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自然体験

平成14年

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川 一足早く、秋の味覚を召しあがれ。

鉄ちゃんと楽しむ
『山村体験in東白川 「一足早く、秋の味覚を召し上がれ。」』

平成14年9月15日(日)くもり時々晴れ
参加者 19組62名

  • 案内人/鉄崎幹人さん
    名古屋きってのアウトドア派のタレントとして、CBCテレビ「アウトドアバラエティ野遊大全」のほか、同局「そこが知りたい 特捜!板東リサーチ~生き物なごや紀行~」などの案内役としても出演。自然をテーマにした講演やコンサートなどでも活躍中。
  • 講 師/ 篠原旭子さん(野草薬草料理研究家) 東白川村の方々
  • ※このページにある写真をクリックすると拡大写真を見ることができます。

ときおり吹く風になびくススキ。木々の実も色づきはじめ、秋の訪れを感じる東白川村に、12組41名の栗大好き家族やグループが集合!自然の恵みいっぱいの秋の味覚と、午後からは郷土歌舞伎を楽しんだ。

<午前> 栗拾いと栗きんとんづくり体験
09:30~

受付

受付には、採ってきたばかりの栗がちょこんと置かれ、参加者をお出迎え。女性同士で参加した栗好きグループも多く「栗きんとんづくりが楽しみ」と待ちきれない様子。鉄崎幹人さんの大ファン!という家族は、さっそく鉄崎さんと談笑。地元の話題で盛り上がった。

←鉄さま大好き!
10:10~

開会式

本日の案内人、鉄崎さんが「僕のことは『鉄ちゃん』と呼んでね。前回、ちびっこたちが持ってきた虫とかいろんなものを食べました。今日も持ってきてね。ただし、栗だけは痛いからぶつけないで」と楽しくあいさつ。薬草に詳しい講師の篠原さんからは「今日は、自分の山で採れた栗を使って、薬膳おこわをつくってきました。お昼に食べてくださいね」と早くも食欲をそそる情報が。

10:25~

栗園へ移動

手に火バサミ、腰に栗を入れるためのヒゴかごを着けて、準備完了。鉄崎さんを先頭に、いざ栗拾いへ出発!「さっき見に行ったけど、びっくりするくらい栗がありましたよー」と鉄崎さんに聞いて、足が速まる。本日拾う栗は、利平(りへい)、丹沢(たんざわ)、森早生(もりわせ)という品種。「イガが大きくても小さくても、中の栗の大きさは、そんなに変わりません。1コ、2コと、入っている数が違うだけなんですよ」と教えてくれたのは、栗園の持ち主、東白川村の藤井さん。

10:35~

栗拾い&記念撮影

「わぁー、いっぱい落ちてる!」。辺り一面落ちている栗に目を輝かせて拾う。「鉄ちゃんの栗の大きさと比べるよー」のかけ声で、一番大きな栗を拾った人を決めるデカ栗コンテストの始まり始まりー。大きな栗を見つけて、次々鉄崎さんに見せに行く参加者。「はい、だめー」「惜しいなー」。とっても小さな栗を発見した参加者をきっかけに、ちびっこ栗コンテストも同時開催!最後に優勝者の名前を読み上げてみんなで拍手。ちびっこ栗で優勝した女の子は「イガの中に、普通の大きさの栗と一緒に入ってたの」と恥ずかしそうにコメント。本日拾った栗は、大きな箱2つに山盛り。たくさん採れた栗を前に、記念撮影をパチリ。

←学生時代の友人3人組。「楽しんでまーす!」
←鉄ちゃんと、どっちの栗が大きい?
11:30~

栗きんとんづくり

栗拾いの後は、お待ちかね、栗きんとんづくり。東白川村の方からつくり方の説明を聞き、家族やグループごとに分かれてさっそく挑戦。ゆでた栗を半分に切り、中身をスプーンで取り出しボウルに入れ、すりこぎでつぶす。栗が熱いうちに砂糖を混ぜるのがコツ。途中、栗の甘い香りに誘われて、つまみ食いしちゃう参加者が続出。鉄崎さんが「もう食べちゃっている人誰?」というと「だって、おいしいんだもーん」の返事。東洋医学に詳しい篠原さんからは「栗は腎(じん)を養ってくれるから、身体にいいんですよ」というお話が。

栗がペースト状になったら、ラップに包んで仕上げの形づくり。基本の茶巾しぼりの形はもちろん、おにぎり、星、ギョウザの形など、遊び心あふれる栗きんとんができあがった。さっそく食べた参加者は、口一杯に広がるやさしい味に舌鼓。

←いただきま~す。パクッ!
←篠原さんと一緒に「お店のよりおいしそう?」。

<昼食> 炭焼きバーベキュー&イワナの塩焼き
12:15~

開会式

本日のメニューは、炭焼きバーベキューとイワナの塩焼き。5グループに分かれて、まずは火おこしから。アウトドア派の鉄崎さんも積極的にお手伝い。鉄崎さんがイワナをきれいに串に刺して並べると「さすが!」と参加者。食べるときも「これ、もう食べられるよー」と、すっかりお世話係に。篠原さんお手製の栗入り薬膳おこわもいただいて、大満足。中には午前中に採った栗を焼いて楽しむ参加者も。

←鉄崎さんも入って記念撮影。「いただいてまーす!」

おなかがいっぱいになった子どもたちは、鉄崎さんと周辺を散策。「これ、食べてみて」と、いろんな実を鉄崎さんに持ってくる。最初に食べたのは「ガマズミ」という小さな赤い実。「うえー、にがい」と鉄崎さんがいうと、子どもたちは大喜び。小さな梨のような実「サルナシ」には「うーん、山の実の中ではおいしいジャンルに入るね」とコメント。

←「サルナシ」の実を試食。鉄崎さんの反応が楽しみな子どもたち。
14:00~

閉会式

鉄崎さんが「今日はいろいろな実を食べさせてくれてありがとう。でも、食べるには、ちょっと早かったみたい。皆さん、熟してから食べましょう」と笑顔であいさつ。おみやげに、前日に完成したばかりのサイン入りCDアルバムが、家族やグループごとに手渡された。


<午後> 郷土歌舞伎鑑賞
14:10~

郷土歌舞伎鑑賞

江戸時代から、農村歌舞伎、地歌舞伎として親しまれていた郷土歌舞伎。東白川村では、26年前に復活し、毎年9月15日に上演されている。歌舞伎保存会の皆さんをはじめ、地元の小学生、中学生も出演する村をあげての行事。東白川村の藤井さんが「鑑賞して気に入った方は、私に申し出てください。来年、セリフのない役からスタートしてもらいます」というと、どっと笑いが。公演は5つの外題が上演され、参加者は2番目の演目から鑑賞。華やかな舞台に見入った。

←郷土歌舞伎の様子。会場の「はなのき会館」は花道や升席もある本格派。
15:45~ 自由解散

舞台を見終えた参加者は「地元の人たちで運営しているなんて、すごい」と感心。また「おなかがいっぱいで、ちょっと眠くなったけれど、面白かった」という参加者も。村の方々の熱演に、楽しいひとときを過ごしたよう。

本日のおみやげは、袋いっぱいの栗、栗きんとん、篠原さんの自宅で取れた黒米、鉄崎さんのサイン入りCDアルバムと盛りだくさん。心もおなかも大満足。参加者は、一足早い秋の行楽を満喫した。

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