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自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川 「クリスマスリースと花餅作り」

平成20年11月29日(土)晴れ
参加者 35組99名

  • 案内人/ ジョン・ギャスライトさん
    コラムニストなどとして幅広く活躍。「ツリークライミング®ジャパン」代表、「東白川村里山アカデミー」名誉学長としても活躍中。
  • 自然案内人/東白川村の方々
  • ※このページにある写真をクリックすると拡大写真を見ることができます。

冷たく澄んだ空気と、あたり一面にたちこめる霧。ところどころにシキザクラが雪のように花開く。心洗われる晩秋の里山風景に迎えられ、今年も東白川村で毎年恒例のイベントが開催された。

10:10~

開会式

東白川村の安江眞一村長が会場のはなのき会館を訪れ「東白川村の空気と山とジョン・ギャスライトさんに触れて、楽しい一日を過ごしてください。岐阜県の村は今や白川村とここだけ。大変希少価値のある東白川村へ何度でも訪れてほしい」と歓迎のあいさつをされた。
続いて今日の案内人ジョン・ギャスライトさん登場。「キリストが生まれるずっと前、イギリス、アイルランド、スコットランドなどの国では、人々は森の中から食べ物をいただいて生活していました。冬になると古い木と新しい木の2本を選んで、動物や鳥のために木の実や、バターと小麦粉を練ったものなどを木に吊り下げたんです。そうやって森への感謝の気持ちを託し、動物達を守ってください、また春に多くの恵みを与えてくださいとお願いした。それがクリスマスツリーのはじまりです。リースは『この家にはいいことがいっぱいあるよ、いいことがいっぱいありますように』という平和と愛の象徴であり、願いを託すものでもあります」。木や森に詳しいジョンさんならではのあいさつ。

10:25~

アイスブレイク

外へ移動し、ジョンさんと参加者全員で手をつないで大きな輪になる。ジョンさんが隣の人に「大好き!」と伝え、手をぎゅっと握る。これを順番に隣の人に伝えて1周まわし「僕も大好き!」のメッセージを再度逆回しに伝言。照れながらも、なんだかうれしそうな顔、顔。続いて世界で一番大きいジャイアント・セコイアやマツ、リンゴの太さまで輪を縮める。心がほぐれてきたところで、今度は体をほぐす「木のものまねストレッチ」に挑戦。ヒノキやドングリ、縄文杉になりきって体を動かすジョンさんのユニークなオリジナルストレッチを楽しんだ。
「ジョンさんの遊びは、不思議と大人の恥ずかしいという気持ちも吹っ飛ばしてくれますね(50代女性)」「ジョンさんのことを何も知らずに参加しましたが、すごく魅力のある方ですね(50代女性)」

ジョンさんと一緒に心も体もほぐして
10:40~

ジョンさんと楽しむツリーハウス

はなのき会館前の山の中腹に作られたツリーハウスへ子どもたちとミニ探検に。ササをテラスから飛ばす遊びをジョンさんに教えてもらう。葉っぱのちぎり方でいろいろな飛び方をするササの遊びは子どもたちに大人気!

クルクル回ったり、フワフワ飛んだり。ササっておもしろい!
11:00~

ヒノキのクリスマスリース作り

はなのき会館に戻り、ジョンさんと一緒にクリスマスリース作りにとりかかる。最初に東白川村のリース作り名人樋口綾女さんから作り方を教わる。ヒノキの枝葉を数本ずらしながら重ねてぐるりと巻いた輪に、ヒノキの実やヒノキのかんなくずで作ったリボンを飾る、東白川村特産のヒノキづくしのリースだ。
初めてリースを作るという参加者も多く、真剣そのもの。ジョンさんのアドバイスもあって、個性いっぱい愛情たっぷりのリースが完成!
「材料さえあれば、意外に簡単にできるんですね!(30代女性)」「枝が一つひとつ違うので、形を整えるのが難しかった(60代男性)」

ヒノキのかんなくずがポイントのとてもおしゃれなリース
12:20~

昼食

別館のふれあいホールにて、山の幸バイキングの昼食。ジョンさんが「森にありがとう、みなさんにありがとうの気持ちをこめて、いただきまーす!」と、全員で心合わせをしていただく。栗味おこわや地元のこだわり豆腐、サトイモの揚げ出しなど地元の食材をふんだんに盛り込んだ料理はどれも滋味豊か。中でも、今回の一押しは天然のイノシシを使った猪汁! 大鍋で煮込んだ熱々の猪汁は体をポカポカにしてくれた。

13:35~

花餅作り

「子どもの頃は、お正月になると家中のいろんな神様にお餅をお供えしていたわ。餅つきだけで半日ぐらいかかったのよ」「小正月に、団子やお菓子を竹に刺したり結んだりして飾ったわ」「餅つきと花餅作りは、子どもの頃、本当に夢があって楽しみな年中行事だったの」。参加者は花餅を作りながら思い出を語り合い、花餅の紅白の花と共にあちこちで昔話の花が咲いた。竹の花器に松の葉、南天を添えた正月らしい花餅は、水引をあわじ結びできゅっと締めて完成。
 「夢中になった(10代男子)」「ずっと作ってみたいと思っていたので念願がかないました(60代女性)」

大きくなっても作ってね
14:20~

餅つき

「子どもたちと先にお餅つきがんばってきまーす」とジョンさんと子どもたちが一足先に外へ飛び出して、餅つき開始。石の臼と木の杵で、よもぎ餅と白餅をつく。大人も大張り切りで「田舎育ちで慣れてるの」と手返しを買って出る参加者も。力を合わせてついた餅は、きなこやしょうゆをかけてすぐいただいた。

参加者も手返しを買って出て、大いに盛り上がる
15:00~

閉会式&記念撮影

ホールへ戻り、ジョンさんからお別れの一言。「東白川村、愛知県共済、参加者のみなさん、みんながいてこそできたイベントです。ありがとうございました。楽しいクリスマス、お正月を過ごしてください!」
作ったリースと花餅を手に、全員で「チーズ」の代わりに「ツリー」の合言葉で記念撮影。終始笑顔の絶えない心温まる一日となった。
「感動しました。元気とエネルギーをいっぱいもらいました。東白川村の方々のおもてなしの心が素晴らしい。疲れた顔をまったく見せず、とても丁寧な応対で私も帰ったら職場で参考にさせてもらおうと思います(50代女性)」

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