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平成14年

自然体験 | 組合員レポート

ジョンさんと森で遊ぼう! ファンフォーレスト(第13回)

平成14年7月27日(土) 晴れ

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太陽をいっぱい浴び、大地から水をたっぷり吸い上げて、おおらかに枝葉を伸ばす夏の木々。そんな元気のエネルギーが満ちた夏のファンフォーレストに、11組47名の参加者が集まって、木と友だちになる一日を過ごした。

09:00~

受付&準備

TCJ(ツリー クライミング ジャパン)スタッフの指導のもと、クライミングサドルを装着して準備万端。「最近は公園に行っても『登らないで』と書いてある木が多いんですよ。今日は子どもたちに、思いきり木に登らせてあげようと思ってます」と、参加者のお母さん。

10:00~

森の中の開会式

ジョン・ギャスライトさんが森の入口で「おはようございます!ようこそ」と、参加者一人ひとりを握手で出迎える。参加者全員で輪をつくり、応援に駆けつけてくれた恵那山ネイチャーゲームの会と地元有志の方々を、ジョンさんが紹介。続いて「今日は木に登るだけでなく、木と友だちになったり、参加者同士で友だちになったり、いろんな楽しみ方をしてね!」とあいさつ。

10:10~

木のものまねストレッチ

ヒノキ、コナラ、縄文スギ、マツなど、木になりきってストレッチ。ジョンさんのお手本にしたがって、それぞれの木の特徴を全身を使って楽しくまねしていく。全身がほぐれたところでジョンさんのユニークなパフォーマンス。「森の中には、私たちに遊んでほしいなーと待っているものがいっぱいあるよ。中でも今日はぜひ、みなさんに触ってほしいものがあります。それは、これです(朴葉を見せる)。朴葉はね、いろんな遊び方ができるよ。ほら、こんな風に飛ばしたり(プロペラのように飛ばして見せると、参加者全員から拍手)、こうすれば(2枚の葉を頭の上に掲げて)ウサギ、こうすると(両耳の横に垂らして)イヌ。顔のまわりにいっぱいつければライオン!」。朴葉のユニークな遊び方に、参加者の心もすっかりほぐれた様子。

←どっしり根を張る縄文スギになりきろう。
10:20~

ロープのかけ方実演

ロープを木にかけるために、最初に枝に投げる「スローライン」をジョンさんが実演。とても高い木の枝めがけて「えいっ!」。すると見事一発で成功し、拍手喝采。

10:30~

ツリークライミングスタート

盛り上がったところで、いよいよおまちかねのツリークライミング。コナラ、ヒノキ、クヌギ、アベマキ、カラマツの5つのグループに分かれて、それぞれに木に触ったり、落ち葉を拾って木の根っこにかぶせるなど、木と親しむひとときを過ごす。

ひと通り登り方と下り方の説明を聞き終わったグループから、さっそく挑戦。TCJのインストラクターから「コツは、手で登ろうとしないこと。階段を上るように足でロープを踏み込んでみてください」とのアドバイス。本日最年長は77歳のおじいちゃん。66歳のおばあちゃんと夫婦で挑戦!枝に座ることを目標に少しずつ登っていく。「ロープを使って木に登ったのは人生で初めての経験。こりゃあ気持ちいい。ベリーグーです」とおじいちゃん。おばあちゃんも「なんだかリスになった気分よ」と2人とも茶目っ気たっぷり。ジョンさんも「すごいすごい、その調子!」と応援。見事枝まで到達すると、ほかの木に登っている家族に「おーい、登ったよー」と報告。「こうして家族で共通の体験をすることで、あとから共通の話題ができる。それがいいんですよね」とジョンさんもうれしそう。

←参加者最年長のおじいちゃん。「最高の気分。ベリーグーです」
←「こんなに上まで登ったわよ~」
←「高く登れて、ごきげんでーす」
←「ツリーボート(ハンモック)、登れたよ!」
12:00~

木陰で昼食

木陰でシートを広げて、家族ごとにお弁当タイム。ジョンさんといっしょの記念撮影も盛り上がって。

13:10~

自然体験プログラム

午後からのプログラムは3つのコースの選択制。のんびりしたい人は講師の無量小路共美さんによる「森のスケッチ&お茶会」、森で木を切ったりして遊びたい人は講師の無量小路清さんによる「森の基地づくり」、引き続き木登りしたい人は「ツリークライミング」と、それぞれ分かれてプログラムを楽しんだ。

「森のスケッチ&お茶会」・・・「午前中はロープと目標物ばかり見ていて、木全体を見ることがなかったと思います。今度は、自分たちの登った木を上から下までじっくりと眺めながらスケッチしてみましょう」と講師の共美さん。はがきサイズの紙に、土と葉っぱを使って指で着色するスケッチはパステルで描いたようなやさしいタッチ。「登ったときは、ゴツゴツとしていて強そうな木という印象でしたが、こうして描いていると、やさしい木なんだなと思いました」「よくみると、細い木」「こんなに大きい木だったとは」と、参加者はいろいろなことを発見。登っているときの印象とはまた違った木の姿を確認。全員の絵が完成したら、森の雰囲気をゆったりと楽しみながら、抹茶と干菓子で一服。完成した絵を木の間に吊して、ミニギャラリーをつくり、それぞれに感想の発表。森の新たな楽しみ方を学んだ体験となった。

←自分たちで描いた絵を見ながら、リラックスムードのお茶会。

「森の基地づくり」・・・「子どもたちは木を切るだけでも、すごく楽しんでる。それに基地をつくるっていうのは、創造力を刺激するから、もう夢中になっちゃうんです」と、講師の清さんが言うとおり、子どもたちは始まって早々、ノコギリを使って自分たちの世界に没頭。中にはお母さんたちに指示を与えながら作業を進める女の子グループも出現。木を切る体験をしたいというお母さんは、木透かし(こずかし。山に光を入れる意)を初体験し、大満足。切った木は、子どもたちが基地の材料に。最後に、つくった基地を壊す段階になると「壊すのやだー」「今度はいつ来られるの?」と、名残惜しそうな子どもたち。森は、子どもたちの心に忘れられない思い出を刻み込んだようだ。

← 「こんなに大きな基地をつくっちゃった!」
15:05~

閉会式&記念撮影

「今日は木と友だちになれた?今日の体験をきっかけに、家へ帰ったら地球のために何か行動を起こしてくださいね」と、ジョンさんからあいさつ。最後は全員で元気よく記念撮影。「ツリー(Tree)!」

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