドフラワー)、木の実をまんべんなく刺していく。「全体的に上から見ても横から見ても美しく。みなさんの腕の見せどころです!」と菊池さん。

初めての体験にワクワク

 「木の実のクラフトってなんだろう?と思いながら参加したけれど、こんな素敵なものを作らせてもらえるなんて!感激しました(60代女性)」「久しぶりに集中して心がすっきりしました(30代女性)」「リフレッシュして、なんだか若返った気分(70代男性)」

大満足!の完成品
12:30~

山の幸バイキング

 山の幸バイキングの昼食は、新茶の天ぷら・鶏ちゃんなどの郷土料理や、地元特産の手作りこんにゃく、トマトとニンジンとジャガイモのポタージュなど自家製オリジナル料理まで盛りだくさんの10種類のメニューのほか4種類の自家製カレー、オリジナルスイーツも3種類。お茶など地元の素材をふんだんに使った料理に参加者は大満足!「街のバイキングでは味わえない手作りの温かさが伝わってきた(60代男性)」

13:45~

茶摘み体験

 「今年は春が寒くてお茶の新芽もワラビも生育が遅く、今週からようやく収穫できるようになりました」東白川村の村雲さんから話を聞き、自然の恵みのありがたさをかみしめる。俗にかぶれの木と呼ばれるヤマウルシの木を覚え、茶摘みの方法を教わり、腰に籠をつけて茶畑まで歩く。四十数年間無農薬栽培の地元農家の茶畑で“やぶきた”という品種の茶摘みを体験する。つやつやのおいしそうな新芽を昔ながらの方法「一芯二葉(いっしんによう)」で手摘みする。参加者は、同郷の人、ご近所の人、家族、友人など、それぞれのつながりで参加されており、積もる話に花を咲かせながら茶摘みを楽しんでいた。ハサミに網袋がついた道具で刈る“手刈り”や、モーターのついた機械で刈る“機械刈り”なども体験した。茶摘みの最後は茶畑の中で記念撮影。
 「ウグイスの声をBGMに、やわらかい新芽に触れていたら、それだけで癒されました(40代女性)」

新芽がポキッと折れるのが楽しい!
14:45~

ワラビ採り体験

 「栽培しているんですか?」と毎年参加者の質問があるほど、こもれびの里には一面にワラビが生えている。スタッフの下草刈りなど、懸命な手入れによって維持されているものだが、参加者総勢約60名で採っても大満足の収穫量だ。ワラビの長さコンテストもあるので、葉っぱの出た長いワラビも懸命に探した。
 「最初はどれがワラビなのかわからなかったけど、教えてもらったらたくさん採れた!(小学5年生女子)」
 熱戦が繰り広げられた今年のワラビの長さコンテストの表彰では、1位は背丈よりも高い189cm!3位までの入賞者に賞品が手渡された。

大奮闘!
15:25~

ワラビ餅と白川茶で一服&閉会式

 ワラビ採りの後は、ワラビ粉(ワラビの根からとれる)を使ったモチモチのワラビ餅を、白川茶の新茶と共にいただく。村雲さんからおいしいお茶の入れ方を教わり、新茶とワラ灰のお土産もいただく。「ワラビのアク抜き用のワラ灰もお持ち帰りください。最近はコンバインでバラバラにして田んぼに撒いてしまうので、農家から“はざかけのワラ”を入手し燃やして作っている貴重なワラ灰です」と村雲さん。ワラ灰は毎回参加者に「うれしい!」と大好評。続いて「天気に恵まれ、涼しくて快適でした。クラフトは家族にお土産話と共に自慢して飾ってください」と菊池さん。
 自然に触れ、その中で一日過ごすことで元気をもらった一日となった。「自然の恵みっていい。顔が自然にほころぶし、心も豊かになる。自然がもたらしてくれるものは誰もに平等ですね(60代女性)」

ワラビ餅も新茶もおいしい!
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