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平成14年

自然体験 | 組合員レポート

FUN FOREST 森の教室

ジョンさんと森で遊ぼう!ファンフォーレスト(第12回)

平成14年6月1日(土) くもりのち晴れ

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まぶしい日差しに輝く新緑。耳をすませば春ゼミの合唱が聞こえ、初夏の訪れを感じさせるファンフォーレスト。12家族50名が集まって、ツリークライミングや自然体験プログラムを楽しんだ。

09:00~

受付&準備

到着順に受付を済ませ、TCJ(ツリー クライミング ジャパン)スタッフの指導のもと、クライミングサドルを装着して準備完了。早々に到着した参加者は、「上の森に行った? 木と木にロープを張って渡れるようにしたよ!」というジョン・ギャスライト氏と一緒に森の中へ。さっそくロープ渡りに挑戦した子どもたちは「わおー、揺れるー」「うぉー」と大はしゃぎ。

10:00~

森の中の開会式

ギャスライト氏が「ツリークライミングは、木と友だちになることが大事。触ったり、匂いをかいだりして楽しもうね!」とあいさつ。「今日は、面白いものを拾ったよ」と取り出したのは、エビフライそっくりの形のマツボックリ。「リスが食べてエビフライになったよ。ほかにも鳥や食べた動物によって形が違うよ、ほら」と見せると、思わずギャスライト氏の周りに駆け寄る子どもたち。次に取り出したのは、フットボール大の大きなマツボックリ。「これは、ぼくが登ってきた木から取ってきた、世界一大きいマツの木のマツボックリだよ。」

←リスが食べたマツボックリ(通称エビフライ)に興味津々。
10:10~

木のものまねストレッチ

参加者全員で手をつないで大きな輪をつくり、スギ、マツ、コナラ、縄文スギになりきってストレッチ。あちこちに枝(腕)を伸ばしたり、台風が来るとクニャクニャ踊ったり。体がほぐれてきたら、みんなでドングリに。「殻の中に種が入っているよ。勉強や仕事、辛いことがあるときは、固い殻になってるね。でも、やさしい声をかけられるとヒビが入って、殻から飛び出すよ!」。パッと殻を破ったら、大きくジャンプ!

10:20~

ツリークライミング

ロープを木にかけるために、最初に枝に投げる「スローライン」をギャスライト氏が実演。1回、2回、3回目。なかなかうまくいかないギャスライト氏に、参加者全員が「ジョンさん! ジョンさん!」と大声援。すると、見事成功! 大きな木に使う「ビッグショット」(パチンコ)も登場。ビュッという音とともに、高い枝にロープがかかると歓声があがった。

盛り上がったところで、コナラ、ヒノキ、クヌギ、アベマキ、カラマツの5つのグループに分かれて、いよいよツリークライミング開始。ひと通り登り方の説明を聞いて、さっそく挑戦。ギャスライト氏はそれぞれのグループを回って、途中まで登った参加者のロープを揺らしてブランコをすると、大人も子どもも大喜び。一緒に登って、男の子を「キャッチボールじゃなくて、キャッチボーイね」と、お父さんとキャッチし合ったり、子どもたちと一緒に木に抱き付いて「僕たち、木の上のだっこブラザーズ」と笑顔でポーズを決める。初めは怖々だったお父さんも「ちょっと登るだけで世界が変わりますね」と満足気。お昼が近づくと子どもたちは口々に「てっぺんでごはんが食べたいよー」「もっと登りたーい」。友だちになった木と離れがたい様子。

←木の上で握手! どう? 決まってる?
←ハァーイ! コアラの親子に見えるかな。
←こんなに上まで登っちゃった。遠くまで見えるよ。
12:00~

昼食

家族ごとにシートを広げてお弁当タイム。ギャスライト氏が昼食中の家族を訪問して、合言葉「ツリー(Tree)!」でにっこり記念撮影。

13:00~

自然体験プログラム

午後は「ネイチャークラフト」(講師:栗谷本征二氏)、
「ネイチャーゲーム」(講師:原令子氏)、
ツリークライミングの3つのコースに分かれてスタート。

ネイチャークラフト

「森に入ったら五感を働かせることが大事。見る、聞く、匂いをかぐなど味わって」と講師の栗谷本氏。栗谷本氏の用意したフウの実、ナンキンハゼ、ヤシャブシの実を使って、ハンガーにぶら下がる5羽の小鳥をつくる。森でハンガーに使う小枝を探した後、フウの実は体、ナンキンハゼは目、ヤシャブシの実はくちばしに変身。帽子をかぶせたり、耳を付けたり、ゆらゆら揺れるユーモラスな作品たちのでき上がり!

←「朴葉で風車ができますよ」。森にあるたくさんの遊びも紹介してもらう。

ツリークライミング

午後も人気のツリークライミング。うまく枝の上に座って「涼しくて気持ちいいー」とリラックスする男の子。木に抱き付いてコアラになりきったお父さんは「こんなに面白いものはないなー」とニコニコ。みんなすっかり木となかよし。TCJスタッフの指導で、スローラインに挑戦する子どもたちも。森には終始にぎやかな声が響いた。

ネイチャーゲーム

「木のねっこ」「木の芽」などを探す「フィールドビンゴ」をしながら森の中へ。「今日は、五感の一つ『目』をお休みにします」と講師の原氏。3グループに分かれバンダナで目隠しをして「目隠しイモムシ」に挑戦。前の人の肩に手をかけてイモムシになり「恵那山ネイチャーゲームの会」スタッフの先導で、森の中をゆっくり歩く。次は、森の中に張った1本のロープを頼りに歩く「目隠しトレイル」。途中、枝にぶつかって驚いたり、声を頼りに助け合ったり。目隠しを外すと「もっと広いところを歩いていると思った」と、びっくりする男の子や「今まで感じなかった匂いを感じた」というお母さん。いろんな匂い、感触、音を感じた参加者たちは、日々の喧騒から離れ、静かでゆったりとした時間を過ごした。

←「この手触りは落ち葉?」「土って、少し掘ると冷たいね」。
14:50~

閉会式&記念撮影

「今日の体験で、きっと木を見る目が変わるよ。地球は大きな貯金箱。私たちは少しずつ貯金を下ろしているね。これからは地球に感謝して、返すことも考えようね」とギャスライト氏。みんなで森に「ありがとー!」とお礼を言って、とびっきりの笑顔で記念撮影。

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